2007年8月6日放送の「ナニワ音楽ショウ」(MBSラジオ)に中島みゆきがゲスト出演している。
シングル『一期一会』やTOKIOに提供した『宙船(そらふね)』にまつわるエピソード。
大阪のソウルフードであるタコ焼きへの思いや、自分のレコードを聴かないという理由まで。
プライベートからアーティストとしての素顔が垣間見える放送回だ。
3人の対談をみていこう。
(※部分的に編集しています)
この記事は、
- 『一期一会』『宙船(そらふね)』のエピソード
- 中島みゆきとタコ焼き
- 笑福亭鉄瓶の師匠・笑福亭鶴瓶と中島みゆきの共演
- 中島みゆきが自分のレコードを聴かない理由
について書いてます!
『一期一会』について
司会は、歌手の大西ユカリと落語家の笑福亭鉄瓶。
みゆき「お邪魔しまっす~」
鉄瓶とは初対面だが、大西とは久しぶりの再会のようだ。
中島みゆきの家には、大西のCDが棚に置いてあり、他を圧倒するほどの存在感を放っているらしい。
中島みゆきは、なぜ、この番組へ出演することになったのだろうか?
ユカリ「なんで来はったか、だいたい分かるでしょ? 新しい曲ですよ(笑)」
みゆき「そうでもなきゃ私は働きませんって(笑)」
その中島みゆきが引っ提げてきたのが、2007年7月11日にシングルリリースされる『一期一会』。
紀行番組「世界ウルルン滞在記”ルネサンス”」(TBS系)の主題歌として中島みゆきが提供した曲だ。
ちなみにB面曲『昔から雨が降ってくる』はエンディング曲に起用されている。
みゆき「どっちかでどうぞって感じで2つのタイプをお渡ししたんですけど、両方になったんですね。騒々しい方と静かな方と両方お渡ししたんですけど、両方あるなら両方ってことで(笑)」
中島みゆきとタコ焼き
ユカリ「ところでタコ焼き好きですか?」
みゆき「好きですよ。粉もの大好きです」
どうやら大西ユカリから中島みゆきへプレゼントがあるらしい。
この流れからいくとタコ焼きなのだろうが、渡されたものはタコ焼きキット。
これには中島みゆきもビックリ、
みゆき「大阪の場合は焼いてくれるんじゃないの?」
キットの内容を見ると、粉、ソース、生姜、箸、タコ焼き器etc.
自作のお好み焼きを楽しめるという訳である。
みゆき「マネージャー焼いてね~!」
はなから自分で焼く気はないようだ。
1つ1つのタコ焼きの型が並ぶ専用の鉄板。
大阪の家庭には、このようなタコ焼き器が普通に置いてあるということは聞いていたが、それを目の当たりにするのは初めてだという。
中島みゆきにとってのタコ焼きは屋台で買うものという印象が強い。
いつもはソースのかかったものをパックごと家に持ち帰って、ふやけたものを食べている。
だがこれは、大阪人からすればタブー。
屋台のタコ焼きを持ち帰る際は、ソースをかけずに持ち帰って、それを再度、家にあるタコ焼き器で焼くのが大阪の流儀なのである。
これにより、外カリカリ中ふんわりの上質なタコ焼きがいただけるのだ。
みゆき「これからの私のタコ焼き人生は変わるのかなあ」
鉄瓶「油飛びますんで下に新聞紙敷いてくださいね」
みゆき「新聞紙!?」
北海道出身の中島みゆきにとって、新聞紙は茹でた毛ガニを包むために存在している。
だが所変われば品変わるとはまさにこのこと。
笑福亭鶴瓶と中島みゆきの共演
司会の笑福亭鉄瓶は、笑福亭鶴瓶の門下生である。
3年間は、修行を兼ねて鶴瓶の邸宅で過ごさなければならない。
暇な時には鶴瓶が出演したビデオを見放題という特典があり、鉄瓶も片っ端から鑑賞していた。
と、そのコレクションの1つに、中島みゆきと鶴瓶が共演している番組を見つけたのだった。
鉄瓶「ウチの師匠がまだオーバーオール着てアフロ時代のときに、北海道でロケやってはったんですよ。牧場に行ってはった時に、真横に中島みゆきさんがいてはって」
鉄瓶が見たのは、1980年7月27日に放送された「鶴瓶のミッドナイト・レイン」(関西テレビ)という番組だ。
だが、大昔に放送されただけに、中島みゆきは全く覚えていないらしい。
みゆき「何してたんでしょうね」
ユカリ「テレビあんまり出ていないイメージがありましたけどねぇ」
『宙船(そらふね)』とTOKIOと中島みゆき
話題はTOKIOへ提供した『宙船(そらふね)』へと移る。
この曲が主題歌となった2006年放送のドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(日本テレビ系)は、TOKIOの長瀬智也が主演である。
中島みゆきも、このドラマを観ていた。
みゆき「観ました? 面白かったですよねぇ!」
その翌年、今度はドラマ「受験の神様」(日本テレビ系)の主題歌に、TOKIOへ提供した『本日、未熟者』が起用された。
2作に渡ってのコラボだが、実は、中島みゆきはTOKIOとは会ったことがない。
みゆき「会わせてもらえないんですよ。会わせると私、何しでかすか分からないからアハハハ!」
だが、曲の細かいやり取りについては文通という形が取られたという。
中島みゆきが自分のレコードを聴かない理由
大西ユカリ曰く、少し前にこの番組で、賞金を出して中島みゆきに関するクイズをリスナーへ向けて出題している。
その問題は、どこかの雑誌のインタビュー記事をもとにして作られた。
インタビューは、自分の作ったレコードは粗が目立つから聴かないという内容だった。
本当なのだろうか?
みゆき「記事になる時ってのは、多少強調されるところありますけどね。何かの資料として取り出して聴くってことはありますけど、あえて聴くってのはないですね、やっぱり」
ユカリ「家でご自分の曲を聴いたりとかは?」
みゆき「聴かないですね。聴くと直したくなるでしょ? ミックスとかマスタリングとかやっててキリがないんです。やってるといつまでもやっちゃうんですよね」
だから、曲をリリースした後にコンサートでいざ歌うとなれば、言い訳のように今の都合に合わせたアレンジで披露するのだ。
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