1986年12月1日の「中島みゆきのオールナイトニッポン」に玉置浩二がゲスト出演している。
中島みゆきと同じ北海道&ポプコン出身者と、共通点の多い2人。
ポプコンでの思い出や、睡眠時間、ラーメンへのこだわりなど、2人のプライベートが垣間見える放送回だ。
2人の対談をみていこう。
(※部分的に編集しています)
この記事は、
- 玉置浩二と中島みゆきのポプコン時代
- 玉置浩二と中島みゆきの睡眠時間
- 玉置浩二と中島みゆきのラーメンへのこだわり
- 「玉置」という苗字について
について書いてます!
玉置浩二とは?
玉置浩二は、1973年に地元の北海道旭川で、安全地帯というロックバンドを結成。
その後、1982年に『萠黄色のスナップ』という曲でシングルデビューしている。
『ワインレッドの心』が71万枚の大ヒットを収め、その後もヒットを出し続けた。
ソロとしても活躍し、「玉置浩二」名義でリリースしたシングル『田園』は92万枚のセールスを記録した。
玉置浩二と中島みゆきのポプコン時代
グランプリまで辿り着かない安全地帯
2人の共通点は、出身が同じ北海道であるということ。
また、2人は、ヤマハポピュラーソングコンテストのステージを踏んでいる。
中島みゆきは、第9回本選会で『傷ついた翼』で入賞、第10回本選会では『時代』でグランプリを獲得している。
一方、玉置浩二の所属する安全地帯は、第12回大会で北海道代表として出場している。
中島みゆきは、楽屋の方から「プロの方が歌っているわ」と羨望の眼差しで眺めていたが、後で自分より年下だということを知り愕然としたという。
安全地帯は、実力はありつつも、なかなかグランプリに辿り着かないバンドで有名だった。
中島みゆきの目当ては弁当代
みゆき「ああいうコンテストってポプコン以外出てましたっけ?」
玉置「ええ、出てましたね」
みゆき「やっぱりね」
玉置「きっかけあった方が日頃の張り合いになるし」
中島みゆきも、「コンテスト荒し」という異名を持つほど、アマチュア時代は数々の大会に出ていた。
だが、中島みゆきの場合、その動機は玉置とは異なる。
みゆき「私なんか単に賞金欲しかったですもんねハハハ!」
賞金だけではなく、負けても勝っても交通費と弁当代が出てくるのが中島みゆきにとってポイントが高いようだ。
みゆき「一番払いが良かったのはポプコンでした(笑)」
ヤマハポピュラーソングコンテストのつま恋本選会では、豪華な弁当が支給される。
楽屋で、他の出場者が緊張で喉が通らない中、中島みゆきはすこぶる食が進んだ。
だが、さすがに周りの雰囲気に気を遣い、いくらかおかずを残したことが、今となっては未練となっている。
一方、玉置の方もおかずを残しているが、彼の場合は、単に嫌いなおかずがあったというだけのようだ。
林哲司との思い出
中島みゆきは、ポプコン時代に、大物と出会っていることを明かす。
リハーサルの時に、みんなで音合わせをしている時に、ある1人の男がやって来て、チューニングの際に必要なカポを貸して欲しいと要求してきたのだ。
その男というのが、林哲司。
後に、竹内まりや『SEPTEMBER』、杏里『悲しみがとまらない』、中森明菜『北ウィング』など、多くの曲を生み出したヒットメーカーだ。
カポを忘れてきた林を、「なんて間抜けな人なんだ」と中島みゆきは思ったという。
玉置浩二と中島みゆきの睡眠事情
予め用意されていた質問が読み上げられる。
Q 睡眠時間は?
玉置「あんま寝てないですね」
この頃の玉置は、仕事が緩やかで時間に余裕があり、趣味に没頭していた。
玉置「家の中のインテリアを探すためにデパート回ってます」
最近家が決まったらしい。
中島みゆきが、インテリア巡りにはメジャーが必須だとアドバイス。
以前、ソファを購入した中島みゆきは、戸口を通らないサイズを選んでしまったため、泣く泣く他の人に譲ったという苦い経験があった。
中島みゆきの睡眠時間
一方、中島みゆきの睡眠時間はというと、5時間。
コンサート期間で忙しいということもあるが、これはほんの序の口で、レコーディングの時になれば、1~2時間はザラだという。
玉置浩二にとって、7~8時間の睡眠が、体のコンディションを保つには最適らしい。
玉置「本気を出せば10時間以上寝れますけど、寝すぎると今度は逆に調子が悪くなるから」
玉置浩二と中島みゆきのラーメン事情
博多ラーメンの衝撃
Q 最近食べた一番おいしいものを教えてください。
玉置「スーパーで見つけた新しいインスタントラーメンです」
みゆき「麺類、いいですよねぇ」
玉置浩二のお気に入りのインスタント麺というのが博多ラーメン。
北海道出身の2人にとって、博多ラーメンを初めて食べた時の衝撃は大きかったようだ。
みゆき「初めて食べた時、ショックじゃありませんでした?」
玉置「大ショックでした」
北海道の人間からすると、まず麺に違和感がある。
玉置「そうめんを茹ですぎたような麺とか」
みゆき「紅ショウガがのってんの。食べてるうちにどんどんスープがピンクになんの」
玉置にとって、おいしいかどうか初めは判断し難かったようだ。
豚骨ベースのあの匂いも臭く感じ、店員に「みそください」と追加注文したのだという。
札幌の空港のラーメン屋
札幌の空港の2階にある青龍というラーメン屋に、よく好んで足を運ぶという玉置浩二。
一方、中島みゆきは、1階にあるラーメン屋の方がお好み。
みゆき「2階のお店はもやし入ってるでしょ? あれが嫌なの」
玉置「僕、玉ねぎがダメなんです」
玉置の玉ねぎ嫌いは徹底している。
出前でカツ丼を頼むときは、必ず「玉ねぎ抜き」を注文する。
だが、そういう時に限って、玉ねぎの代わりに三つ葉がのっていたりする。
玉置「三つ葉も、僕ダメなんです」
最近では、「玉ねぎと三つ葉抜き」と注文するようになった。
その代わり、汁は多めにしてもらっているんだとか。
みゆき「なるほどね。具はなくても汁だけで食べれるとこあるし」
「奢る派」の玉置浩二と「奢らない派」の中島みゆき
Q 人に奢ったりすることはありますか?
玉置「僕は、奢ります」
何か欲しいと誰かが言えば、ポ~ンと気前良く奢るのが玉置浩二の流儀。
みゆき「うわあ、こういう人、貴重よ!」
そんな中島みゆきはというと、酒が入って気持ちが大きくなっている時には奢ることはある。
だが、基本、財布を出すタイミングが遅いので、もたついている間に他の人が勘定を済ませてしまったということが多々あるんだとか。
それとは対照的に、玉置は、お開きの頃合いをみて、事前に自ら会計を済ませてしまうという。
「玉置」という苗字について
玉置「最近は、顔見たらタマキさんと言われますけど、病院なんかだとタマオキさんですよ」
この頃、「玉置」という苗字は世間的に珍しかったのだろうか。
字ヅラだけだとタマオキと読まれることが多く、中島みゆきもそのタマオキで初め読んでいた。
グルメ通の玉置浩二
Q 色々喋りましたけど、最後に言いたいことありますか?
玉置「おいしい和食屋さんありませんかね?」
また、食べ物の話題に戻ってしまった。
気軽に入れて、高級というのではなく大根おろしに出し巻き卵やすぐ出せるような焼き魚…そんなお店。
みゆき「情報交換しましょうか?」
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