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中島みゆき『LOVE OR NOTHING』の曲解説&みんなの感想【試聴あり】|『空と君のあいだに』『ひまわり“SUNWARD”』『流星』を収録したアルバム

LOVE OR NOTHING

1994年の中島みゆきのオリジナルアルバム『LOVE OR NOTHING』

『空と君のあいだに』が週間オリコンチャート1位を獲得した後にリリースされ、こちらも1位を獲得したアルバムだ。
ロックからバラード、少し歌謡曲etc.、初心者にとっても親しみやすいラインナップになっている。

1曲ずつみていこう。

この記事は、

  • 『LOVE OR NOTHING』の特徴
  • 『LOVE OR NOTHING』の曲解説&みんなの感想

について書いてます!

夢おじ子
夢おじ子
中島みゆきの曲を全て聴いてきたファン歴30年以上の夢おじ子が解説!

中島みゆき『LOVE OR NOTHING』

1994年リリースのオリジナルアルバム。

  • 日本テレビ系ドラマ「家なき子」の主題歌『空と君のあいだに』のストリングスバージョン
  • 映画「海ほおずき」の主題歌『眠らないで』

を含む全11曲。

【収録曲】
『空と君のあいだに』『もう桟橋に灯りは点らない』『バラ色の未来』『ひまわり“SUNWARD”』『アンテナの街』『てんびん秤』『流星』『夢だったんだね』『風にならないか』『YOU NEVER NEED ME』『眠らないで』

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『LOVE OR NOTHING』の特徴

週間オリコンチャート1位

『LOVE OR NOTHING』は、1994年10月21日にリリースされ、週間オリコンチャート1位を獲得した。
アルバムにおける1位獲得は、1988年の『グッバイガール』以来6年ぶりだ。

⇒『グッバイガール』の解説&みんなの感想

コンセプトは弦楽器

1994年「FMSTATION」10月24日号のインタビューで、このアルバムが、ストリングス(弦楽器)の曲から始まりストリングスの曲で終わるという構想のもと制作されたことが語られている。
曲順については、あらかた決まっていたが『空と君のあいだに』をどこに入れるべきかは最後まで悩んだという。
その結果、1曲目に据えること決め、また、ストリングスから始まるという当初の構想も崩したくなかったので、この曲をストリングス仕様にした。

David Campbellによるストリングスアレンジ

1988年以降、中島みゆきの楽曲アレンジを手掛けているのは主に瀬尾一三である。
だが、ストリングスを伴う曲については、David Campbellが手掛けることが多い。
David Campbellは、曲の中の歌詞を重視し、そこから見えてくる気持ちに基づいて音を立ち上げていく。
中島みゆきは、彼のサウンドを以下のように語る。

「歌を消してオケだけ聴いても、感情は決して違ってないんです。バックにストリングスがただ鳴っているというんじゃなくて、弦がちゃんと歌ってるんですよ」

本アルバムは、全体的にストリングスの曲が多いため、他のアルバムと比べてもDavid Campbellが大きく関わっている。

David Campbellは、マライア・キャリーマイケル・ジャクソンエルトン・ジョンエリック・プラントン松任谷由実X JAPANなど、名立たるアーティストの作品にも携わっている。

タイトルの意味

LOVE OR NOTHING…「愛か無か」

1994年「FMSTATION」10月24日号のインタビューで、タイトルについて以下のように語っている。

「男の人だと、きっとこれは「LOVE AND NOTHING」になるかもしれないけど、私の場合は「OR」にしかならないですね。中間の関係って、私はダメなんですよ」

ジャケット写真に思わぬ憶測

1994年9月17日放送の「中島みゆき お時間拝借」(TOKYO FM)の中で、ジャケット写真で着ていた衣装が、何百万円相当のフォーマルドレスであることを自慢げに語っている。
これが一部の人には下着に見えたのか、週刊誌には「ついに中島みゆきがセミヌード!」という見出しが踊った。
リスナーからのお便りでこのことを知った中島みゆきは、「新しい客層を開拓」と、追い風にしようとするしたたかさを見せている。

『LOVE OR NOTHING』曲解説&みんなの感想

『空と君のあいだに』

⇒『空と君のあいだに』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三 David Campbell

1994年放送のドラマ「家なき子」(日本テレビ系)の主題歌として書き下ろされた。
140万枚以上のセールスを記録し、中島みゆき最大のヒット曲となった。
こちらに収録されているのは、ストリングスバージョンで、映画「劇場版 家なき子~みなし子すずの哀しい旅」の主題歌に起用された。

ドラマに登場した犬の視点から、主の孤独が描かれている。
主のためなら悪役をも引き受けるといったくだりは、愛の大きさを感じさせる。

空と君とのあいだには
今日も冷たい雨が降る
君が笑ってくれるなら
僕は悪にでもなる
(『空と君のあいだに』より)

⇒『空と君のあいだに』の記事はコチラ

『もう桟橋に灯りは点らない』

⇒『もう桟橋に灯りは点らない』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

「どう? カッコイイでしょ?」
初めてラジオ番組でこの曲をオンエアしたときに、中島みゆきはリスナーにこう言った。

春夏秋冬を辿りながら2人の思い出を振り返っていく。
密かに会っていた思い出の桟橋は、姿を消そうとしている。

もうあの桟橋に灯りは点らない
ただ潮風だけが置き去りのまま
だれも覚えていないあの桟橋は
きれいなビルになるらしい
(『もう桟橋に灯りは点らない』より)

『バラ色の未来』

⇒『バラ色の未来』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

「血管ブチ切れそうになりながらベースを弾いていた」と、中島みゆきが語るのは後藤次利の演奏。

当初は打ち込み(前もって演奏を入力して再生する技術)で三連のベースを実現しようとしていたが、それでは冷たい音になってしまう。
中島みゆきが後藤に「やれるもんなら弾いてみて」とけしかけたところ、予想を上回るレベルで弾きこなしてしまったのだ。
中島みゆき曰く、格闘技さながらのレコーディングだったとか。

教えてよ 僕の憧れてたあの頃
バラの色はどんな色だったというのか
僕は僕は手紙を書く
僕にあてて手紙を書く
(『バラ色の未来』より)

『ひまわり“SUNWARD”』

⇒『ひまわり“SUNWARD”』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

イギリスから中国へ返還される前の香港公演のラストで歌われた曲。
国籍や人種で区別しようとする世の中への批判が読み取れる。
不条理なルールを敷かれたとしても、ひまわりはどんな場所でも育っていくのだ。

たとえ どんな名前で呼ばれるときも
花は香り続けるだろう
たとえ どんな名前の人の庭でも
花は香り続けるだろう
(『ひまわり“SUNWARD”』より)

⇒『ひまわり“SUNWARD”』の記事はコチラ

『アンテナの街』

⇒『アンテナの街』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

コーラスには、中島みゆきのマネージャーを含む多くのスタッフが参加している。
主旋律の裏には、別のメロディが隠れているという。

暗黙のルールから外れないようにお互い常に眼を光らせている。
そんな息苦しい社会から逃げ出すということも、1つの勇気なのだ。

はるかに流れる血縁の流れ
似てない子供を愛してください
はるかに流れる血縁の流れ
似てない子供を愛してください
(『アンテナの街』より)

⇒『アンテナの街』の記事はコチラ

『てんびん秤』

⇒『てんびん秤』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三 (ブラスアレンジ David Campbell)

てんびん秤が釣り合うように損得勘定では生きていけない。
恋をするたび、バランスが狂いだすのだから。

てんびん秤に乗せるとしたら
あんたと もうひとつは地球
純情と人情は彼女のため
色情と薄情はあたしのため
(『てんびん秤』より)

『流星』

⇒『流星』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

コンサートツアーの移動中の風景をモチーフに作られた曲。

サービスエリアには各地からのナンバーが集う。
全国を駆け巡る大型トラックのヘッドライトは、まるで流星さながらである。

香川 新潟 大阪 宮城 姫路 山口 袖ヶ浦
流れる星よ いつか最後にどこへたどりつこうというのだろうか
(『流星』より)

⇒『流星』の記事はコチラ

『夢だったんだね』

⇒『夢だったんだね』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

夢を見るには覚悟が必要。
あまり浮かれてしまうと、あてが外れた時のダメージは大きすぎる。

身の程少し思い知っていたら
人生に悲しみは ほとんどないのに
願いと予感はまちがえやすい
信頼と期待はあまりにも似ている
(『夢だったんだね』より)

『風にならないか』

⇒『風にならないか』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

自分に囚われてしまうと生きるのが辛くなる。
風のように無になってしまえば、ずいぶん心は楽になる。

二度とだれかを傷つけたくはない
されど自分が傷つきたくもない
互い違いに心は揺れる
あてにならぬ地図を持ち ただ立ちすくんでいる
もう風にならないか
ねぇ風にならないか
(『風にならないか』より)

『YOU NEVER NEED ME』

⇒『YOU NEVER NEED ME』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三 David Campbell

YOU NEVER NEED ME…「あなたは決して私を必要としない」

ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が、中島みゆきの失恋ソングで推していた1曲。
表情に変化をつけながら歌うことで、主人公の心の揺れを見事に表現していると評している。

自分にとって空気のように大切な存在。
だが、皮肉にもその相手は、自分のことを必要としていない。
そんな矛盾を嘆いた1曲。

もしも私がいなくてもあなたは何も困らない
少し探してみることもなく すぐに忘れてゆく
You never need me You never need me
なぜ私ではなくて彼女でなければならないの
(『YOU NEVER NEED ME』より)

『眠らないで』

⇒『眠らないで』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三 David Campbell

唐十郎が脚本を手掛けた1995年の映画「海ほおずき」の主題歌に起用された。
2021年には、工藤静香がカバーしている。

後半は、ストリングスの演奏が延々と続き、まるで映画のエンドロールを見ているような錯覚に陥る。

眠らないで 眠らないで
ずっと ずっと ずっと
このままふたり
いつまでも歩きましょう
(『眠らないで』より)

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