1993年の中島みゆきのアルバム曲『風の姿』
女優・中江有里へ提供された曲であり、中江が主演するドラマの劇中歌やCMイメージソングにも起用されている。
中島みゆきと中江有里の接点や、この曲を書いてもらった中江の心境についてみていこう。
この記事は、
- 『風の姿』は中江有里に提供された曲
- 中島みゆきと中江有里の接点
- 『風の姿』について中江有里が思うこと
について書いてます!
中島みゆき『風の姿』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 倉田信雄
中江有里への提供曲
中島みゆきと中江有里の接点
『風の姿』は、1992年に中島みゆきが女優・中江有里へ提供した曲だ。
中江は、主演を務めた1992年公開の映画「奇跡の山 さよなら、名犬平治」の中で中島みゆきの曲と出逢う。
中島みゆきがこの映画のために書き下ろした主題歌『誕生』だ。
中江の公式ブログによると、この曲をきっかけに、これまでの中島みゆきの曲を遡るように聴き始めたという。
そして、これがきっかけで、中江の4枚目のシングル曲を中島みゆきに書いてもらうことになったのだ。
中江有里
1989年にアイドル雑誌のコンテストで優勝し、芸能界デビュー。
女優、歌手、現在では情報番組のコメンテーターとしても活躍。
その才能は多岐に渡り、自身が書いたラジオドラマの脚本が、2002年NHK大阪放送局主催「RKBラジオドラマ脚本懸賞」に入選。
以降、脚本家としても活動している。
ドラマ劇中歌&CMイメージソング
『風の姿』は、NTTコードレスルームテレフォンのCMイメージソングや、中江有里主演ドラマ「綺麗になりたい」(日本テレビ系)の劇中歌に起用された。
中江がドラマで演じたのは、「風子」というエステティシャンの役。
同じ「風」繋がりのこの両者に、中江は運命めいたものを感じており、以下のように語っている。
「一見明るく元気な「風子」の本心が『風の姿』に表れているのでは?」
「らしい」と言われて付けてたブレス
鎖の角が本当は痛かった
悪く言われて破って捨てた
シフォンのシャツが本当は好きだった
(『風の姿』より)
『風の姿』に中江有里が思うこと
中江有里は、2020年5月16のTwitterの中で、『風の姿』について以下のように語っている。
「人から持たれるイメージと本来の自分の間で惑っていた当時の私を見抜かれた思いがしました」
そんな人だと思わなかった、と言われて
どうして涙が出たの
どんな人だと思われたくて
どこの誰の真似をしてきたの
(『風の姿』より)
ブログでは、10代最後に中島みゆきに作ってもらったこの曲を、今は、当時の自分に向けて歌っていると明かしている。
セルフリメイクされた『風の姿』
2021年1月27日、中江有里は、アルバム『Port de voix (ポールドヴォア)』をリリースした。
この中には、28年ぶりに歌われた『風の姿』が収録されている。
中江曰く、自分の内面の変化から、オリジナルとは違う歌い方になっているとのこと。
『風の姿』はこんな曲
周りの目を気にして、本当の気持ちを抑え込んでしまう。
本当の自分の姿を模索するが、それは風のように捉えどころがないのである。
風の姿を誰か教えて
愛の姿を誰か教えて
数えきれない数の定義じゃなくて
たった一人の愛の言葉で
私をうなずかせて
(『風の姿』より)
『風の姿』のみんなの感想
中島みゆきのアルバムを聴いていたら、「風の姿」が流れてきまして。これ、中江有里も歌っていたんですよね。中江有里を好き過ぎて、「風の姿」シングル買ったことを思い出して泣いた。
何この気持ち。— ドン・レトロ (@retoro_man) May 24, 2022
愛とはああでもこうでもない、と歌を通してあれこれ考える中島みゆき様も好きだけど、定義を放棄してしまう「風の姿」の歌詞も好き
「数えきれない数の定義じゃなくて たった一人の愛の言葉で 私をうなずかせて」。それだけ自分を委ねたくなる人がいるのもまた愛だね
元々提供曲だったと聞いて納得— ありか (@sugar57cent) September 17, 2021
中島みゆきの「風の姿」、
<「らしい」と言われて付けてたブレス 鎖の角が本当は痛かった
悪く言われて破って捨てた シフォンのシャツが本当は好きだった>
っていう歌詞は、「自分らしさ」をこれ以上ないくらい的確に言い当ててるからビックリする。— Moi (@coffee_moi) January 20, 2019
『風の姿』をフルで聴く方法
単品購入
収録アルバム
『時代-Time goes around-』
1993年リリースのオリジナルアルバム。
- 1993年版『時代』
- 幻のデビュー曲と言われている『あたし時々おもうの』
- 工藤静香に提供した『慟哭』
を含む全11曲。
【収録曲】
『時代』『風の姿』『ローリング』『あどけない話』『夢見る勇気(ちから)』『あたし時々おもうの』『流浪の詩』『雨月の使者』『慟哭』『孤独の肖像1st.』『かもめの歌』
⇒『時代-Time goes around-』の解説&みんなの感想
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