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鬼龍院翔が中島みゆきを考察【試聴あり】|2020年放送「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)より

2020年5月24日、「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)で、中島みゆき失恋ソング特集が放送された。
解説するのは中島みゆきのファンクラブ会員でもあるゴールデンボンバー鬼龍院翔
出演者は、関ジャニ∞村上信五横山裕大倉忠義、芸人の高橋茂雄、俳優の古田新太足立梨花

彼のオススメする失恋ソングを1つずつみていこう。

この記事は、

  • 鬼龍院翔が考える中島みゆきの失恋ソング
  • 鬼龍院翔のオススメ中島みゆき失恋ソングとその考察

について書いてます!

夢おじ子
夢おじ子
中島みゆきの曲を全て聴いてきたファン歴30年以上の夢おじ子が解説!

鬼龍院翔とは?

鬼龍院翔は、ビジュアル系エアーバンドのゴールデンボンバーのボーカルだ。
楽曲の作詞・作曲・編曲までを手掛けている。
中島みゆきの曲に励まされ続け、現在、ファンクラブの会員である。

鬼龍院翔が考える中島みゆきの失恋ソング

20歳の頃に大失恋した鬼龍院翔は、中島みゆきの失恋ソングにドハマリしたという。
鬼龍院が経験した失恋の厳しさは、中島みゆきの歌そのものだったのだ。

「恋愛の歌には4つのジャンルがある」

鬼龍院は持論を展開。
その4つのジャンルとは、

  1. 「出会い」の歌
  2. 「うまくいっている状況」の歌
  3. 「悪くなっていく状況」の歌
  4. 「別れ」の歌

このうち、中島みゆきの歌は「別れ」の歌に該当する。

  • 『うらみ・ます』
  • 『わかれうた』

男たちを震え上がらせた名曲からも、それが分かる。

鬼龍院翔オススメ中島みゆき失恋ソング

『どこにいても』

⇒『どこにいても』(レコチョク試聴あり)

1986年のシングル『見返り美人』のカップリング曲。
どこにいても、つい、男の姿を探してしまう恋心を描いた1曲だ。
鬼龍院翔は、特に、最後の一節が秀逸だと熱く語る。

あなたが けしているはずのない 確かすぎる場所がある
泣けてくる わたしの部屋
(『どこにいても』より)

鬼龍院は、これと似た曲に、山崎まさよし『One more time, One more chance』を挙げている。

いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
向かいのホーム 路地裏の窓
こんなとこにいるはずもないのに
(『One more time, One more chance』より)

だが、この曲がロマンティックさを残しているのに対し、中島みゆきの『どこにいても』は悲しみが徹底している
1ミリも可能性のないフラれ方をしている鬼龍院にとって、ものすごく共感できる曲だという。

村上信五は、失恋時に中島みゆきを聴くことへ疑問があるようだ。

村上「辛くない? 自分に追い打ちかけるみたいで」
鬼龍院「もし失恋した時に失恋ソングを聴いてなければ、心に沁みるという感動を経験することはなかった」

横山裕は、失恋した人間には、以下の2つのパターンがあると語る。

  1. ハッピーな音楽でテンションを上げる人
  2. 暗い音楽でとことん落ち込む人

鬼龍院は、後者だ。
同じ境遇の人がいるということに、自分の気持ちが癒されるのだという。

1991年「月刊カドカワ」11月号のインタビューの中で、中島みゆきは、失恋の歌ばかりを歌う理由について以下のように語っている。

「悲しいこととかそれこそ不幸にしてネガティブな場面に遭ってしまった時にさ、私の歌を思い出してくれればいいと思うわけ。道具としてね」

『YOU NEVER NEED ME』

⇒『YOU NEVER NEED ME』(レコチョク試聴あり)

1994年のアルバム『LOVE OR NOTHING』の収録曲。

好きなものや欲しいものは
次から次とあるけれど
必要なものというのは
そんなに多くはない
(『YOU NEVER NEED ME』より)

愛してしまうと、生きるために必要な存在になってしまうと歌うこの曲。

鬼龍院翔は、この1曲の中で変化していく歌い方に注目している。
Aメロでは穏やかだった歌声が、Bメロでは不穏さを帯びていく。
揺れ動く気持ちを、歌唱に変化をつけることで上手く表現しているのだ。

雨に耳をすまして私は怯えていた
いつか雨のように愛が
やんでしまう日のこと
(『YOU NEVER NEED ME』より)

高橋茂雄は、以下の歌詞に女の情念の根深さを感じると語る。

なぜ私ではなくて
彼女でなければならないの
Need me You never need me
今から何をすれば
必要と思ってくれるの
もう何もないの 何もないの
(『YOU NEVER NEED ME』より)

「もう何もないの」という歌詞については、横山裕古田新太とで見解が分かれる。
横山は、自分に言い聞かせていると捉えている。
一方、古田は、相手の男に「何もないの?」と問いかけているのではないかと読む。

高橋「もしこの曲をカラオケで誰か女の子が歌い始めたら、どう声を掛けたらいいのか分からない」

『涙 -Made in tears-』

⇒『涙-Made in tears-』(レコチョク試聴あり)

女が茶店の隅っこで1人、別れた男のことを思い返している。
情景描写が圧巻で、リアリティを演出するその言葉選びも卓越していると鬼龍院翔は語る。

忘れようと心を決めたのは
ひと足の途絶えだした 公園通り
メッキだらけの けばい茶店の隅っこは
雨やどりの女のための席ね
(『涙 -Made in tears-』より)

鬼龍院曰く、過去の思い出を振り返る歌は綺麗に描かれることが多い中、この曲はその手ではない。
失恋した女に似合う場所を綺麗に描かないことで、リアルを生み出しているのだ。
そして、以下の歌詞にも目を向けている。

今ごろ どうしておいでだろうか
今夜は 煙草が目にしみる
(『涙 -Made in tears-』より)

鬼龍院「泣いているのを煙草のせいにするその感性がカッコイイ」

そして極めつけは、サビの部分の歌詞。

男運は 悪くなかった
あんないい人 いやしないもの
男運は 悪くなかった
Made in tears
(『涙 -Made in tears-』より)

別れてしまっても、出会えたことを幸せに思う気持ちが描かれている。

大倉「こんないい女性を振るなんて悪い男だな」
高橋「こんな女の子は、もっかいエエ男と付き合う」

そんな2人に異議を唱えたのが古田新太

古田「過去の男に囚われ続けるのは、次に会う男に失礼」

だが、その古田の考え方は中島みゆきには通用しない。

鬼龍院「中島みゆきさんの曲には「次の人」という発想はないです」

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中島みゆきの失恋ソングは、男への当たりが厳しいという意見は多くある。
中島みゆきもその自覚があるようで、1992年「月刊カドカワ」11月号のインタビューの中でデビューしてしばらくは男に意地悪な歌が多かったと認めている
だが、その後、だんだん男の方にも事情があるということを知っていくのである。

「男の人にも色々あんのよねぇって、そりゃ思いやりの1つも出さなくちゃねぇ。うん、見方が増えたっていうことはあるね」

『この世に二人だけ』

⇒『この世に二人だけ』(レコチョク試聴あり)

1983年のアルバム『予感』の収録曲。
鬼龍院翔は、この曲を「レベル高めの絶望的失恋ソング」と呼んでいる。
妻帯者に想いを寄せる女の気持ちが描かれた1曲。
2人きりの世界を想像してみるが、そこでも成就しない切ない片想いだ。

二人だけ この世に残し
死に絶えてしまえばいいと
心ならずも願ってしまうけど
それでもあなたは 私を選ばない
(『この世に二人だけ』より)

無人島で2人きりになりたいという願望は誰もが抱くもの。
カッコ悪い感情だが、そういう部分も歌にしてしまう潔さを鬼龍院は高く評価している。

「私を選ばない」という言葉のチョイスには、中島みゆきのセンスが光る。
鬼龍院は、中島みゆきが大学時代に国語の教員を目指し勉強していたことにも触れている。
そういった所からも、中島みゆきの言葉へのこだわりが感じられる。

確かに中島みゆきは、大学時代、教育実習で教壇に立っている。
だが、これは教員を目指していたという訳ではなく、飽くまで大学の単位を取るためだ。

この実習で、中島みゆきは、ある問題への生徒の解答に対し答えを窮している。
生徒の解答は解釈の1つとしてありうるが、受験という場ではマルはもらえない。
この時、中島みゆきは、「自分は国語教師には向いていない」と思い知るのだった。

『化粧』

⇒『化粧』(レコチョク試聴あり)

1978年のアルバム『愛していると云ってくれ』の収録曲。
別れ際、最後に綺麗に思われたくて化粧をする女の歌。

化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど
せめて今夜だけでも きれいになりたい
今夜あたしは あんたに逢いにゆくから
最後の最後に 逢いにゆくから
(『化粧』より)

歌詞はもちろんのこと、鬼龍院翔は、歌唱法にも注目している。
声が裏返ったり、不安定だったり、まるで泣くように歌う様が、リアルに聴く人の胸を打つのだという。

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『女々しくて』は中島みゆきが原点

『女々しくて』をヒットさせたゴールデンボンバーのボーカル・鬼龍院翔

失恋ソングの作詞・作曲を手掛け、次々と発表している。
鬼龍院は、失恋を曲にすることで、自身の心の傷を癒し、気持ちの整理をつけてきた。
だが、一方で迷いもあったという。

「このまま失恋の曲を書き続けていいのだろうか? ポジティブな恋愛の曲の方がニーズがある訳だし」

だが、中島みゆきの圧倒的な失恋ソングがそれを打ち砕いた。
中島みゆきはある時、こう言った、

「1回の失恋で100曲書ける」

鬼龍院は、その言葉に背中押されるように、これからも失恋ソングを書き続けていくことを決意したのである。
『女々しくて』の歌詞がネガティブな言葉で綴られているのは、原点に中島みゆきがあるからだと、鬼龍院は語る。

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