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中島みゆき ラスト・ツアー「結果オーライ」の舞台裏|2022年放送「SONGS 2021総集編 & more」(NHK)より

2022年1月22日放送の「SONGS 2021総集編 & more」(NHK)で中島みゆきの幻のラスト・ツアー「結果オーライ」の模様が少しだけ映像で流された。
番組で流れた曲や、番組宛てに届けられた声のメッセージまで、色々みていこう。

この記事は、

  • 中島みゆき、引退説を否定
  • 「結果オーライ」で歌われた名曲たち
  • ツアー中止になった日
  • 中島みゆきの声のメッセージ

について書いてます!

夢おじ子
夢おじ子
中島みゆきの曲を全て聴いてきたファン歴30年以上の夢おじ子が解説!

15分だけの中島みゆき特集

今回の「SONGS」は、「2021総集編 & more」というサブタイトルの通り、中島みゆきオンリーの特集というわけではない。
中島みゆきについては、番組の中の約15分の尺でしか取り扱われていない。
とはいうものの、ラスト・ツアー「結果オーライ」の貴重映像や中島みゆきの声のメッセージを含んだ、密度の濃い15分となっている。

では、みていこう。

引退説を否定

みゆき「おはようございま~す!」

元気よくスタジオ入りする中島みゆきの姿が映し出される。
これはリハーサルが始まった2019年11月頃の映像だ。

中島みゆきは、この2020年の「結果オーライ」を最後の全国ツアーにすることを決めていた。
このことがYahoo!ニュースなどで取り上げられ時には、引退説が流れた
だが、このリハーサルの挨拶で、中島みゆきはそのことを否定している。

みゆき「ラストツアーであってラストコンサートではございません。ツアー形式でトラック連ねて隅から隅までっていうのをラストでございますってだけで、つまり単発ならあっちもこっちも行くという魂のようなタイトルでございますオッホッホ」

これは、地方のファンにとっては嬉しい知らせだ。
今後、東京でしかコンサートが開催されないというわけではないようだ。

カメラはリハーサルで歌う中島みゆきも映していた。

香川 新潟 大阪 宮城
姫路 山口 袖ヶ浦
(『流星』より)

サービスエリアに並ぶトラックのナンバーを読み上げたこの曲は、中島みゆきがツアーの最中に見た風景だ。

⇒『流星』(レコチョク試聴あり)

⇒『流星』の記事はコチラ

コンサート初日

出迎えるファンたち

次にカメラは、コンサート会場入りする中島みゆきの姿を映す。
2020年1月12日、東京新宿文化センター大ホール。
6カ月で全国24公演のツアーはここからスタートする。

表にはファンが集まっていて、「みゆきさ~ん!」と黄色い声援が飛んでくる。
中島みゆきは、「こんにちは」と笑顔で会釈して入って行った。

本番直前の儀式

本番を直前に控え、ミュージシャンやスタッフたちが一カ所に集まった。
中島みゆきもバッチリ衣装とメイクがキマっている。
プロデューサー&アレンジャーの瀬尾一三「長い道のりでしたが」という言葉にすかさず中島みゆきがツッコミを入れる。

みゆき「こっからも長いんだよ、半年あんだよ~」

笑い声が上がり、緊張が緩んだところで、「それでは、最初のファイトいきます」と瀬尾が音頭をとる。
全員が円陣になり手を重ねる。
「ファイト!」「オ~!」「ファイト!」「オ~!」

実は、カメラがこのようなステージの舞台裏を映したのは初めてではない。
1993年の「夜会」の舞台裏に密着したドキュメントでも、本番前のこの儀式をカメラは映している。

そして、初日の幕が開けた。
オープニングを飾ったのはこの曲だ。

忘れないよ 遠く離れても
短い日々も 浅い縁も
忘れないで 私のことより
あなたの笑顔を 忘れないで
(『一期一会』より)

⇒『一期一会』(レコチョク試聴あり)

『一期一会』は、2007~2008年放送の「世界ウルルン滞在記”ルネサンス”」の主題歌に起用された曲だ。
つかの間の出会いでも、その縁を大切にしていこうとする中島みゆきの思いが感じられる。

初日の公演は、無事に終った。

順調に進んだツアー

初日から8日後の1月20日、中島みゆきは金沢にいた。
1月20~21日は、金沢の本多の森ホールでの舞台裏にカメラは密着。

楽屋で、ヒーターの前に小さく座って暖をとる中島みゆきを映す。
みゆき「めんどくさぁハハハ!」
何が面倒くさいのかよく分からないが、ずいぶんリラックスした表情だ。

コンサートのセットリストには、『一期一会』の後、MCを挟んで、『アザミ嬢のララバイ』とある。
その時の映像が流れる。

春は菜の花 秋には桔梗
そうしてあたしは いつも夜咲く アザミ
ララバイ ひとりで泣いてちゃみじめよ
ララバイ 今夜はどこからかけてるの
(『アザミ嬢のララバイ』より)

⇒『アザミ嬢のララバイ』(レコチョク試聴あり)

⇒『アザミ嬢のララバイ』の記事はコチラ

『アザミ嬢のララバイ』は、中島みゆきのデビュー曲だ。
そして、続く曲は『悪女』

悪女になるなら 月夜はおよしよ
素直になりすぎる
隠しておいた言葉がほろり
こぼれてしまう「行かないで」
(『悪女』より)

⇒『悪女』(レコチョク試聴あり)

⇒『悪女』の記事はコチラ

今回のラストツアーは、デビュー曲から最新アルバムまで、約45年のアーティスト活動を象徴する名曲たちで構成されている。

2日に渡る金沢公演も大成功を収めた後は、福岡へ飛んだ。
1月29日・31日、2月1日は、福岡サンパレスで歌われた。

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない
(『糸』より)

『糸』はコンサートでは13年ぶりに歌われた。

⇒『糸』(レコチョク試聴あり)

⇒『糸』の記事はコチラ

Rollin’Age 笑いながら
Rollin’Age 荒野にいる
僕は僕は荒野にいる
(『ローリング』より)

『ローリング』のライブ映像はこれが初めてだ。

⇒『ローリング』(レコチョク試聴あり)

⇒『ローリング』の記事はコチラ

コロナ禍によるツアー中止

1カ月で7公演を終え、ツアーは順調だった。
だが、2月26日、新型コロナウィルスの感染拡大によるイベント自粛要請が発表された。
この頃、ツアーは大阪公演を迎えようとしていた。
中止へ向けて舵を切ろうとする瞬間もカメラは捉えている。

「それはもうしょうがないな」
「こりゃまいった」

現場の関係者から笑顔が消える。

この頃には、会場入りする全ての客はマスクをつけていて、入口には消毒液が置かれるなど、感染症対策は徹底していた。
本番前の円陣も、ソーシャルディスタンスを守り、手を重ねず行われた。
飛沫が飛ばないように「ファイト」「オ~」の声も小さい。

そして、ツアーは2月26日、フェスティバルホールでの大阪公演を以って中止となった。

ひとりでも私は生きられるけど
でもだれかとならば
人生ははるかに違う
(『誕生』より)

『誕生』も、このコンサートで歌われた1曲だ。

⇒『誕生』(レコチョク試聴あり)

⇒『誕生』の記事はコチラ

中島みゆきからの声のメッセージ

名曲に聴き入る司会の大泉洋

「最後の『誕生』という曲はグッときますねぇ、今の時代に」

ここで、番組宛てに届いた中島みゆきの声のメッセージが流される。

「こんばんは中島みゆきです。2022年になりましたね、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか? 大泉さん、こんばんは。とってもお忙しそうですね。さて、今回のSONGS、御覧いただきましたのは、ラストツアー「結果オーライ」のドキュメンタリーです。新型コロナの流行でツアー打ち切りとなってしまいましたので、予定していたライヴも実現しませんでした。ので。記録として残ったものはというと、ドキュメンタリー用に回っていたカメラの映像と、資料用の音源だけだった、という事態でしたが、これを整理しまして、今年、御覧いただけることとなりました。私は、うれしいです。ま、残念は残念ですけど。それにしても、あのツアーに限って、映像監督がなぜかドキュメンタリーをリハーサルから全部とりたい!と言い出した時には、え~? 半年間も続くツアーなのにずっとついて来るの~? しつこいな~と思ったりもしたのですが。もしもあれが無かったら、ツアーの映像は何にも無かった、ということになるところだったわけで、今にして思えば、本当にラッキーだった、ちゅうか、これがほんとの、結果オーライ? すみません、話が長くなりましたね。今日は、ありがとうございました。大泉さん、どうぞお元気でね。中島みゆきでした」

コロナ禍に入って久々に聞く中島みゆきの肉声だが、大泉は自分のことにあまり触れてないことに物足りなさを感じている。

紅白歌合戦での歌唱シーン

最後に、中島みゆきが紅白歌合戦に出場した時の映像が流れる。
まず最初は、2002年12月31日に黒部ダムから生中継で歌われた『地上の星』

風の中のすばる
砂の中の銀河
みんな何処へ行った
見送られることもなく
(『地上の星』より)

中島みゆきにとって、初の紅白出場で、このシーンで瞬間最高視聴率52.8%を記録した。

⇒『地上の星』(レコチョク試聴あり)

⇒『地上の星』の記事はコチラ

次は、2014年12月31日に歌われた『麦の唄』の映像。
12年ぶり2度目の紅白出場を果たした。
この曲は、連続テレビ小説「マッサン」(NHK)の主題歌として中島みゆきが書き下ろした。

麦に翼はなくても 歌に翼があるのなら
伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと
麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく
(『麦の唄』より)

⇒『麦の唄』(レコチョク試聴あり)

⇒『麦の唄』の記事はコチラ

『中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』

2022年にリリースされたライブアルバム。
2020年に行われた幻のラスト・ツアー「結果オーライ」の音源を収録。

【収録曲】
『一期一会』『アザミ嬢のララバイ』『悪女』『浅い眠り』『糸』『ローリング』『流星』『最後の女神』『齢寿天任せ』『離郷の歌』『この世に二人だけ』『ナイトキャップ・スペシャル』『宙船(そらふね)』『あたいの夏休み』『麦の唄』『永遠の嘘をついてくれ』『慕情』『誕生』『人生の素人』『土用波』『はじめまして』

⇒レコチョクで購入(試聴あり)

⇒『中島みゆき 2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』の解説&みんなの感想

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