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中島みゆき『グッバイガール』の曲解説&みんなの感想【試聴あり】|『十二月』『涙 -Made in tears-』『吹雪』を収録|中島みゆきの転換期となったアルバム

グッバイガール

1988年の中島みゆきのオリジナルアルバム『グッバイガール』

中島みゆきが瀬尾一三とタッグを組んで初めてリリースしたアルバムである。
このアルバムを境に、中島みゆきの楽曲のサウンドはがらりと変わり、90年代以降のスタイルを確立していく。

1曲ずつみていこう。

この記事は、

  • 『グッバイガール』の特徴
  • 『グッバイガール』の曲解説&みんなの感想について書いてます!
夢おじ子
夢おじ子
中島みゆきの曲を全て聴いてきたファン歴30年以上の夢おじ子が解説!

中島みゆき『グッバイガール』

1988年リリースのオリジナルアルバム。

  • 前川清に提供した『涙 -Made in tears-』
  • 原発反対運動をモチーフにした『吹雪』

を含む全9曲。

【収録曲】
『野ウサギのように』『ふらふら』『MEGAMI』『気にしないで』『十二月』『たとえ世界が空から落ちても』『愛よりも』『涙 -Made in tears-』『吹雪』

⇒レコチョクで購入(試聴あり)

『グッバイガール』の特徴

瀬尾一三との初タッグアルバム

1980年代半ばから、中島みゆきは新たな音楽の可能性を模索し始めていく。
中島みゆきは、後に、この時期のことを「御乱心の時代」と呼んだが、瀬尾一三と出会ったことで、この時代は終焉を迎える。

瀬尾が、初めて中島みゆきの楽曲アレンジを手掛けたのは1988年10月21日にリリースされたシングル『涙 -Made in tears-』だった。
この完成度が素晴らしかったため、次ぐアルバムのアレンジも瀬尾に一任することになった。
瀬尾と初めてタッグを組んで制作されたアルバムであり、中島みゆきの新たな出発点となった。

素人の耳で聴いても、このアルバムを境に中島みゆきの音楽が変化したことを実感できるだろう。

週間オリコンチャート1位

『グッバイガール』は1988年11月16日にリリースされ、週間オリコンチャート1位を記録。
本作を以って、LPの公式的な販売は終了した。

『グッバイガール』は入っていない

『グッバイガール』という曲が、1989年3月15日リリースのシングル『あした』のB面に収録されている。
しかし、この曲は、同名タイトルのこのアルバムには入っていない
このアルバムを制作中の段階では、すでにこの曲は完成していたというが。

『グッバイガール』曲解説&みんなの感想

『野ウサギのように』

⇒『野ウサギのように』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

アルバムリリースの翌年のツアーのタイトル曲だ。
編曲を手掛けた瀬尾一三も、バックコーラスで参加している。

夏には茶色だった毛が、冬になると白く生え変わるという野兎の特性。
女も男におだてられるとすぐに髪の毛が変わってしまうのである。

思いも寄らぬ女になって
変わったねって 哄われるだけ
野ウサギのように 髪の色まで変わり
みんな あんたのせいだからね
(『野ウサギのように』より)

『ふらふら』

⇒『ふらふら』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

中島みゆき曰く、「飲んだくれ三部作」の1つ

男がお気に入りの隠れ家だというバーで、待ちわびる女。
周りの客は事情を知っているらしく、1人が、「男は来ないよ」と教えてあげる。
この場合、飲んだくれるしか、もう、ない。

なにさ知らないふりをして 店じゅうがだんまり
誰かTELをかけたでしょ 来るなとあの人に
背中 こづき合って
気の弱いのが よこされるわ
奴は 来ないよと 大きなお世話聞こえない
(『ふらふら』より)

『MEGAMI』

⇒『MEGAMI』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

中島みゆきが1994~1997年までDJを務めていた「中島みゆき お時間拝借」(TOKYO FM)。
ナレーションを務めていた大橋俊夫アナウンサーのお気に入りの曲で、番組内でリクエストするという一幕もあった。
心が疲れた時に聴くと、沁みてくる優しい歌声だ。

飲みこみすぎた 言葉が多過ぎて
肺にあふれて 心をふさぐ
海の深くで 黙りこむおまえを
今夜もひとり ひろってゆこう
(『MEGAMI』より)

『気にしないで』

⇒『気にしないで』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

恋敵の女が、突然、自分の家に乗り込んできて、男の居所を突き止めようとする。
だが、主人公はもはやこの女を恋敵とは思っていない。
男の気持ちが自分に向いていないということは、百も承知だから。

気持ちの表と裏を、アレンジと歌唱法で描き分けている。

気にしないで あたしは初めから
この世にいなかったようなもの
あの人に訊いてみるといいわ
そのとおりだと きっと言うから
(『気にしないで』より)

『十二月』

⇒『十二月』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

過激な描写のためにレコード会社からNGが出た曲。
歌詞が一部省略されたものの、それでもショッキングな印象は拭えない。
12月に置き去りにされた女の孤独を描いたこの曲を、異色のクリスマスソングと捉える人もいる。

飾り澄ました街なかを 赤い光が駆け抜ける
付き添いの誰もない女たち 運ばれてゆく
何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら
何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月
(『十二月』より)

⇒『十二月』の記事はコチラ

『たとえ世界が空から落ちても』

⇒『たとえ世界が空から落ちても』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

相手が殺し屋だろうとも、世界が空から落ちてきたときにはかばってみせる。
人を愛してしまうと、どんな仮定条件がついたとしても、やはり愛してしまうのである。

嘘つきだろうと 落ちぶれだろうと
やさしいことを くれる人ならば
たとえ世界が空から落ちても
あたしは あの人をかばう
(『たとえ世界が空から落ちても』より)

『愛よりも』

⇒『愛よりも』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

形のない愛について懐疑的であれと歌っている。
でなければ、行きつく先は破滅だ。

人よ信じるな けして信じるな
見えないものを
人よ欲しがるな けして欲しがるな
見果てぬものを
(「愛よりも』より)

『涙 -Made in tears-』

⇒『涙 -Made in tears-』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

1988年に前川清に提供された曲で、後に中島みゆきがセルフカバーし、シングルリリースした。
記念すべき瀬尾一三との初タッグ作品

中島みゆきが瀬尾のサウンドに魅了されたことは言うまでもないが、一方、瀬尾も、この曲に描かれる女性像に引き込まれていったという。

男運は 悪くなかった
あんないい人 いやしないもの
男運は 悪くなかった
Made in tears
(『涙 -Made in tears-』より)

⇒『涙 -Made in tears-』の記事はコチラ

『吹雪』

⇒『吹雪』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

原発建設の反対運動がモチーフになった曲。
中島みゆきの故郷である北海道の岩内町からは、湾越しに原発が建設され、岩内町でも反対運動が起きた。
反対運動は、声が上がっているうちはいいが、それが一過性のブームに終ってしまう危険があると警鐘を鳴らしている。

疑うブームが過ぎて 楯突くブームが過ぎて
静かになる日が来たら 予定どおりに雪が降る
(『吹雪』より)

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