1992年10月7日に発売されたオリジナルアルバム
『EAST ASIA』
について、みんなの感想や雑誌『月刊カドカワ』でのコメント内容を交えながら見ていくぞ。
アルバム『EAST ASIA』について
1992年10月7日に発売された20作目のオリジナルアルバム。
オリコンアルバムチャート2位を記録し、1992年の第34回日本レコード大賞ポップス・ロック部門優秀アルバム賞を受賞した傑作。
特徴
ドラマの主題歌となりヒットした『浅い眠り』や代表曲『糸』、中島みゆきのライフワークともいえる『夜会』の顔となる曲『二隻の舟』など、珠玉の名曲が多く収められている。
『EAST ASIA』のみんなの感想
高2のとき買った中島みゆきのアルバム『EAST ASIA』。時世としてアメリカ一辺倒が少しずつアジアもいいよねという雰囲気が出てきたところへのタイトル曲、目玉はドラマ『親愛なる者へ』の主題曲「浅い眠り」、名曲「誕生」、最後に収録の目立たない曲が「糸」。それが28年経ち映画化だからわからない。
— 万城目学 (@maqime) July 21, 2020
でも今までのみゆきさんで神アルバムだと思う・他人にぜひ勧めたいアルバムはEAST ASIA一択です
— kimi (@kimi_playM) June 16, 2020
EAST ASIAは、私のなかではずっと一番好きなアルバム😌❤❤
— にあむ (@euphorn4) March 15, 2020
糸が収録されてるオリジナルアルバム、EAST ASIAは1枚オリアル選ぶならこれ、という位いいアルバムでしてねぇ
ベストアルバムから次選ぶなら是非これを#Mステ— んじぇ (@angela_wizard) January 31, 2020
「糸」が収録されてるアルバム「EAST ASIA」は名盤だなぁ。昔、付き合ってた韓国人の子にプレゼントしたら、家で聞いて号泣したという。 #annm10 #中島みゆき
— 食糧部長 (@syokuryoubucho) January 29, 2020
収録曲
『EAST ASIA』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
ストリングスアレンジ David Campbell
各国で地図の形は違う。
どれも自国を中心に描きたがる地図の中で、EAST(東)はとても曖昧なもの。
フランスから見れば確かに日本はEAST(東)にあるが、アメリカから見ればEAST(東)はフランスの方だ。
そんな中島みゆきの視点からこの曲が生まれた。
中国の天安門事件がモデルという話が囁かれているが、ソースは不明。
そうか、ふわふわ舞ってた雪みたいな綿毛、あれが柳絮なのね!(中島みゆきさんの「EAST ASIA」って歌で知ったやつ!) #月に咲く花の如く
— ティティ (@teatea_teatree) March 30, 2020
最近のアジア諸国の波乱を見ていると中島みゆきのEAST ASIAを歌いたくなるな
— きりさお (@kirisao) June 19, 2019

『やばい恋』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
舌が回らず大変だったという中島泣かせのこの曲。
あまりにも早口を要する歌だったので事前に早口言葉の練習をしていたそうな。
「頼み込んでいてもらう男なんかいらない
そんなふうに言えなくって泣く やばい恋」
本音を内に秘めて恋の駆け引きをする女心を描いた歌詞だが、
「私はダメだろうな、包みお隠しておくとか」
と、中島本人は遠回しやクールな恋というのは苦手だという。
サックスが目立つ色っぽいアレンジに、「これをわたしが歌うんですか?」と最初は戸惑いがあった中島。
本人曰く「久々に男いじめの歌」だそうな。
アレンジャーの瀬尾一三は、弱い女ではなくフラれても目の奥が燃えてるような強い女性を音で演出したかったという。
最初デモテープでは、別の歌い方をしていた中島だったが、瀬尾一三のアレンジを提示されれ、ウィスパーボイスで歌うことになった。
中島みゆきの「やばい恋」はとても中原中也(本人)っぽいところがあってもっと好きになった。彼の史実の中でも特に衝撃的な、長谷川泰子との恋愛~失恋までを踏まえた上で聞くと「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」ってなるから…!女目線の曲だけど隣にいてと言いたかった、私を見てと言いたかったとかもうね
— まゆこ (@mayudebaran) November 10, 2017
中島みゆきの「やばい恋」のサックスがハマショーっぽいよねって話をママンと話してたが、マジでハマショーのバックでサックス吹いてる古村敏比古でビビった。
— Moi (@coffee_moi) May 14, 2017
『浅い眠り』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
1992年にフジテレビ系で放送されたドラマ『親愛なる者へ』の主題歌。
主題歌を引き受ける際に台本を読んだ中島だが、最初は昼メロみたいな不倫ドラマという印象が強かったが、最後の方で脚本家の言いたいことがみえて、「これはいい」と思ったという。
個性の強い台本に加え、プロデューサーからのテンポ感やコード感などの細かな注文があり、そこへ中島の書きたい気持ちがぶつかり、アクの強いおもしろい仕上がりになる予感があったという。
サビの部分は主題歌の話をもらう前からイメージができあがっていたモノだという。
ドラマのどの回を見てもあてはまるような歌にしたそうな。
今日は浅い眠りのリリ~ス日なんやな🎵この前テレビでミリオンヒットっての初めて知ったけど🎵しかしよう中島みゆき様ドラマに出演したなびっくりやな~🎵断れん人からオファ~来たのかね~カメオならわかるが(笑)(*^o^)/\(^-^*)🎵🧓
— かるもちゃん (@f608_com) July 29, 2020
Twitterのトレンドになぜかわからないけど、中島みゆき。たくさん曲はあるけど、自分の中では浅い眠りが圧倒的だな。28年前か
— y_k_w_c_h_+ [地図・地理(略 (@y_freeasthewind) July 21, 2020


『萩野原』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
アルバムに収められる前に『夜会VOL.3 KAN(邯鄲)TAN』で発表された曲。
『夜会』では男の子の格好で歌われているが、歌詞だけ読むと、これは女の子の視点で描かれた歌だ。
萩は中島みゆきの好きな花。
学生の時に旅行したときにみたのが最初だったという。
中島みゆきの「萩野原」、最初聴いたときは特に何も思わなかったけど、最近は「これ結構闇が深い曲なのでは?」って思う
— Moi (@coffee_moi) May 23, 2017
中島みゆき「萩野原」名曲ですなあ。地上の星や銀の龍の背に乗ってくらいしか知らない、アルバム単位で聴いたことのないリスナーに聴かせてもまず中島みゆきが歌ってるとは思わないだろうねこれ。
— proser@目指せ!無償石天井! (@proser13) July 15, 2014
『誕生』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
1992年に公開された映画『奇跡の山-さよなら、名犬平治-』の主題歌。
主題歌を書くために台本や撮影されたフィルムを見せてもらい、フィルム編集にも立ち会った中島。
「生まれてくれて WELCOME」
という歌詞は、分娩室で赤ん坊をとりあげた時に声をかける英語圏の風習。
「いらない子なんていない」
そんな思いを歌詞に込めた。
1992年3月にシングル発売されたこの曲は、週間オリコンランキング13位とそこまでヒットした曲ではないが、ファンには根強い人気があり、ベストアルバム『大吟醸』に収録されている。
中島みゆきは、あたしにとって、師匠とお呼びするしかない御方なんだけど、「誕生」の歌詞の意味、ちゃ~んと歌いながら聴いたら、やっと真意がわかった気がする😢💕
— Mommy (@mom_nyanko) August 7, 2020
この時間だから言えるけど今日実家からの帰り道、車で中島みゆきの『誕生』の聴いてたら涙が止まらなかった。
— JB (@8bruckner) July 31, 2020

『此処じゃない何処かへ』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
中島みゆきにとってこの曲は、稀にみる「ストレートな歌」だという。
「追われるように街を離れて
行くあても理由(わけ)もなく
急かされる気がした」
自分もこの歌の人物のように「家出願望はあるほう」と語る。
居所が定まらないのは体質なんだそうな。
中島みゆきさんのEAST ASIAを聴いている。アルバムタイトル曲に、萩野原、誕生、二隻の舟、糸と好きな曲が並ぶ。浅い眠りも入っているし、会社で異動が話題になると口にする「此処じゃない何処かへ」も。で平成4年のアルバムだということを確認して愕然としている。
— あかぐま@南北関東の狭間 (@Akaguma_sg) May 23, 2020
中島みゆきの『此処じゃない何処かへ』の「拾ってきたラジカセだけがたった一つの窓だった」という歌詞を聞いたうちの毒親が「そんなんしたら窃盗やないか」と言ってたがお前はどうやねん。お前かて今まで犯罪まがいの事ぎょうさんしてきたんちゃうんか。みゆき様の歌に文句付けるなんて百万年早いわ。
— 蛍🎇未婚の母👩👶場面緘黙症🌈 (@kibounokakera9) January 19, 2020
『妹じゃあるまいし』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
中島みゆきがコーラスに参加している曲。
その自分のコーラスに合わせて歌うのが大変だったそうな。
だがこのコーラス、よく聴いてみると、かすかに男性の声も交っている。
実はアレンジャーの瀬尾一三もコーラスに参加しているのだ。
「兄弟みたいなカップル」「付き合って長いカップル」「性格似てるカップル」など、どんな親密な間柄でも、「なんでそのくらいのこと言えないのよ」ってことがある。
言えないがゆえに誤解したり、すれ違ったりする、切ない思いを歌にした。
前も言ったけど、中島みゆきの「妹じゃあるまいし」は「あなたの本当の妹になれたような気分でいたけれど、結局は恋人に過ぎず、別れたらそれっきりなんだね」みたいな歌で、そういうダイまるも見たいんだよな
— むとー (@Eth_Mutoh) July 28, 2017
中島みゆきに妹じゃあるまいしって曲があってその歌詞思い出した
「妹じゃあるまいし 別れたらそれまで 笑顔も泣き顔も別れたらそれまで」っていうの。
血縁とかの基本的な縛りがないなら関係を維持していくのは互いへの努力が必要だと思うし、それって悪い事なのかなー— 九鬼カタナ (@KukiKatana) July 29, 2016
『二隻の舟』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
『夜会』のテーマ曲として生まれた曲。
雑誌『オリコンウィークリー』のインタビュー記事では、この先も『夜会』の中で歌おうと思っている曲なので、原型を提示しておこうと思いアルバムに収録したと語っている。
原型である歌詞を『夜会』のストーリーに応じて書き直したり、増やしたりするかもしれないが、「なぜそう変えたか?」という手がかりにもなる。
そういう意図があった。
多分人生で1番聴いている曲は中島みゆきの「二隻の舟」この曲を最初にラジオで耳にした時の衝撃は忘れられない。この曲には2つのバージョンがあるけど僕はやはり最初に聞いたピアノバージョンが好き。楽しい時も悲しい時もいつもこの曲が側にいた。ずっと聴き続けていくんだろうな。
— モラくん🍉メンタル (@morakun3) July 21, 2020
中島みゆきの歌で一番好きなのは『二隻の舟』なんだけど、テレビでもラジオでもSNSでも、この曲が好きって言う人を見たこと・聞いたことがない
ご本人のラジオ番組でやってた人気投票企画では上位だったと思うけど
まるで口にすることが禁忌であるかのよう
私の知らない暗黙のルールとかあるのかな🤔— まや (@MAYA1225K) July 21, 2020

『糸』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
もともとは天理教の4代目真柱中山善司の結婚を祝う曲だった。
このアルバムが発売された当時はほとんど話題にはならなかった曲だったが、その後、ドラマの主題歌となり、また、Bank Bandを皮切りに多くの有名アーティストによってカバーされたことによって、多くの人々に愛される曲となった。
体感ですが、中島みゆきさんの『糸』を聴きながら釣るとヒット数高いという結論が出ました
— さやさん (@saya_nanamo) August 16, 2020
中島みゆきの「糸」の歌の有名なくだりを聞くたびに、私の少ない機織り経験上、縦糸を機織り機に張るのがめちゃくちゃ大変なの、貴方にまかせちゃうの!?って恨み節こぼれちゃいます…
— ワニ江 (@yokokuku) August 16, 2020

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