1996年3月21日に発売されたベストアルバム
『大吟醸』
について、みんなの感想を交えながら見ていくぞ。
中島みゆきの世界へこれから入門しようという人には、ぜひ手元に置いておきたいアルバムだ。
ベストアルバム『大吟醸』について
大吟醸とは?
大吟醸とは、手間暇かけ最高の酒米を極限まで磨いた最高ランクの日本酒のことを指す。
極上の楽曲を集めたこのベストアルバムのタイトルは、それにあやかったものだ。
中島みゆきは、それまでに出していた3枚のベストアルバム(『中島みゆき THE BEST』『中島みゆき PRESENTS BEST SELECTION 16』『中島みゆき BEST SELECTION II』)を全て廃盤にして、この『大吟醸』を発売している。
過去のベスト盤を踏まえてのこのベストアルバムなので、いわばベスト・オブ・ベスト。
収録曲は、まさに大吟醸にふさわしいセレクションとなっている。
記録を打ち立てた『大吟醸』
このアルバムは週間オリコンアルバムランキングで1位を獲得した。
これにより、女性アーティスト最高齢記録を樹立。
だが、この記録は、2年後にユーミンによって破られている。
特徴
新旧バランスよく誰もが認める代表曲を収めたベストアルバムになっている。
中島みゆきの輪郭を手っ取り早く知りたいならば、この『大吟醸』を聴くことをススめる。
まず、このアルバムが世に出た頃、中島みゆきは1970年代、1980年代、1990年代と3つの世代にわたって週間オリコンチャート1位を獲得した史上初の歌手だった。
その曲『わかれうた』『悪女』『空と君のあいだに』『旅人のうた』がきちんと『大吟醸』には収録されている。
また、他の歌手に提供してヒットさせた『ルージュ』『慟哭』は、作家としての中島みゆきを印象づけている。
『ルージュ』にいたっては中国での中島みゆき旋風を巻き起こしていて、人気が国内にとどまらないことを示している。
1975年に発表された『時代』は、その後1993年にモデルチェンジしてもなお愛され続け、時の風化を受けない普遍的な曲だ。
このアルバム1枚で、色んな中島みゆきの顔を知ることができる。
「中島みゆきの縮図」
「中島みゆきの入門書」
そんなとこだろうか。
『大吟醸』のみんなの感想
中島みゆきはな 「大吟醸」ってアルバムがええんじゃ
— よもぎもち (@yomo_sani_mochi) June 25, 2020
昨晩、子ども(3ヶ月くらい)が泣き止まなかったので、子守唄に中島みゆきさんのアルバム「大吟醸」をかけてみた。
案外早く寝ました。
でも、「浅い眠り」「慟哭」は子守唄にむかないかも😅— 29@疲れたビーバーさん (@2Saikoro87) June 23, 2020
中島みゆきさんの歌う曲を1つだけ推すのは無理だけど、アルバムを一枚選ぶなら…『大吟醸』を推します。興味があればぜひどうぞ!
— 藍川 涼理 (@suzuri7806) May 24, 2020
中島みゆきさんはアルバム大吟醸をたくさん聞いた思い出がある。なんであれだけうちにあったんだろう
— ゆずき (@yuzuki852) May 24, 2020
父と中島みゆきの曲について語り合ってたら1時間近く経ってたわ…。
好きなんだわ~。
今も急に聞きたくなるし、大吟醸のアルバムの曲になると、二人してあの曲のこれが~とか、この歌詞の~とかなってしまうw
新しい程知らない父と、古い程知らない儂。中間点が共通点。— 桃🌈🏰💜マジLOVEキングダム💔 (@sacrificepain) January 17, 2020
収録曲
『空と君のあいだに』
1994年に放送された日本テレビ系ドラマ『家なき子』の主題歌として大ヒットした。
中島みゆきの曲の中で最も売れた曲で、146万枚の売り上げを記録した。
歌詞はドラマの犬の目線で書かれている。

リュウがすずを見上げてるから『君と空とのあいだに』になるんだって知ってからはもうね(´;ω;`)
『君の為なら僕は悪になる』って言っちゃうんですよわんわんが(´;ω;`)— (✌川ωΦ.✌)寺本むつみ(🖕’ω’🖕) (@mutsumi_TRMT) June 24, 2020
中島みゆきの『空と君のあいだに』。歌では「空と君とのあいだには~」なのに、何故題名では「と」を抜いたのか、考えている。
— 高橋熱 (@Atsushi_Takah) November 9, 2019
『悪女』
1981年に大ヒットした『悪女』は、週間オリコンランキングで1位を獲得し、80年代の顔となった曲のだ。
中島みゆきの曲には珍しく爽やかなサウンドだが、詞の内容は、それとは対照的。
浮気している男に自ら嫌われようとする哀しい女を描いている。

芸能
1981年の中島みゆきのヒット曲「悪女」で電話をかけたのは誰の部屋?マリコ
— 黒猫のウィズ三色問題bot (@wiz_difficult) June 25, 2020
北野武の映画で、ダンカンが沖縄のスナックで小指立てながら中島みゆきの「悪女」を歌うシーン好きです
— 串田 (@munoomanx) June 20, 2020
『あした』
1989年にシングル発売された『あした』は、KDD「001」のCM曲に使用された。
カラオケで歌われる中島みゆきの定番曲は『糸』であるが、この頃は、『あした』がよく歌われていたのだ。
「ナイフならあなたを傷つけながら折れてしまいたい」など過激な歌詞を、いったいどんな顔して当時の人々は歌っていたのだろうか。

あじちゃん、その世界観私は好きよ💛そして、昔々学生時代に合コンで中島みゆきの「あした」を歌って変な空気になった黒歴史を思い出したわ…。その頃流行っていたドリカムとか歌っておけばよかった😭
— なつ⭐️🦍縦笛で攻める癒着🗣👥 (@natsudism) June 29, 2020
中島みゆきの『あした』を絶唱しながら帰宅
— みこしまさきなり (@gt_scissors) June 29, 2020
『最後の女神』
1993年に『時代』と両A面でシングル発売された『最後の女神』。
TBS系『筑紫哲也 NEWS23』のテーマソングだ。
滅多にテレビには出ない中島みゆきだが、この番組で2度ほど筑紫哲也と対談している。
その対談の模様は下の記事を読んでくれ。

テレビで見た中島みゆきファンの女子中学生の
「好きな曲は何?」という質問に対する
「最後の女神」という返答は100点過ぎて嫉妬を覚える— 趣味の総攬 (@rakugo1per1) June 5, 2020
《田原君がお風呂で歌う歌は中島みゆきの「最後の女神」。》
— Mr.Children 田原bot (@mr_thrbot) May 25, 2020
『浅い眠り』
1992年のフジテレビ系ドラマ『親愛なる者へ』の主題歌。
プロデューサーが中島みゆきのファンということあって、このドラマには中島みゆきの楽曲が劇中に多く使われている。
さらに、中島みゆき本人もドラマに出演している。
1992年は、フジテレビ系音楽番組『FNS歌謡祭』にも姿を表し、露出の多かった年と言える。
週間オリコンランキングでは、2位にランクイン。
惜しくも1位を逃してしまったが、この曲で、中島みゆき初のミリオンセラーを記録している。


深夜早朝に目が覚めることが増えてきて、最近ではその度に中島みゆきの『浅い眠り』が連想されて頭の中で流れそうになるのを阻止していたんだけど、今日はもうええや、聴いたろやないかいと思って聴いた。歌った。恋しさは〜こわれもの〜二度寝できる気がしないわ〜
— 549 (@happy_z0mbie) June 13, 2020
稲垣潤一は今から四半世紀前に私がバイトスタッフとして行ったライブで、同じ曲(「up to you」)を本編とアンコールと2回歌っていた。ま~、中島みゆきも当時大ヒットしていた「浅い眠り」を本編とアンコールと2回歌ってたけどね😝😝😝
— モニャゾー (@4i8YEPZLRi4UoSR) May 30, 2020
『ルージュ』
1979年発売のアルバム『おかえりなさい』に収録されているこの曲。
ちあきなおみのために中島みゆきが書き下ろした曲であるが、1992年にフェイ・ウォンがカバーしたことがきっかけで、中国で大ヒットした。

中島みゆきもユーミンも、ルージュという同じ小道具で曲を作っているのに、『ルージュ』と『ルージュの伝言』という対照的な作品になるの、あまりにも彼女達らしくて好き
— 雪折 (@yukiorenokoe) June 14, 2020
このちあきさんは歌い方、中島みゆきさんに寄せてるように思います。
「ルージュ」リクエストありがとうございました。#musicj— ゆかり (@bennjyaminnitou) April 22, 2020

『誕生』
1992年に公開された映画『奇跡の山 さよなら、名犬平治』の主題歌。
中島みゆきは、曲作りの着想を得るために映画を編集するところにも立ち会ったという。

中島みゆきの「誕生」歌うと泣きそうになる程度には私も涙腺が弱い
— muratak (@emptst) June 26, 2020
中島みゆき先生のマスターピース「誕生」にのせて現状を語ると「やってもやっても終わらぬ仕事(こと)でも、虚しい仕事(こと)なんて、ないと言ってよ〜」みたいになる
— こっち( ͡° ͜ʖ ͡°)です (@instantomusubi) June 22, 2020
『時代』
『第6回世界歌謡祭』でグランプリを受賞したこの曲。
1975年に一度シングル発売されているが、時の経過とともにサウンドが古くなり、1993年にセルフリメイクしている。
このアルバムに収められているのは、その新しい方の1993年バージョン。
現在は、こっちの方がよく流れている。

iTunesで中島みゆき氏の「時代」買うとき、75年式の初期型か93年式のマイナーチェンジモデルにするか悩んだ。
— こ〜けん(公顕) ヨクタン姉 (@oldae86mad) June 29, 2020
中島みゆきの”地雷”が好き、ってら患者さんが言うから、そんな歌あったけかなあ?って検索し始めた頃に、”時代”だって気付いた。
— ちゃんあや (@su2aya) June 28, 2020
『わかれうた』
1977年にシングル発売されたこの曲。
初めて週間オリコン10位内に入り、1位を獲得した曲だ。
サビよりなぜか「途に倒れてだれかの名を呼び続けたことがありますか」という冒頭の歌詞が話題になることが多い。
この質問に対して、途に倒れたことが「ある」か「ない」か回答を用意しておく必要がある。
きっと、そういう流れになっていくから。

中島みゆきさんが、
わかれうたライブ?で歌ってる映像で
めっちゃ床を這うの見たことある気がするんだけど、動画探せない。何故だ— G2 SP (@G2purimo) June 19, 2020
わかれうた
これ歌うと中島みゆきさんが降りてくるって言ってたね
#四六時中もサザンを聴いて— MTスギ (@sugi5107) June 6, 2020
『ひとり上手』
『わかれうた』と『悪女』の間でヒットしたシングル曲。
ジャケットにはノンスリーブのワンピース姿の中島みゆきが写っている。
いかにも涼しげだが、マイナス20度という極寒の場所で撮影されたモノ。
涼しいどころの話ではない。
撮影時の詳細について記事に書いているので、ぜひ読んでいただきたい。

寂しいでござる。独り身が辛いでござる。でももう結婚は諦めてるし、ひとり上手にならねば。中島みゆきって結婚してないよね。ひとり上手なんて歌詞を書くんだから結婚してないよね。これからは中島みゆきを見習っていこうと思います。
— ちょく (@0000chokko) May 27, 2020
中島みゆきのひとり上手は曲調がなんだか長渕剛
— じゅんにゃん@ドア音セッション (@Misaki_Maebara) April 4, 2020
『慟哭』
1992年に工藤静香に提供した曲。
作曲は後藤次利で、中島みゆきは作詞の方を手掛けている。
工藤静香の最大のヒット曲となった。
1993年のアルバム『時代~Time goes around~』に中島みゆきがセルフカバーしているが、工藤静香の『慟哭』と違い、中島みゆきの『慟哭』は狼の遠吠えの如く、悲しみと怒りのようなものが入り混じっていて、ヘビーだ。

工藤静香も歌ってた「慟哭」 あの曲は中島みゆきが工藤静香に贈ったんだったかな? どっちが歌っても良い曲やったよな😌 工藤静香は中島みゆきは「神」の存在って言ってたよな昔…👼
— AQUAの日記帳 _🖋 (@sunrise_aqua) June 13, 2020
聴いたけど凄かった~!!
工藤静香のは聴いたことあったけど
別物だったね~~
めっちゃテンション上がったもん~~~( ≧∀≦)ノ
— りん~💓 (@honey226f9) May 31, 2020
『狼になりたい』
1979年に発売されたアルバム『親愛なる者へ』に収録されているこの曲。
シングルではなくヒットした曲でもなく、アルバムに収められた一曲に過ぎない。
中島みゆきの曲には、特に注目をひくワケではないけれど、他の代表曲と遜色ないくらい「いい曲」が多く潜んでいる。
その一例としてこの『狼になりたい』がセレクトされている。
この歌の舞台の「吉野家(吉野屋)」は、もちろん牛丼屋のことである。
中島みゆきは吉野家の牛丼が大好きなのだ。
その辺のとこ、記事にしているのでぜひ、読んでいただきたい。

昨日、出勤途中の車で
なぜか『狼になりたい』(中島みゆき)を聴いてしまった。
なんか凄く沁みた。今朝は『自由。』(RCサクセション)を聴いた。
やっぱり沁みた。昔、聴いた時と感じ方がかわったのかな?
成長したのか、単に疲れてるのか(^_^;)— 36番 毎朝田んぼ見回り (@36Rider1) June 23, 2020
牛丼屋にいる女で深夜のシチュエーション?つうたらば中島みゆき様の「狼になりたい」の歌世界ではなかろうかと。 (関ジャムたまたまつけたら)
— sayaka🌿 (@saya_zuka_dufy) June 21, 2020
『旅人のうた』
『空と君のあいだに』が大ヒットした翌年の1995年。
この年に出したシングル『旅人のうた』も大ヒットし、オリコン1位、ミリオンセラーを記録している。
日本テレビ系ドラマ『家なき子2』の主題歌第2弾の歌だ。

中島みゆき の曲で一番好きな曲は『旅人のうた』だけど、これだけが原曲キーで歌えない。
忘れない~♪忘れない~♪の い の音が日によって出ない。— 母性の力の丁秀 (@T_hide187) June 6, 2020
中島みゆきの「旅人のうた」で胸が締め付けられます…。
「あの日々は消えても まだ夢は消えない」
ここは一生忘れないフレーズです。
シンプルな言葉でここまで表現できる素晴らしさですね…。#中島みゆき #旅人のうた— サクラの下 (@fml6DepLUWyi9fj) May 29, 2020
『ファイト!』
1983年のアルバム『予感』に収録されていた曲だが、1983年当時はそこまで話題にならなかった。
それどころか、ボロクソに言われた曲だったそうな。
1994年に住友生命のCM曲として流れ、また『空と君のあいだに』と両A面シングルで発売されたことによって、グンと知名度を上げ、今や押しも押されぬ中島みゆきのヒット曲となっている。
だから中島みゆきはやめられないんだよなあ、と思わせてくれる歌だ。

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