1991年6月5日に発売された26作目のシングル
『トーキョー迷子』
についてみていこう。
『トーキョー迷子』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
収録アルバム
『Singles II』
1994年に発売されたシングルコレクション第二弾。
1987年の『御機嫌如何』から1993年の『時代』までの全20曲を揃えたコレクションアルバム。
『最後の女神』『浅い眠り』『誕生』『あした』などベスト盤入りの曲を多く含んでいる。

『歌でしか言えない』
シングルリリースから4カ月後の1991年10月に発売されたアルバム。
こちらに収録されている『トーキョー迷子』はシングル盤とはアレンジが少し異なる。
『Maybe』『南三条』『永久欠番』など隠れた名曲が入った一枚だ。

『中島みゆき BEST SELECTION II』
1992年4月1日に発売されたベストアルバム。
2曲目に収録されている『トーキョー迷子』は、アルバムバージョンが採用されている。
残念ながら現在こちらのアルバムは廃盤になっている。
なぜ「トーキョー」とカタカナなのか?
タイトルが「東京」ではなく「トーキョー」になっているのは意味があるらしい。
1991年11月「月刊カドカワ」のインタビュー記事では、実在する「東京」のもう一つ先へ行きたかったと中島みゆきは語っている。
迷子になっているのは「東京」よりも別次元の「トーキョー」ということだ。
親子の例を引き合いに出して、「迷子というのは必ずしも相手のせいではなく、手を離した自分のせいであることもある」と記事で語られていて、それは2番の歌詞からも読み取れる。
『トーキョー迷子』の歌詞解釈
1人の男を待ち続ける女の気持ちを歌っている。
「1年2年は夢のうち」
「3年4年は洒落のうち」
「5年かければ」
一体どんだけ待つんだというほど待っている女だが、会えないでいるその時間、「ありえぬほどいい人が心で育つ」という皮肉な哀しさがあるのだ。
PV映像
シングルジャケットのようにサングラス姿の中島みゆきが東京の街を彷徨うPV映像。
衣装を変え、短いショットを繋ぐなどして5年も待たされたという時間の経過を表わしている。
その上、短いPVでありながらボツになったシーンも多く、実際の撮影は時間がかかり骨が折れたそうな。
また、長時間、化粧していたので、肌がかぶれてしまったんだとか。
そう、肌の弱い中島みゆきは、日頃すっぴんで、紫外線も気を遣わなければならず、愛用の化粧品はというと「ウテナお子様クリーム」なのだ。
タモリとの対談で明かしている。
さて、この『トーキョー迷子』のPV映像は、『THE FILM of Nakajima Miyuki』に収録されている。

『トーキョー迷子』のみんなの感想
都知事選の閉塞しちゃった感が半端ないので、つい中島みゆき「トーキョー迷子」を思い出してしまった。
1年2年は夢のうち まさかと笑って待てば
3年4年は洒落のうち 数えて待てば・・・— 大森でんきゅう (@oomori_denkyu) July 3, 2020
余談だけどトーキョー迷子中島みゆきのなかでもめちゃめちゃ好きな曲
— 🐺🦇🍅えぷ子🍤🦁🐱 (@epuko_yessir) January 26, 2020
男の5年や10年はあっという間だが
女の5年や10年はそうでもないんだよな
1.2年は洒落のうち的な中島みゆきのトーキョー迷子みたいな構え方してる女性なんて殆どいないだろ— m-hiro (@mhiro1982) July 2, 2019
中島みゆきのトーキョー迷子にハマり中
気づいたら何か口ずさんでる
聞くきっかけはたまたまラーメン屋で流れてたから(´▽`)— みなづきすいら (@Minazuki_Works) March 13, 2017
中島みゆきの「トーキョー迷子」を検索したら、あみんの「待つわ」が出てきた。確かにどことなく似た曲ではある。
— milkaulait (@milktolait) May 1, 2016
方向音痴としては、中島みゆきの「トーキョー迷子」を口ずさめば良いかと思ったら、この歌は別に東京で迷子になる歌じゃなかったと気づいて落胆。https://t.co/WB0ZdO1EA3
— かとうぎ桜子(練馬区議会議員) (@sakurako_katogi) April 20, 2016
全く関係ないのだけれど新宿に来るといつも中島みゆきのトーキョー迷子が頭の中に流れてくる
— 救援ツイAPBP回復垢 (@One_Man_Army_P) April 4, 2015
中島みゆきとサングラスといったら、26枚目のシングル「トーキョー迷子」のジャケットがそうだったな。
— 工藤吉生(くどうよしお) (@mk7911) March 17, 2015
中島みゆきさんのね、トーキョー迷子聞くたびに、あぁ、5年も経てば顔立ちも変わるし男と女やし、みたいなちょっとマセた事を思ってた小学時代やったなぁと。なんやかんや言うて不条理な世の中なんやなあ、と。
— みさき (@bass_mii) October 11, 2013
中島みゆきのトーキョー迷子の歌詞に「5年かければ人は貌だちも変わる」とありますが、幼稚園児が中学生になって同窓会をしたら、誰が誰なのか本当にわからないものです。
— Midori (@QPmama) July 24, 2013
『トーキョー迷子』はこんな時に口ずさもう
突然、行方をくらました恋人を『トーキョー迷子』を口ずさみながら気長に待ってみよう。
『トーキョー迷子』はサブスク(定額制)でも聴ける
2020年1月8日よりついにサブスクリプション(定額制)で中島みゆきの曲を聴けるようになった。
『Amazon Music Unlimited』に登録すれば、月額980円(プライム会員は月額780円)で中島みゆきのシングル曲(カップリング含む)が聴き放題。
(※1975年版『時代』、映画主題歌バージョン『瞬きもせず』は含まない)
もちろん中島みゆき以外のアーティスト曲も聴くことができる。
その数、6500万曲以上。
30日間の無料お試し期間があるので、ぜひ一度試していただきたい。
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