中島みゆき『ひまわり“SUNWARD”』|香港でラストに歌われた曲|瀬尾一三が込めた思い

ひまわり

1994年10月21日に発売された22作目のアルバムに収録されている
『ひまわり“SUNWARD”』
をみていこう。

中島みゆき『ひまわり“SUNWARD”』

 

『ひまわり“SUNWARD”』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

収録アルバム

『LOVE OR NOTHING』

『LOVE OR NOTHING』(レコチョク試聴あり)

1994年10月21日に発売された22作目のオリジナルアルバム。

大ヒット曲『空と君のあいだに』のアルバムバージョンを含む全11曲。

『ひまわり“SUNWARD”』は4曲目に収録されている。

弦楽器
中島みゆきのアルバム『LOVE OR NOTHING』の全曲解説&みんなの感想|タイトルの意味|『空と君のあいだに』の映画バージョン収録1994年10月21日に発売された22作目のオリジナルアルバム 『LOVE OR NOTHING』 をみていこう。 中島みゆき『L...

『ここにいるよ』

『ここにいるよ』(レコチョク試聴あり)

2020年12月2日に発売されたベストアルバム。

新型コロナウィルス感染症の感染拡大により全国ツアー『結果オーライ』が中止になった。

これにより急遽企画されたのがこのアルバム。

「エール」をコンセプトにセレクトされた全26曲は、『空と君のあいだに』『ファイト!』『糸』『時代』『悪女』『地上の星』などヒット曲はもちろん、『風の笛』『泣きたい夜に』『空がある限り』など心の栄養になること間違いなしのラインナップ。

歓声
中島みゆき『ここにいるよ』の全曲解説&みんなの感想2020年12月2日に発売されたアルバム『ここにいるよ』について全曲解説とみんなの感想をみていこう。 アルバム『ここにいるよ』について...

sunward (サンワード)の意味

「sunword」=「太陽のコトバ」と誤解している人が多いが、正しくは「sunward」=「太陽のほうの、太陽に向かった」という意味である。

香港でラストに歌われた曲

1995年に行われたコンサートツアー『LOVE OR NOTHIG』のラスト3公演は香港で開催された。

これは中島みゆきにとって初の海外公演。

国内の方ではラストに『ファイト!』を歌った中島みゆきであったが、この香港公演ではラストに『ひまわり“SUNWARD”』を歌っている。

この理由について1995年「月刊カドカワ」12月号では以下のように語っている。

「香港の人にわかりやすい雰囲気っていうか、社会状況とかをいろいろ考えた時に『ひまわり“SUNWARD”』の方がピッタリくるだろうなあって思って。
 国民感情に合って、わかりやすいだろうと」

1995年の香港というと、2年後にイギリスから中国への返還を控えていた時期である。

それを考えると、確かに『ひまわり“SUNWARD”』の歌詞はその後の香港の姿と重なって見えてくる。

歌詞解釈

「あの遠くはりめぐらせた
妙な柵のそこかしこから
今日も銃声は鳴り響く
夜明け前から」

歌詞の中にちょくちょく出てくる「柵」というのは何かの象徴のようである。

「私の中の父の血と
 私の中の母の血と
 どちらか選ばせるように
 柵は伸びてゆく」

社会のルールに従って国籍を1つに選ばなければならないという状況として捉えるならば、柵とは国と国を分断するための鉄条網といったところだろうか。

「銃声」はその国境をめぐって争う人々の象徴と取れる。

だが、そこで生きていく人々に線引きはないと中島みゆきは言う、

「たとえ どんな名前で
 呼ばれるときも
 花は香り続けるだろう

 たとえ どんな名前の人の庭でも
 花は香り続けるだろう」

瀬尾一三は何をイメージして音を作ったか?

「Rolling Stone」のインタビューで瀬尾一三はこの曲の音づくりの過程について言及している。

瀬尾はいつも曲を作る上で映像を頭の中で思い描いているという。

『ひまわり“SUNWARD”』では、ひまわり畑の映像が瀬尾の頭に浮かんだ。

イントロはなるだけカメラを引いたような遠景から始め、一面のひまわり畑を映した後に、どんどん端っこにカメラが動いていき、やがて人間模様などを映していく。

そんなイメージのもと、音がつけられていった。

カバーしたアーティスト

新妻聖子

新妻聖子『ひまわり“SUNWARD”』(レコチョク試聴あり)

新妻聖子の歌う『ひまわり“SUNWARD”』は中島みゆきとはまた違う世界観を生み出していて、凛としたヒマワリの佇まいが感じられる。

新妻は「中島みゆきリスペクトライブ2018 歌縁-うたえにし-」の中でもこの曲を披露している。

今まで自分が経験してきたことや様々な思いがこの曲の歌詞は映し出していると新妻は語る。

彼女は、父親の仕事の関係で小学校5年生から高校卒業までをタイのバンコクで暮らしていた。

通っていたインターナショナルスクールでは様々な国籍の子供たちと共に学び、その経験のおかげでどんな国の人々ともすぐに打ち解けることができるようになったという。

「どんな国で生まれても、どんな場所で生まれても、誰もがひまわりのように太陽へ向かってグングンと生きていけたら」

そんな思いで新妻はこの曲を歌った。

『ひまわり“SUNWARD”』のみんなの感想

『ひまわり“SUNWARD”』はこんな時に聴こう

人種や国籍の問題にぶつかったとき『ひまわり“SUNWARD”』を聴いて答えを出そう。

サブスク(定額制)で中島みゆきの名曲が聴き放題

『Amazon Music Unlimited』なら月額980円Amazonプライム会員は月額780円)で、中島みゆきのシングル曲や他のアーティストの曲が聴き放題。

その数なんと6,500万曲以上

色んな音楽を聴く人で中島みゆきも聴きたいという人には『Amazon Music Unlimited』一択。

『Amazon Music Unlimited』に登録すると最初の30日間は無料体験できる。

⇒『Amazon Music Unlimited』の公式サイトはコチラ。

聴く
サブスク配信『Amazon Music Unlimited』で聴ける中島みゆきの曲は?2020年1月8日よりついにサブスク(定額制)配信で中島みゆきの曲を聴けるようになった。 音楽配信サービス『Amazon Musi...

 

ABOUT ME
yumeojiko
中島みゆきが好きで、人よりちょっと詳しいだけが取り柄の人間やってます。