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「The Covers」工藤静香&中島みゆき特集(2021年4月18日放送)

青い炎

2021年4月18日放送の「The Covers」(NHK)に工藤静香が出演。
中島みゆきから提供してもらった曲はもちろん、中島みゆきの楽曲のみをカバーしたアルバム『青い炎』の収録曲も披露している。
各々の曲への思いや、曲を作ってもらうまでのいきさつなど、中島みゆきへの思いを語っている。

この記事は、

  • 工藤静香の『アザミ嬢のララバイ』『誕生』
  • 中島みゆきが工藤静香に提供した曲
  • 中島みゆきに曲を提供してもらうまでの経緯

について書いてます!

夢おじ子
夢おじ子
中島みゆきの曲を全て聴いてきたファン歴30年以上の夢おじ子が解説!

工藤静香の絶頂期だった1980年代

今回のゲストは工藤静香

  • 1988年『MUGO・ん…色っぽい』
  • 1989年『黄砂に吹かれて』
  • 1993年『慟哭』

これらの工藤静香のヒット曲は、いずれも中島みゆきが作詞を手掛けている。
工藤静香へ提供した曲は23曲にものぼり、中島みゆきから楽曲提供したアーティストとしては最多である。

そんな工藤が最初に歌う曲は、1996年にリリースした『激情』だ。
初めて中島みゆきが作詞・作曲の両方を手掛けた工藤への提供曲だ。

激情に身を焦がして 激情に流されて
世界じゅうであなた以外の誰の指図も受けない
ゆずれない夜に
(『激情』より)

⇒工藤静香『激情』(レコチョク試聴あり)

司会はリリー・フランキー水原希子
1980年代を意識した水原のファッションを見て、工藤は懐かしがる。
1980年代当時、肩パッドが主張しているファッションが流行していた。
工藤は、これに独自のアレンジを加えていたのだ。

工藤「わざわざ後ろのウエストをちょっと詰めるんですよ。逆三角形にするように。ああいうの大好きでしたねぇ」

この流れでリリー・フランキーが見せたのは工藤静香のヒット曲『嵐の素顔』の有名な振り付け。
タテヨコタテヨコの独特の手の動きは、肩パッド入りのファッションとワンセットで日本人の記憶に残っているらしい。
これを見てリリー・フランキーは、「肝の据わった10代が出てきたな」と思ったのである。

中島みゆきから最も曲を提供されて思うこと

中島みゆきが工藤静香に提供した楽曲は23曲にものぼる。

リリー「中島みゆきさんといちばんセッションをしてますよね?」
工藤「そうです。それは、とても自分の中で自慢ができることですフフ」

1988年の『FU-JI-TSU』から、作詞・中島みゆき/作曲・後藤次利のタッグで曲を継続的に提供されていた。
そして、1996年の『激情』からは、作詞・作曲の両方を中島みゆきが手掛けるようになっていく。

工藤「すごく感激しました。今までとはちょっと違う感じだったので。もちろん後藤次利さんの歌も今でも大好きですし、今でもすごく尊敬しているんですが、中島みゆきさんの作詞・作曲で、体の部分のどこかが動き出したっていうような感覚でしたね」
リリー「作詞・作曲となると、中島みゆきさんブシが、濃厚に出てきますよね」
工藤「ええ。もう容赦ない感じの音遣いなので、わりと息ができなかったり」

リリー・フランキーは、これに大きく頷く。
カラオケで、中島みゆきの曲を歌う人の姿を見て、ハンパな気持ちで歌う曲ではないと感じていたのだ。

工藤静香が思う『アザミ嬢のララバイ』

1975年、中島みゆきが初めて世に出したシングル『アザミ嬢のララバイ』

春は菜の花 秋には桔梗
そしてあたしは いつも夜咲く アザミ
(『アザミ嬢のララバイ』より)

リリー「まだお若い頃の中島みゆきさんですが、デビュー曲で「春は菜の花、秋には桔梗」みたいな。落ち着き過ぎじゃね?って思いましたけどね」
工藤・水原「アハハハハ!」

この曲は、2021年にリリースされた工藤静香のカバーアルバム『青い炎』にも収録されている。
工藤は、この曲に、どんな魅力を感じたのだろうか?

工藤「この歌詞にわりと母性を感じるんですよね。ある特定の人をすごく遠くで見ていて、自分では行けないけど、彼から求められるだけ受け入れるみたいな女性像がすごく切なくて好きです」

工藤は、この曲を男と女の情が通った曲として捉えいている。
相手から何も求めず、ギブだけの主人公に、すっかり惚れ込んでいるようだ。

リリー「こういう人に出会いたいですけどねぇ。歳取ると与えられるのがいちばん好き、みたいになるんで(笑)」

工藤は、この曲をカバーするにあたって、意識したことがあった。

工藤「例えばテンポ感をすごく遅らせたり、まるっきり違うものに変えたりとか、そういうのは避けるようにしました。あとは、今の自分のエッセンスで歌わせていただくっていう感じにしました」

ララバイ ひとりで眠れない夜は
ララバイ あたしをたずねておいで
ララバイ ひといで泣いてちゃみじめよ
(『アザミ嬢のララバイ』より)

⇒工藤静香『アザミ嬢のララバイ』(レコチョク試聴あり)

⇒『アザミ嬢のララバイ』の記事はコチラ

『アザミ嬢のララバイ』を歌う工藤の独特な歌声に、リリー・フランキーはすっかり聴き入る。

リリー「すごく意志の強い大人の女性の声と少女の吐息が混在してるじゃないですか。いろんな年代のいろんな思いを持った女の人の多様性を声で表現できているんですよねぇ」
工藤「嬉しいです、ありがとうございます」

工藤静香✕中島みゆきアーカイブス

NHKのアーカイブスから、工藤静香✕中島みゆきのヒット曲セレクションをご紹介。

『FU-JI-TSU』

不実です 初めて会ったような不思議顔
私は街角ピエロ
不実です 微笑(ほほえ)んだ私を不思議顔
それはないんじゃない?
(『FU-JI-TSU』より)

⇒工藤静香『FU-JI-TSU』(レコチョク試聴あり)

1988年6月11日放送の「ジャストポップアップ」で歌う工藤静香の映像。
初めて中島みゆきに、提供してもらった曲だ。
タイトルに「-(ハイフン)」が入っているのは、社名である富士通と区別するための中島みゆきの配慮。

『MUGO・ん…色っぽい』

目と目で通じ合う
かすかに ん…色っぽい
目と目で通じ合う
そういう仲になりたいわ
(『MUGO・ん…色っぽい』より)

⇒工藤静香『MUGO・ん…色っぽい』(レコチョク試聴あり)

⇒『MUGO・ん…色っぽい』の記事はコチラ

1988年12月31日放送「第39回NHK紅白歌合戦」で歌う工藤静香の映像。
工藤は、この曲で初の紅白出場を果たしている。

化粧品のCMソングとして作られたこの曲は、キャッチコピーである「ん、色っぽい」という文言を歌詞に含めなければならなかった。
中島みゆきは、自分のイメージとかけ離れたこのワードに悶々としたことを、後に語っている。

『黄砂に吹かれて』

黄砂に吹かれてきこえる歌は
忘れたくて忘れた
なくしたくてなくしたつらい恋の歌
(『黄砂に吹かれて』より)

⇒工藤静香『黄砂に吹かれて』(レコチョク試聴あり)

1989年10月10日放送「フラッシュ&ジャンプ」で歌う工藤静香の映像。
週間オリコンチャート1位、また、年間オリコンチャートでも9位を記録した大ヒット曲。
中島みゆきも、1989年のアルバム『回帰熱』でこの曲をセルフカバーしている。

『慟哭』

ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
気がついたの
ともだちなんかじゃないという想い
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて
わかったのに
おまえも早くだれかをさがせよと
からかわないで、エラそうに
(『慟哭』より)

⇒工藤静香『慟哭』(レコチョク試聴あり)

⇒『慟哭』の記事はコチラ

1993年12月31日放送の「第44回NHK紅白歌合戦」で歌う工藤静香の映像。
工藤最大のヒット曲で、93万枚のセールスを記録した。
中島みゆきも、1993年のアルバム『時代-Time goes around-』でこの曲をセルフカバーしている。

工藤静香のファッション

『慟哭』を歌っていた時の工藤静香は23歳だが、そうは感じさせない貫禄だ。

リリー「出してる雰囲気、銀座で4店舗くらい構えてそう(笑)」

80年代後半に大流行した「工藤静香スタイル」のファッションは、実は、ヘアメイクをつけずに全て自己流でやっていた。

工藤「でも、髪型はちょっと問題だったなってすごく反省してます(笑)」

シンボルでもあった主張の強い前髪は、工藤本人がスプレーでしっかり固めたものだった。
リリー・フランキーによると、未だに地元のスナックに行くと、肩パッドと前髪カッチリの工藤静香スタイルの女性がいるんだとか。
当時のことを工藤は以下のように振り返る。

工藤「誰もやってないようなことをやりたくて仕方なかったんですよ。顔色が悪くなるようなブルーの透明の口紅とかつけたりとか」

中島みゆきに曲を提供してもらうまでの経緯

工藤静香は、なぜ中島みゆきと組むようになったのだろうか?
発端は、まだ高校生だった頃の工藤へ投げかけたプロデューサーの質問だった。

「中島みゆきさん、松任谷由実さん、竹内まりやさん。静香はどれが好き?」

この頃、工藤は、中島みゆきの曲をプライベートで好んで聴いていた。
迷わず、中島みゆきを選んだ。
しばらくして、『FU-JI-TSU』という曲が工藤のもとへ届けられた。
中島みゆきが初めて工藤のために書いた曲だ。

工藤「ビックリしちゃって。何が起こったのか分からなくて」

そこから中島みゆきとの交流がスタートした。
1998年に中島みゆきが工藤へ提供した『雪・月・花』では、中島みゆきもレコーディングに立ち会った。
早口言葉みたいな歌詞につまづいてしまう工藤へ、中島みゆきは「アハハつまづいたね。そこでつまづくと思ったよ」と笑って、和ませた。

工藤「何か言われたことよりも、みゆきさんが話しかけてくれたことが嬉しかったのを覚えてます」

工藤静香が涙ぐんだ『誕生』

1992年に中島みゆきがリリースしたシングル『誕生』
命や生きることの尊さを歌った曲だ。
工藤静香の2021年のセルフカバーアルバム『青い炎』にも、この曲が収録されている。
工藤は、なぜ、この曲を選んだのだろう?

工藤「この歌はですね、自分にとって、とってもスケールの大きい歌なんです。「生まれてきてくれてありがとう」という歌詞もそうなんですけど……」

言葉が途切れて、不意に涙ぐんでしまう。
この曲の歌詞を思い出したからだ。

工藤「「もいちど生きるために泣いて来たのね」っていう歌詞がすっごく響いちゃって。さっき歌ってるときも、リハーサルで泣きそうになっちゃって。でも泣いたら伝わらないじゃないですか」

泣きながら 生まれる子供のように
もいちど生きるため 泣いて来たのね
Remember 生まれた時だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome
(『誕生』より)

生まれてきた赤ん坊に対し「Welcome(ようこそ)」という言葉をかけるアメリカの風習が歌詞に取り入れられた。

工藤「やっぱり生きてて泣くことってあるじゃないですか。そういう時に、もいちど生きるためなんだなと思える時があって……」

Remember生まれた時だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して最初に聞いたWelcome
(『誕生』より)

⇒工藤静香『誕生』(レコチョク試聴あり)

⇒『誕生』の記事はコチラ

工藤の歌う『誕生』を聴き終えたリリー・フランキーが一言、

リリー「飲んでたら、俺も泣いてたと思います」
工藤「アハハハハ!」
リリー「やっぱり、人間にとっていちばん悲しいことは人が死ぬことで、人間にとっていちばんの喜びは人が生まれることじゃないですか。これ以上の悲しみと喜びは探せないよね」

初めてこの曲を聴いた水原希子も、ジンときたようで、

水原「私、この曲知らなかったんですけど、すごい大好きな曲になりました。人間を賛歌してるような曲というか」

とりわけ水原の心に刺さったのは以下の歌詞。

強気で強気で生きてる人ほど些細な寂しさで
つまずくものよ
(『誕生』より)

水原「私のことかなってスゴい思っちゃって」

1つの曲でみんなが涙している光景を見て、リリー・フランキーが一言、

リリー「フフ、明け方の新宿二丁目みたい(笑)」

工藤静香『青い炎』

2021年リリースのカバーアルバム。
中島みゆきの曲のみをセレクトしたカバーアルバム第2弾。

【収録曲】
『世情』『アザミ嬢のララバイ』『旅人のうた』『糸』『時代』『誕生』『ホームにて』『あした』『化粧』『地上の星』『ファイト!』『ヘッドライト・テールライト』『眠らないで』

⇒レコチョクで購入(試聴あり)

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