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「工藤静香ナイト!~中島みゆきを歌う~」のまとめ|2021年4月18日NHK放送「The Covers」より

ディスコ

2021年4月24日にNHKで放送された「The Covers」工藤静香が出演し、中島みゆきの曲を披露した。

中島みゆきについてのトークなど交えた模様をまとめてみた。

「工藤静香ナイト!~中島みゆきを歌う~」スタート!

まずは冒頭、『歌旅 -中島みゆきコンサートツアー2007-』の映像から中島みゆきの歌う『アザミ嬢のララバイ』

この曲は中島みゆきが1975年にリリースしたデビューシングル。

つづいて、中島みゆきのシングルジャケットをバックに『誕生』が流れる。

こちらは1992年にシングルリリースされた曲で、映画「奇跡の山 さよなら、名犬平治」の主題歌として中島みゆきが書き下ろした。

今回、お迎えするゲストは工藤静香

1988年に発表された『MUGO・ん…色っぽい』は作詞を中島みゆきが手掛けた工藤静香のヒットナンバー(作曲は後藤次利)。

1989年には『黄砂に吹かれて』(作詞・中島みゆき 作曲・後藤次利)、1993年には『慟哭』(作詞・中島みゆき 作曲・後藤次利)など、中島みゆきが工藤静香に提供した曲は23曲にものぼり、中島みゆきから楽曲提供したアーティストとしては最多。

そんな工藤静香が最初に歌う曲は、『激情』

工藤静香『激情』(レコチョク試聴あり)

この曲は、工藤静香に提供した中で、初めて中島みゆきが作詞・作曲の両方を手掛けた曲だ。

1980年代の工藤静香について

司会はリリー・フランキー水原希子

工藤静香はリリー・フランキーとは初めましてだが、水原希子とはいちど空港で会ったことがあるらしく、

「お久しぶりです」

と互いに挨拶を交わして着席した。

1980年代を意識した水原のファッションを工藤は懐かしむ。

肩パッドが主張していたこの頃のファッションに工藤は独自のアレンジを加えていた。

工藤「わざわざ後ろのウエストをちょっと詰めるんですよ。逆三角形にするように。ああいうの大好きでしたねぇ」

この肩パッドとパントマイムを加えれば誰にでも工藤静香だと分かる。

そう言いながらリリー・フランキーが見せたのは『嵐の素顔』のタテヨコタテヨコの有名な振りつけ。

その頃のリリー・フランキーの工藤静香の印象は、

リリー「肝の据わった10代が出てきたな」

だった。

工藤静香と中島みゆきについて

中島みゆきが工藤静香に提供した楽曲は23曲にのぼる。

リリー「中島みゆきさんといちばんセッションをしてますよね?」

工藤「そうです。それはとても自分の中で自慢ができることですフフ」

1988年の『FU-JI-TSU』から作詞・中島みゆき 作曲・後藤次利のタッグで続いた曲提供だが、1996年の『激情』からは作詞・作曲両方を中島みゆきが手掛けることになる。

このことについて工藤静香がどう感じているのだろうか?

工藤「すごく感激しました。今までとはちょっと違う感じだったので。もちろん後藤次利さんの歌も今でも大好きですし、今でもすごく尊敬しているんですが、中島みゆきさんの作詞作曲で体の部分のどこかが動き出したっていうような感覚でしたね」

リリー「作詞作曲となると中島みゆきさんの節(ブシ)が濃厚に出てきますよね」

工藤「ええ。もう容赦ない感じの音づかいなので、わりと息ができなかったり」

この点についてリリー・フランキーは大きく頷く。

カラオケでこの曲を歌う人の姿をみて、ハンパな気持ちで歌う曲ではないと感じていたらしい。

工藤静香が思う『アザミ嬢のララバイ』

つづいて工藤静香が歌う曲は、中島みゆきが1975年にリリースしたデビュー曲『アザミ嬢のララバイ』

リリー「まだお若い頃の中島みゆきさんですが、デビュー曲で「春は菜の花、秋には桔梗」みたいな。落ち着きすぎじゃね?って思いましたけどね」

工藤・水原「アハハハ!」

工藤静香はこの曲にどんな魅力を感じたのだろうか?

工藤「この歌詞にわりと母性を感じるんですよね。ある特定の人をすごく遠くで見ていて、自分では行けないけど、彼から求められるだけ受け入れるみたいな女性像がすごく切なくて好きです」

工藤静香は『アザミ嬢のララバイ』を男と女を描いた曲として捉えているようだ。

求めないけれどギブばかりの人。

工藤静香はこの曲の主人公にすっかり惚れ込んでいた。

リリー「こういう人に出会いたいですけどねぇ。歳取ると与えられるのがいちばん好き、みたいになるんで(笑)」

この曲をカバーする上で工藤静香が意識したことは何だろう?

工藤「たとえばテンポ感をすごく遅らせたり、まるっきり違うものに変えたりとか、そういうのは避けるようにしました。あとは今の自分のエッセンスで歌わせていただくっていう感じにしました」

なおこの『アザミ嬢のララバイ』は2021年に発売された工藤静香のカバーアルバム『青い炎』に収録されている。

工藤静香『アザミ嬢のララバイ』(レコチョク試聴あり)

工藤静香の歌う『アザミ嬢のララバイ』にすっかり聴き入ったリリー・フランキー。

工藤の独特な歌声について、

リリー「すごく意志の強い大人の女性の声と少女の吐息が混在してるじゃないですか。いろんな年代のいろんな思いを持った女の人の多様性を声で表現できているんですよねぇ」

工藤「嬉しいです、ありがとうございます」

電話
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工藤静香✕中島みゆきアーカイブス

ここでNHKのアーカイブスから工藤静香✕中島みゆきのヒット曲セレクションをご紹介。

まずは1988年6月11日に放送された「ジャストポップアップ」から『FU-JI-TSU』

工藤静香『FU-JI-TSU』(レコチョク試聴あり)

初めて中島みゆきに書いてもらった曲だ。

タイトルに「‐(ハイフン)」が入っているのは、社名である富士通と区別するための配慮なのだ。

つづいて1988年12月31日放送「第39回NHK紅白歌合戦」から『MUGO・ん…色っぽい』

工藤静香『MUGO・ん…色っぽい』(レコチョク試聴あり)

この曲で工藤静香は初めての紅白出場を果たしている。

化粧品のCMソングとして作られたこの曲は、中島みゆきに「ん、色っぽい」という歌詞を織り交ぜよという課題が与えられ、自分のイメージにないワードに悶々としたと後に語っている。

つづいて1989年10月10日に放送された「フラッシュ&ジャンプ」から『黄砂に吹かれて』

工藤静香『黄砂に吹かれて』(レコチョク試聴あり)

週間オリコンチャート1位、また年間オリコンチャートでも9位を記録したヒット曲。

中島みゆきも1989年のアルバム『回帰熱』でこの曲をセルフカバーしている。

そして、1993年12月31日放送の「第44回NHK紅白歌合戦」で歌われた『慟哭』

工藤静香『慟哭』(レコチョク試聴あり)

工藤静香最大のヒット曲で、93万枚のセールスを記録した。

中島みゆきもまた、1993年のアルバム『時代-Time goes around-』でセルフカバーしている。

見つめ合う
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工藤静香のファッション

『慟哭』を歌っていたときの工藤静香は23歳。

これについてリリー・フランキーが、

リリー「出してる雰囲気、銀座で4店舗くらい構えてそう(笑)」

80年代後半に大流行した「工藤静香スタイル」のファッションだが、テレビ番組に出演するときはヘアメイクをつけずに全部やっていたという。

工藤「でも、髪型はちょっと問題だったなってすごく反省してます(笑)」

工藤静香のシンボルでもあった主張の強い前髪は、実は本人が生み出したヘアスタイルだったのだ。

スプレーでしっかり固めていたらしいが、リリー・フランキー曰く、未だに地元のスナックにいくと肩パッド&前髪カチッという工藤静香スタイルの女性がいるという。

当時の頃を工藤静香はこう振り返る、

工藤「誰もやってないようなことをやりたくて仕方なかったんですよ。顔色が悪くなるようなブルーの透明の口紅とかつけたりとか」

中島みゆきと組むようになった経緯

工藤静香はなぜ中島みゆきと組むようになったのだろうか?

発端は、まだ高校生だった頃の工藤静香にかけたプロデューサの言葉だった。

「中島みゆきさん、松任谷由実さん、竹内まりやさん。静香はどれが好き?」

そう言われた工藤静香は、ちょうどその頃、中島みゆきの曲を好んで聴いていたこともあり、中島みゆきを選んだという。

すると、しばらくして『FU-JI-TSU』という曲が工藤静香のもとへ届いた。

そう、中島みゆきが初めて工藤静香のために作った曲だ。

工藤「ビックリしちゃって。何が起こったのか分からなくって」

1998年に中島みゆきが提供した『雪・月・花』という曲では、レコーディングのときに中島みゆきが立ち会った。

早口コトバみたいな歌詞につまづいてしまった工藤静香に対し、

「アハハつまづいたね。そこでつまづくと思ったよ」

と中島みゆきは笑った。

工藤「なにか言われたことよりも、みゆきさんが話しかけてくれたことが嬉しかったのを覚えてます」

工藤静香が涙ぐんだ『誕生』

つづいて工藤静香が歌う曲は1992年に中島みゆきがシングルリリースした『誕生』

命や生きることの尊さが描かれた名曲だ。

工藤静香はなぜこの曲を選んだのだろう?

工藤「この歌はですね、自分にとってとってもスケールの大きい歌なんです。「生まれてきてくれてありがとう」という歌詞ももちろんそうなんですけど――」

ここで「ちょっと失礼」と突然、工藤静香が涙ぐんだ。

この曲の中にある歌詞を思い出したからだ。

工藤「「もいちど生きるために泣いて来たのね」っていうのがすっごく響いちゃって。さっき歌ってるときも、リハーサルで泣きそうになっちゃって。でも泣いたら伝わらないじゃないですか」

工藤が涙した歌詞がコチラ、

「泣きながら 生まれる子供のように
 もいちど生きるため 泣いて来たのね
 Remember 生まれた時だれでも言われた筈
 耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome」

生まれてきた赤ん坊に対し「Welcome(ウェルカム)」というコトバをかけるアメリカの風習も、歌詞のモチーフになった。

工藤「やっぱり生きてて泣くことってあるじゃないですか。そういう時に、そのためなんだな(もいちど生きるためなんだな)と思えるときがあって」

工藤静香の歌う『誕生』は2021年のカバーアルバム『青い炎』に収録されている。

工藤静香『誕生』(レコチョク試聴あり)

聴き終えたリリー・フランキーが一言、

リリー「飲んでたら俺も泣いてたと思います」

工藤「アハハ」

リリー「やっぱり人間にとっていちばん悲しいことは人が死ぬことで、人間にとっていちばんの喜びは人が生まれることじゃないですか。これ以上の悲しみと喜びは探せないよね」

初めてこの曲を聴いた水原希子も、ジンときたようで、

水原「私、この曲知らなかったんですけど、すごい大好きな曲になりました。人間を賛歌してるような曲というか」

水原が刺さったのは、

「強気で強気で生きてる人ほど
 些細な寂しさでつまずくものよ」

という歌詞。

水原「私のことかなってスゴい思っちゃって」

1つの曲でみんなが涙している光景をみてリリー・フランキーが一言、

リリー「フフ、明け方の新宿二丁目みたい(笑)」

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中島みゆきが好きで、人よりちょっと詳しいだけが取り柄の人間やってます。