1976年の中島みゆきのアルバム曲『ひとり遊び』
ファーストアルバムに収録されたこの曲は、中島みゆきの幼い時の風景を切り取ったような印象を受ける。
1976年に行われた大学祭の中で、この曲を歌う前に、遊びの輪に入っていけない孤独について語っている。
この記事は、
- ライブのMCで語られた『ひとり遊び』
について書いてます!
中島みゆき『ひとり遊び』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 西崎進
ライブのMCで語られた『ひとり遊び』
1976年10月31日、中島みゆきは、近畿大学工学部大学祭のステージに出演している。
『ひとり遊び』を歌う前のMCの中で、人には、群れの中に入れる人と、群れの中にどうしても入っていけない人の2通りがあると語っている。
「群れの中に入れる要領のいい人ってのは、いつでも友達がたくさんいて、要領の悪い人ってのはいつまで経ってもひとり。「私は群れの中にいるんだ」って思っててふと気付いたら、みんな誰もいなかったってことないですか?」
これは中島みゆきの実体験に基づいていると思われる。
1994年1月10日に放送された「中島みゆき3Daysもっとみゆきと深い仲 第一夜」(NHK衛星第2)の中で、こんな中島みゆき語録が引用されている。
「近所の子供たちみんなで、縄跳びをしているでしょ。それを見ていて、入りたいと思うの。それでどうしたらいいか考えて、声をかけようと思ったときに縄跳びは終わっていたりするの。そんなとき、自分に悔しかったけどね」
中島みゆきは、ずいぶんとマイペースな子供だった。
そのトロさから、周りからは「とろ」というあだ名を付けられ、2006年には自身をモデルにした『とろ』という曲を発表している。
周りのペースについていけず、1人取り残されてしまうということが多々あったのだろう。
『ひとり遊び』からも、そんな中島みゆきの孤独が透けて見える。
本人映像
『夜会VOL.3 KAN(邯鄲)TAN』
1991年上演。中国の故事「邯鄲の夢」をモチーフに、クリスマスの夜に見た夢の中で、真実の愛に気づいていく女の姿が描かれている。
幼い子から老婆までを中島みゆき1人が演じている。
1人きりになり途方に暮れている少女の立場から『ひとり遊び』が歌われている。
『ひとり遊び』のみんなの感想
中島みゆきの「ひとり遊び」って曲はじめて聴いたけど、ぞくっとした。怖すぎだろ
— (◎¥◎) (@moro_gimi) May 5, 2018
中島みゆきの「ひとり遊び」絶賛リピート中。寂しいけど良い歌です。
— もぷ子/mopuko (@mopuing) November 5, 2011
なぜか頭の中で中島みゆきの「ひとり遊び」が流れる。大丈夫、まだがんばれる
— 出羽P (@anshifel) March 10, 2011
『ひとり遊び』はこんな曲
遊び相手は自分の影。
影を追う鬼ごっこは、いっそう孤独を深めていく。
もう長いこと あたしは ひとり遊び
独楽を回したり 鞠をついたりして
日も暮れるころ あたしは追いかけるよ
独楽を抱えた 影のあとをね
(『ひとり遊び』より)
『ひとり遊び』をフルで聴く方法
単品購入
収録アルバム
『私の声が聞こえますか』
1976年リリースの1st.オリジナルアルバム。
- デビュー曲『アザミ嬢のララバイ』のアルバムバージョン
- 『時代』のアコースティックバージョン
を含む全12曲。
【収録曲】
『あぶな坂』『あたしのやさしい人』『信じられない頃に』『ボギーボビーの赤いバラ』『海よ』『アザミ嬢のララバイ』『踊り明かそう』『ひとり遊び』『悲しいことはいつもある』『歌をあなたに』『渚便り』『時代』
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