2013年の中島みゆきのシングルコレクションアルバム『十二単〜Singles 4〜』
中島みゆきのシングルコレクションアルバム第4弾で、2003年の『銀の龍の背に乗って』から2012年の『恩知らず』までの全12曲を収録したCDだ。
これらの曲解説とみんなの感想をみていこう。
中島みゆきの全シングル曲を今すぐ聴く方法も併せてチェック!
この記事は、
- 『十二単〜Singles 4〜』の全曲解説
- 『十二単〜Singles 4〜』の収録曲へのみんなの感想
について書いてます!
中島みゆき『十二単〜Singles 4〜』
2003年から2012年までのシングルを収録したコレクションアルバム第4弾。
【収録曲】
『恩知らず』『時代 -ライヴ 2010〜11-』『荒野より (remix)』『バクです』『愛だけを残せ (remix)』『闘りゃんせ』『一期一会』『昔から雨が降ってくる』『帰れない者たちへ』『命のリレー <’04 夜会ヴァージョン>』『銀の龍の背に乗って』『恋文』
『十二単〜Singles 4〜』の特徴
週間オリコンチャート3位
『十二単〜Singles 4〜』は、2013年11月20日にリリースされ、週間オリコンチャート3位を記録している。
『時代』の特典映像
初回限定盤には、2010～2011年に行われた「中島みゆき TOUR2010」の東京・国際フォーラムのコンサートで歌われた『時代』のライブ映像DVDが付いている。
『十二単〜Singles 4〜』の曲解説＆みんなの感想
『恩知らず』
- 2012年リリース
- 週間オリコンチャート12位
- 編曲：瀬尾一三
2012年放送のドラマ「東京全力少女」（日本テレビ系）の主題歌に起用。
リリース予定のアルバムからドラマ制作サイドが選んだのがこの曲だった。
この選曲に対し中島みゆきは、主演の武井咲のイメージとかけ離れていたため、「本当にいいんですか?」と思わず念押ししたという。
なお、このドラマの第1話には、中島みゆきがチョイ役で出演している。
恩を仇（あだ）で返します
恩知らずになりました
まだずっと好きだけどごめん
（『恩知らず』より）
ドラマの中で流れると違う歌に聞こえる
中島みゆき #恩知らず— outertop (@hirooutertop) February 27, 2022
中島みゆき「恩知らず」https://t.co/hPsMXStwio
朝何気なく聴いていたこれがいまだに頭の中でリフレインしていてともすれば涙ぐみそうになっている…なんでだ…— 風柳 (@furyutei) January 31, 2022
『時代 -ライヴ 2010〜11-』
- 編曲：瀬尾一三
中島みゆきは『時代』をコンサートでは滅多に歌うこともないし、自身のラジオ番組でも滅多に流すことがない。
リスナーがこの曲を、重く受け止めすぎてしまうのが理由らしい。
だが、2010年のコンサートツアーでは、約21年ぶりにこの曲をステージで披露している。
その時のライブ音源だ。
めぐるめぐるよ 時代はめぐる
別れと出会いをくり返し
今日は倒れた旅人たちも
生まれ変わって歩き出すよ
（『時代 -ライヴ 2010〜11-』より）
中島みゆきの「恩知らず」って曲のカップリングで収録されている「時代」のライブバージョンがめちゃめちゃカッコいい
— ゆっけ (@yukke_F80M3) June 21, 2020
中島みゆき。新作「恩知らず」もいいけれど、「時代」のライブバージョンには、しびれます。歌い終わったあとの余韻がいいんだよ。 #nowplaying
— DJ tama (@tama_net) October 18, 2012
『荒野より』
- 2011年リリース
- 週間オリコンチャート11位
- 編曲：瀬尾一三
2011年放送の木村拓哉主演ドラマ「南極大陸」（TBS系）の主題歌として書き下ろされた。
歌詞はドラマに登場する南極に取り残された犬の視点で描かれている。
アレンジを手掛けた瀬尾一三は、イントロのサウンドは犬の遠吠えをイメージしたというが、誰にも共感してもらえなかったという。
本アルバムに収録されるにあたって、その部分は削除された。
また、ドラマのイメージから切り離すために、David Thoenerによるリミックスバージョンに装いを変えている。
僕は走っているだろう 君と走っているだろう
間にどんな距離があっても
僕は笑っているだろう 君と笑っているだろう
間にどんな時が流れても
（『荒野より』より）
長い年月を経て耳にした、中島みゆきさんの”荒野より”。私の胸の中に熱い思いが込み上げてきました。
中島さんの”力強い歌声と歌詞・曲”が、介護・福祉の現場で経験してきた”ご利用者さまとの出会いとお別れ”、その経験の中で感じた思いと共鳴し合うかのような魂が震えるような感覚を感じました・・。— おばちゃん (@6PJokerYota8) August 25, 2022
馬鹿なのでここで中島みゆきの荒野より聞いてしまう マジこれベスト犬ソング よく布団いっぱい濡らすくらい泣いてた（誇張）
— はなび (@ay_lx) June 10, 2022
『バクです』
- 編曲：瀬尾一三
バクは、人が見る悪夢を食べてくれると言われる動物。
お笑い芸人のチャンカワイは、芸人としてどう振る舞うのが正しいのか悩んでいた時にこの曲と出会った。
中島みゆきがとことん自分の味方でいてくれるような気がした、と「週刊現代」の中で語っている。
バクです バクです 今の今からバクになる
バクです バクです バクになることにしたんです
あんたの 悪い夢を喰っちまいます
あんたの 怖い夢を喰っちまいます
（『バクです』より）
中島みゆきさんの歌う「バクです」という曲が私がバクに興味を持ったきっかけです。優しくて食いしん坊なバクが愛しい。
— 魚 (@noraneko2n) January 31, 2020
バクといえば、中島みゆきの『バクです』という曲がありまして……自分がバクになってあんたの悪い夢を喰い、自分は笑っているあんたの夢を見るという内容で……聴いてみてほしいです……
— 啓蟄 (@kusunokinochigo) January 17, 2022
『愛だけを残せ』
- 2009年リリース
- 週間オリコンチャート15位
- 編曲：瀬尾一三
小説家・松本清張生誕100周年を記念して2009年に制作された映画「ゼロの焦点」の主題歌。
中島みゆきは、この曲を書くにあたって松本清張の小説を読み返したという。
David Thoenerによるリミックスバージョンは、本アルバムにしか収録されていない。
愛だけを残せ 壊れない愛を
激流のような時の中で
愛だけを残せ 名さえも残さず
生命の証に愛だけを残せ
（『愛だけを残せ』より）
愛だけを残せ 壊れない愛を⁰激流のような時の中で⁰愛だけを残せ 名さえも残さず⁰生命の証に 愛だけを残せ⁰
中島みゆき渋すぎるわ✨
最近愛だけを残せって自分に言い聞かせてる。上手くいってるときにはちゃんと相手との間に愛があったなって思う。愛したいし愛されたい。— 優希凛 (@100yuuki_rinrin) June 10, 2022
「選ぶつもりで 選ばされる手品だ」
「愛だけを残せ」 中島みゆき
ここの歌詞、何気なくずっと聴いていたのだけど、
ある日、突然、
はっとすごい文と気付かされた。「アハ体験」というんだろうか。
— りんごりん🍎〔入院中〕 (@0735Koume) May 30, 2022
『闘りゃんせ』
- 編曲：瀬尾一三
2008年にYOKO（久我陽子）へ提供され、米倉涼子主演のドラマ「交渉人〜THE NEGOTIATOR〜」の挿入歌に起用された曲。
YOKO版も、中島みゆき版も、いずれも瀬尾一三がアレンジを手掛けている。
行く人も帰る人も
見分けなんかつかないね
闘りゃんせ 愛よ闘りゃんせ
闘りゃんせ うつろな胸の中
（『闘りゃんせ』より）
中島みゆきの「とおりゃんせ」って「通りゃんせ」じゃなくて「闘りゃんせ」なのね
— SEI (@SeiStar) June 2, 2014
過ぎた日々も まだな日々も
答えなんかくれないね闘りゃんせ 愛よ 闘りゃんせ
…って天才か。天才だ。
中島みゆきを越える歌詞を
書けるようになるまで死ねない。— 井出美緒 (@miomi_dct) December 8, 2013
『一期一会』
- 2007年リリース
- 週間オリコンチャート11位
- 編曲：瀬尾一三
2007年放送の紀行番組「世界ウルルン滞在記”ルネサンス”」の主題歌。
番組サイドから主題歌のオファを受けた中島みゆきは、ストックしていた曲を取り出し、番組のコンセプトに合うように手を入れ、この曲を完成させた。
番組は、タレントや俳優が海外へ赴き、現地の人々の力を借りながら何かに挑戦していくという内容。
1週間ほどの短い滞在だが、そこに通う熱い思いが、この曲から見えてくるようだ。
忘れないよ 遠く離れても
短い日々も 浅い縁も
忘れないで 私のことより
あなたの笑顔を 忘れないで
（『一期一会』より）
引越しイヤ〜〜〜ここ私んち〜〜〜荷造りも嫌やけど何よりもここを離れるのが嫌 中島みゆきの一期一会を聴くしか…
— ﾊﾗﾝﾌﾟ (@whatischii) August 18, 2022
中島みゆきの一期一会を聞いてると、小学校の頃から割と最近の事まで、会ってない友達を思い出すなぁ。みんな元気にしてるかい？
— ホルモニスト (@TUnglue) May 17, 2022
『昔から雨が降ってくる』
- 編曲：瀬尾一三
2007年放送の紀行番組「世界ウルルン滞在記”ルネサンス”」のエンディング曲。
シングル版と異なりアウトロはフェイドアウトではない。
中島みゆきがデビュー以来歌い続けている「輪廻」の世界がこの曲にも反映されている。
昔、僕はこの崖の極みの 1粒の虫だったかもしれない
地平線の森へ歩きだした 疑わない虫だったかもしれない
あの雨が降ってくる
僕は思い出す 僕の正体を
（『昔から雨が降ってくる』より）
奇跡1
中島みゆきの「昔から雨が降ってくる」や「無限軌道」やその他の様々な曲を聴いていると、奇跡について考えさせられる。考えてみれば、私という人間は今しか存在しなくて、過去にもおそらく数十年後には存在しない。地球が生まれて私が存在したのはたった数十年しか存在しない。もっと言えば、— nuka (@nuka65199882) April 2, 2022
中島みゆき「昔から雨が降ってくる」
長い歴史の中で自分が「人間」として生まれ生きているということ、このことを唄ったように思うのだ、この歌は。— アロステ (@alloste) July 19, 2016
『帰れない者たちへ』
- 2006年リリース
- 週間オリコンチャート35位
- 編曲：瀬尾一三
2005年のアルバム『転生 TEN-SEI』の収録曲だったが、米倉涼子主演ドラマ「けものみち」（テレビ朝日系）の主題歌に起用され、2006年にシングルカットされた。
もとは、「夜会VOL.13 24時着 0時発」のために書き下ろされた曲なのだ。
帰れない者たちが月を見る十三夜
帰る気もないのねと手紙読む十三夜
（『帰れない者たちへ』より）
残業用BGMはもっぱら「地上の星」
あとは「帰れない者たちへ」#中島みゆき— もる@恋愛ブログ (@morukoi_blog) April 25, 2022
十三夜といえば
中島みゆきの『帰れない者たちへ』悲しい歌を聴いてばかりいると悲しいことがある。それでも私は悲しい歌が好きなのだ。
「帰れない歳月を夢だけが遡る」
この歌詞が今ほどしみることがかつてあったか。
今日はそんな感じです。
最近やっと季節の話ができるようになってきました。— ノーン ＼また、可愛いものを生み出してしまった🤔／電子書籍表紙の人 (@WriterNone) October 18, 2021
『命のリレー <’04 夜会ヴァージョン>』
- 編曲：瀬尾一三
「夜会VOL.13 24時着 0時発」のために書き下ろされた曲。
2005年のアルバム『転生 TEN-SEI』に収録された後、宮沢りえ・天海祐希、米倉涼子主演のドラマ「女の一代記」（フジテレビ系）の主題歌に起用された。
本アルバムに収録されているのは、ライブバージョン。
この一生だけでは
辿り着けないとしても
命のバトン掴んで
願いを引き継いでゆけ
（『命のリレー <’04 夜会ヴァージョン>』より）
今日は、車で中島みゆきの命のリレーのライブ盤を聴いていた。いいなあ。この人は、すごい声量がある。歳がいっても衰えないからすごいと思う。お話も上手だし、拓郎の追っかけをしてただけはある。私は、吉田拓郎も、中島みゆきも好きだな。もう、古いと若い人たちに言われそうだけど（*^_^*）
— rafa（ラファ） (@rafa111nadal) May 13, 2014
自分もこの歌をはじめ、中島みゆき大好きです。
最近は子供たち世代のことを思い、命のリレーの歌詞が刺さって頭をぐるぐる駆け巡ります😭
— ほげほげ (@akky9111) January 13, 2022
『銀の龍の背に乗って』
- 2003年リリース
- 週間オリコンチャート4位
- 編曲：瀬尾一三
ドラマ「Dr.コトー診療所」（フジテレビ系）の主題歌として書き下ろされた。
医療設備が整っていない沖縄の離島で、島民の命を救うために奮闘する医師の姿を描いたこのドラマ。
医療に携わる人間の弱さや、熱い思いが聞こえてくるような曲だ。
わたボコリみたいな翼でも
木の芽みたいな頼りない爪でも
明日 僕は龍の足元へ崖を登り
呼ぶよ 「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って 届けに行こう
命の砂漠へ
（『銀の龍の背に乗って』より）
３歳のとき、人生で初めて感動した音楽ー中島みゆき『銀の龍の背に乗って』…今もなお聴いている、多分、死ぬまで聴いている
— 英峯理論 (@eiho_theory) August 14, 2022
“急げ傷跡、翼に変われ”
中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」の歌詞にある言葉。
突然の出来事に心が傷が付くこともある。けれど、それが前向きなエネルギーに変わる瞬間だってあるかもしれない。
辛い経験に手を合わせて有り難いと言える人間でありたいな。— あつのみ@未来創造プランナー (@7Zwpe) July 30, 2022
『恋文』
- 編曲：瀬尾一三
本アルバムにはシングル版ではなく2003年のアルバム『恋文』のバージョンが収録されている。
恋文に託されたサヨナラに
気づかなかった私
「アリガトウ」っていう意味が
「これきり」っていう意味だと
最後まで気がつかなかった
（『恋文』より）
中島みゆきさんの恋文たまにすごく聴きたくなる。それが今。コンセプトベストの元気ですかしか聴けてないけど、やっぱりめっちゃ良いので中島みゆきさんは履修したいなぁ。
— 卜六P (@boku6i) March 23, 2021
ユリイカの坂元裕二特集読みながら「「アリガトウ」っていう意味が「これっきり」って意味だと最後まで気が付かなかった」という中島みゆきの恋文が流れてきて悶え死にしてる
— coco (@cocosurvive) February 14, 2021
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