中島みゆき『女なんてものに』は作家・吉行淳之介との対談から生まれた?

涙

1977年6月25日に発売された3作目のアルバムに収録されている
『女なんてものに』
をみていこう。

中島みゆき『女なんてものに』

 

『女なんてものに』(レコチョク)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 吉野金次・福井峻

収録アルバム

『あ・り・が・と・う』

『あ・り・が・と・う』(レコチョク)

1977年6月25日に発売された3作目のオリジナルアルバム。

中島みゆきの亡き父親をモチーフに作られた『まつりばやし』、実在の店がモデルになった『店の名はライフ』『わかれうた』のカップリング曲で最近でもCMでも流れて有名な『ホームにて』を含む全9曲。

『女なんてものに』は、このアルバムの4曲目に収録されている。

吉行淳之介との対談で生まれた

『女なんてものに』は作家・吉行淳之介との対談がきっかけで生まれたとされている。

対談は1977年1月6・13日合併号の『女性自身』に掲載。

テーマは「プラトニック・ラブ」で、男と女の恋愛観の違いを攻めた内容になっている。

そのため、吉行淳之介の口からはやたら「女性は――」というコトバが頻繁に出てくる。

『女なんてものに』には、

「女なんてものに 本当の心はない」
「女なんてものは 愛などほしがらない」

と言ってしまう男に幻滅する女の気持ちが描かれているが、対談では、この歌詞を引き出してしまったと思しき吉行淳之介の発言が見られる。

中島みゆきを触発したと思われる対談部分

問題の部分は、吉行淳之介が中島みゆきに対し、

「女の人って恋愛感情を持てるのかな」

と疑問を呈したところから始まる。

「一流商社勤めの男性を獲得したいのを、自己暗示にかけてほれほれたって言ってるのかもしれない」

と、つまり、打算的な心の働きを、恋愛感情と錯覚しているのではないかという吉行独自の見解だ。

これに対し、中島は、

「は?」
「そうかなァ」

と、反応が芳しくない。

「プラトニック・ラブに戻りますけど」

と、話題をもとに戻そうとしているところからみても、中島みゆきの逆鱗に触れたように取ることもできる。

この対談の半年後に『女なんてものに』がリリースされた。

吉行淳之介とは?

1924年生まれの小説家で、芥川賞や谷崎潤一郎賞など数々の文学賞を受賞している。
母は、1997年NHK連続テレビ小説『あぐり』のモデルになった美容師・吉行あぐりで、妹は芥川賞作家・吉行理恵と女優・吉行和子と一家全員が著名人。

書籍

中島みゆきと吉行淳之介の対談は、新潮文庫『片想い』ちくま文庫『吉行淳之介エッセイ・コレクション4トーク』に収められている。

 

『女なんてものに』のみんなの感想

『女なんてものに』はこんな時に歌おう

「ケッ、女なんて――」と言い切らないうちに『女なんてものに』を歌ってヤツの口を封じよう。

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