テレビ

「オール中島みゆきナイト」中島みゆき特集(2013年11月3日放送)

2013年11月3日、「オール中島みゆきナイト」(NHK BSプレミアム)で、中島みゆき特集が放送された。
司会のビビる大木をはじめ、クリス松村茂木健一郎先崎学おかもとまりをゲストに迎え、中島みゆきについて熱く語った。

この記事は、

  • ゆかりのある人物が中島みゆきを語る
  • 500人が選ぶ中島みゆきベストソング
  • 中島みゆきが番組にサプライズ出演!!

について書いてます!

夢おじ子
夢おじ子
中島みゆきの曲を全て聴いてきたファン歴30年以上の夢おじ子が解説!

「スナックみゆき」の常連客

ワインレッドのドレス姿の中島みゆきが黒部から中継で歌う『地上の星』
番組冒頭は、2002年の「第53回NHK紅白歌合戦」の映像が流れる。

⇒『地上の星』(レコチョク試聴あり)

つばめよ高い空から教えてよ
地上の星を
つばめよ地上の星は
今 何処にあるのだろう
(『地上の星』より)

やがて、「スナックみゆき」という妖しげな店のセットへと映像は切り替わる。
マスター役のビビる大木と客役のクリス松村『悪女』を歌っている。
そこへ、脳科学者の茂木健一郎『時代』の替え歌を口ずさみながら入店。

茂木「まわる~まわる~よお酒がまわる~」

棋士の先崎学八段と、ものまね芸人のおかもとまりも続いて入店。
今夜はこのメンツで、中島みゆきを熱く語り合うらしい。

常連が顔を揃えたところで、乾杯の音頭をとろうとするビビる。
取り出した酒瓶には、中島みゆきのベストアルバム『大吟醸』のジャケットまんまのラベルが貼られている。
そして、乾杯、

「みゆきラ~ブ!」

⇒『地上の星』の記事はコチラ

薬師丸ひろ子が語る中島みゆき

ビビる「お店に来れなかった常連さんからビデオレターをいただいているんです」

店に備え付けのテレビのスイッチを押すと、画面に映し出されたのは薬師丸ひろ子の姿。

薬師丸「中島みゆきさんからは『空港日誌』という曲と『未完成』という歌を提供していただきました。実際レコーディングにも立ち会っていただきました」

薬師丸にとって、印象深かったのは『未完成』をレコーディングしている時だった。
この曲は、息継ぎする箇所がほとんどなかったため、歌うのにずいぶん手を焼いてしまったようだ。
傍で見ていた中島みゆきは、そんな薬師丸にこうアドバイスしたという。

みゆき「ブレスしちゃいけない。頑張って」

ところで、薬師丸は、中島みゆきからいくつも曲提供を受けている。
1988年に薬師丸がカバーした『時代』は、週間オリコンチャート9位を記録している。
薬師丸自身も、勇気づけられてきた1曲なのだ。

続いて、2012~3年にかけて行われた「縁会2012〜3」のライブ映像から、中島みゆきの歌う『時代』が流れる。

⇒『時代』(レコチョク試聴あり)

そんな時代もあったねと
いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと
きっと笑って話せるわ
(『時代』より)

⇒『時代』の記事はコチラ

茂木健一郎が語る中島みゆき

『時代』は閃きの産物

茂木「この曲、瞬間でできるんじゃないかな」

『時代』についてこう語るのは、茂木健一郎
脳科学的にいうと、時代に残る名曲は瞬間的に生まれることが多いようだ。
その代表的な例として、ビートルズ『イエスタデイ』を挙げている。

茂木「みゆきさんは、数々の名曲を瞬間的に脳が生み出していると思うんですよ」
先崎「あと100年もすれば、モーツァルト、ビートルズ、中島みゆきですよ」
クリス「『時代』は自分が生きてきた年数だけ味が変わってくるの」

クリス曰く、それぞれ個人の中で曲の変化が起きるのが『時代』で、人の数だけ違った『時代』があるのだ。

1975年、中島みゆきは、この曲でポピュラーソングコンテストと世界歌謡祭でグランプリを受賞している。
茂木は、この姿に触発され、自らもシンガーソングライターを目指した頃があったと語る。
だが、すぐに才能のなさに気づいて、あっさりと断念したのである。

茂木健一郎のお気に入りの1曲

茂木健一郎がお気に入りの1曲に挙げたのは、『ヘッドライト・テールライト』

茂木「僕、みゆきさんのスローな曲がわりと好きなんですよ」

これも脳科学的に解説すると、脳の中には「ディフォルト・モード・ネットワーク」という回路が存在する。
これには、脳がリラックスしている時に活動し、脳のメンテナンスをしてくれる働きがあるという。
『ヘッドライト・テールライト』を聴いていると、頭の中で、この回路が働いているような気がすると、茂木は語る。

続いては、「プロジェクトX~挑戦者たち~」(NHK)の最終回で中島みゆきがスタジオから歌った時の映像だ。

⇒『ヘッドライト・テールライト』(レコチョク試聴あり)

語り継ぐ人もなく
吹きすさぶ風の中へ
紛れ散らばる星の名は
忘れられても
ヘッドライト・テールライト
旅はまだ終らない
(『ヘッドライト・テールライト』より)

⇒『ヘッドライト・テールライト』の記事はコチラ

さだまさしが語る中島みゆき

ワカメを送ってくる中島みゆき

続いて、さだまさしからのビデオレター。
さだまさしは以前、松山千春や中島みゆきと連れだって焼肉を食べに行ったことを話す。
その時、中島みゆきから言われたのが、

「あんた達はワカメを食べなさい」

という言葉だった。
言われた通りに松山とさだはワカメスープをがぶがぶと飲み、中島みゆきは、その様子をたいそう微笑ましく眺めていたという。

それ以来、中島みゆきは、2人のコンサートには、花束の代わりにワカメの束を届けるようになった。
そんな中島みゆきを、さだは「国の宝」と呼び、敬愛する。

さだまさしと中島みゆきの共通点

クリス松村は、さだまさしと中島みゆきが似ていると指摘。

クリス「歌を聴いていると暗いんだけど、ラジオとか聞くと、「え、この人さださん?」「え、この人みゆきさん?」って感じなのよね」
茂木「優れたクリエイターほど、作品と本人のギャップが大きい」

これは茂木健一郎による経験則らしいが、脳科学ではまだ解明されていない。

先崎学八段が語る中島みゆき

対局中は『わかれうた』

ビビる「先崎さんは、みゆきさんのどういうところが好きなんですか?」
先崎「気がついたら好きになっていた」

先崎学八段は、自らを「信者」と名乗るほど、中島みゆきに心酔している。
長丁場の対局中、疲れてきた時間帯に頭の中で自ずと再生される曲は、『わかれうた』だ。
意外にも、この曲が流れている間は調子がすこぶる良いらしい。

⇒『わかれうた』(レコチョク試聴あり)

途に倒れて だれかの名を
呼び続けたことがありますか
人ごとに言うほど たそがれは
優しい人好しじゃありません
(『わかれうた』より)

⇒『わかれうた』の記事はコチラ

先崎学八段のお気に入りの曲

先崎学八段がリクエストする曲は、『歌姫』
ライブDVD/Blu-ray『中島みゆきライヴ! Live at Sony Pictures Studios in L.A.』の収録映像が流れる。

⇒『歌姫』(レコチョク試聴あり)

淋しいなんて 口に出したら
誰もみんな うとましくて 逃げだしてゆく
淋しくなんか ないと笑えば
淋しい荷物 肩の上で なお重くなる
(『歌姫』より)

ゆずが語る中島みゆき

『時代』をカバーしたゆず

続いて、ゆずからのビデオレター。
中島みゆきとは無縁そうな2人だが、以前コンサートで『時代』をカバーしているのだ。
「日本のうた」をテーマにしたこのコンサートの締めくくりにふさわしい1曲としてラストナンバーにこの曲を選んでいる。

ゆずのリクエスト曲

ゆずがリクエストする曲は、『浅い眠り』

世代ごとにヒット曲があり、生まれた人によって代表曲が異なるというのが中島みゆきの凄いところ。
ゆずの2人が、学生時代に流行っていたのがこの曲なのだ。
クリス松村にとっても、印象的な1曲らしい

クリス「『浅い眠り』は、みゆきさん初めて100万枚越えた曲だから」

日本中でヘビロテされていた曲だったと、当時を振り返っている。
DVD『THE FILM of Nakajima Miyuki』に収録されているMV映像が流される。

⇒『浅い眠り』(レコチョク試聴あり)

恋しさを聞かせてよ
惜しみなく聞かせてよ
他人じゃないなら なおさら なおさら
(『浅い眠り』より)

⇒『浅い眠り』の記事はコチラ

鳥居みゆきと中島みゆきの関係

ここでおかもとまりが、店の中に奇妙なものを発見する。
それは、額に飾られた先輩芸人・鳥居みゆきの写真。
十二単姿で、こちらを睨みつけている。
おかもとによると、鳥居みゆきは番組の中でよく中島みゆきのモノマネをするほどファンなのだ。

おかもとまりのお気に入りの曲

続いて、おかもとまりの思い入れのある1曲を訊く。

おかもと「私はドラマから入ってる世代なんですけど」

おかもと世代は、ドラマ主題歌として起用されるようになった90年代のヒット曲が親しみが強い。
そんなおかもとがとりわけ気に入ってるのが、ドラマ「聖者の行進」(TBS系)の主題歌にもなった『命の別名』
19歳になって上京したおかもとは、当時、仕事がなく落ち込んでいた。

女優・広末涼子のモノマネを勉強するために、たまたま家で観ていた動画が広末の出演していたこのドラマだったのだ。
エンディングに流れる『命の別名』の歌詞に、おかもとは心を心を打たれた。
その時の自分の状況と重なり、「これじゃいけない」と奮起するきっかけとなったという。

ライブDVD/Blu-ray『歌旅 -中島みゆきコンサートツアー2007-』収録映像が流れる。

⇒『命の別名』(レコチョク試聴あり)

何かの足しにもなれずに生きて
何にもなれずに消えてゆく
僕がいることを喜ぶ人が
どこかにいてほしい
(『命の別名』より)

包容力のあるこの曲に、茂木健一郎はこんな印象を抱く。

茂木「すごく人の話に耳を傾ける人なのかなあと思うんですよ」

辛そうな人や苦しい人の気持ちが、中島みゆきというフィルターを通して歌詞が生まれてくる。
茂木はそう分析する。

クリス「みゆきさん、ここにいるみんなとお会いしたら、1人1人の人生が見えちゃうのかしら?」
ビビる「クリスさんだけ、曲できないだろうね(笑)」

⇒『命の別名』の記事はコチラ

安達祐実が語る中島みゆき

安達祐実のリクエスト曲

続いて、安達祐実からのビデオレター。
安達がリクエストする曲は、やはり『空と君のあいだに』
安達が13歳の頃に主演を務めたドラマ「家なき子」(日本テレビ系)の主題歌だ。

安達「撮影中もこの曲を聴くと、物語の中にスッと入っていきやすくて、すごく助けてもらった覚えがあります」

当時、街中でよくこの曲がかかっていて、歩いていて耳にするたびに嬉しくなったんだとか。
今は、7歳の娘と2人でいっしょにこの曲を歌っているという。

DVD『THE FILM of Nakajima Miyuki』に収録されているMV映像が流される。

⇒『空と君のあいだに』(レコチョク試聴あり)

空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る
君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
(『空と君のあいだに』より)

この歌詞は、ドラマに登場する名の犬の目線から描かれているのだ。
ドラマ・主題歌、ともに大ヒットし、安達にとって看板みたいな1曲となった。

茂木「女優として幸せだなあと思いますけどね」

⇒『空と君のあいだに』の記事はコチラ

世間の中島みゆきへの印象

街頭インタビュー「中島みゆきはどんな人?」

事前に行った街角調査の結果をここで発表する。
500人に「中島みゆきはどんな人?」という街頭インタビューを行った結果、色んな声が返ってきた。

「独特の世界観みたいな」
「独特のオーラを持ってますね」
「案外ふつうの人そう」
「姉さんっていうか、男前な感じっていうか」
「暗そう」
「逆に明るい人なのかな」
「お話の仕方とか可愛らしかったりするので意外性はあると思います」
「女性として魅力あります」
「宇宙人みたいないろんな面を持ったすごい芸術的な方だなと」
「ちょっとキツい感じ」
「男の人をバーンとやっちゃいそうな感じ(笑)」
「芯が強そう」
「おばちゃん」

中島みゆきは女優

世間は、中島みゆきについて、様々な印象を抱いていることが分かる。

クリス「やっぱり女優だと思う」

色んな中島みゆきの役どころを見せられているので、印象が定まらない。
「明るい人」という声もあれば、「暗い人」という声もある。

先崎「矛盾してるけど、みんな当たってる気がする」
茂木「自分探しっていうじゃないですか。でも、人間って1つの自分だけじゃないんですよ。相手によって違う自分引き出されるし」

中島みゆきの多面性は、サービス精神が旺盛だという表れ。
人が求めているものによって違う自分を出せる、それが中島みゆきの魅力なのである。

槇原敬之が語る中島みゆき

槇原敬之のリクエスト曲

続いて、槇原敬之からのビデオレター。
槇原がリクエストする曲は、『誕生』
自分が何のために生まれてきたのかと悩んでいる時に、友人からもらった音楽テープにこの曲が入っていたのだ。

⇒『誕生』(レコチョク試聴あり)

泣きながら生まれる子供のように
もいちど生きるため
泣いて来たのね
Remember 生まれた時
だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して
最初に聞いた welcome
(『誕生』より)

この歌詞に槇原は、泣かされ、「また、がんばろうかな」と励まされたという。

ライブDVD/Blu-ray『歌旅 -中島みゆきコンサートツアー2007-』収録映像が流れる。

⇒『誕生』の記事はコチラ

中島みゆきクイズ

ここで中島みゆきファンなら知ってて当然の簡単なクイズを出題。

Q 中島みゆきが紫綬褒章を受章した時、「棚から〇〇」とコメントした。〇〇は何?

全員、「?」という顔だが、1人茂木健一郎だけが、ニヤリと笑う。
正解を知っているようだ。

クリス「棚から奈良の大仏?」
おかもと「棚からキャビア?」

正解は、「棚から本マグロ」

中島みゆきは2009年秋、芸術やスポーツ、学問で功績を残した人に贈られる紫綬褒章を受章した。
「棚から本マグロ」以外にも、以下のように胸中を語っている。

「日本人の奥ゆかしいマナーなら2度辞退して3度目にお受けするところだけど、辞退なんかしたら二度とこんな機会はないと思って、即座に「いただきます!」とお返事してしまいました」

Q 中島みゆきがコンサートでよく取る出前のメニューは何?

これはさすがに全員が分からないようだ。
ヒントは、出前でよく届けられる定番メニューだというが。

クリス「かつ丼?」
先崎「ラーメン?」
おかもと「ピザ?」
茂木「カレーライス?」

正解は、「力うどん」

これを食べる理由は、「力がつくから」ということらしい。

クリス松村のお気に入りの曲

続いて、クリス松村がお気に入りの1曲を挙げる。
1975年にリリースされた中島みゆきのデビューシングル『アザミ嬢のララバイ』

⇒『アザミ嬢のララバイ』(レコチョク試聴あり)

ララバイ ひとりで眠れない夜は
ララバイ あたしをたずねておいで
ララバイ ひとりで泣いてちゃみじめよ
ララバイ 今夜はどこからかけてるの
(『アザミ嬢のララバイ』より)

クリス「この曲を聴くと、抱かれてるような気持ちになるのね」

歌詞の内容はあまり理解していなかったクリスだが、ワルツのようなリズムがふわふわと包み込む子守歌のように感じるのだという。

ライブDVD/Blu-ray『歌旅 -中島みゆきコンサートツアー2007-』収録映像が流れる。

⇒『アザミ嬢のララバイ』の記事はコチラ

わたしの中島みゆきベストソング

再び、街頭インタビュー。
今回は、「わたしの中島みゆきベストソング」と題して、500人にお気に入りの曲を訊いてみた。

第5位 『ファイト!』

「元気とパワーもらえます」
「元気をもらえるような」

⇒『ファイト!』(レコチョク試聴あり)

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
(『ファイト!』より)

第4位 『糸』

「歌ってるの聞くとやっぱ残りますよね」
「どなたかがカバーしてらして、それでいいなって思いました」
「私が片想いしてた女性がですね、ライブハウスで歌ってた曲です」

⇒『糸』(レコチョク試聴あり)

縦の糸はあなた
横の糸は私
織りなす布は
いつか誰かを
暖めうるかもしれない
(『糸』より)

第3位 『空と君のあいだに』

「ドラマを見ていたから、その印象が強いですね」
「小さい頃に「家なき子」やってたんで」

⇒『空と君のあいだに』(レコチョク試聴あり)

空と君とのあいだには
今日も冷たい雨が降る
君が笑ってくれるなら
僕は悪にでもなる
(『空と君のあいだに』より)

第2位 『時代』

「昔を思い出す感じがして今でも好きなんですよね」
「それを聴くと昔の自分の学生時代、サークルでみんなが集まってたような場所を思い出します」
「卒業式の謝恩会で歌った特別な歌ですね」

⇒『時代』(レコチョク試聴あり)

まわるまわるよ 時代はまわる
喜び悲しみくり返し
今日は別れた恋人たちも
生まれ変わって めぐりあうよ
(『時代』より)

第1位 『地上の星』

「みゆきさんの鬼気迫るような歌にびっくりしちゃって」
「「プロジェクトX」のオープニングに使われてて、歌詞がいいなと」

⇒『地上の星』(レコチョク試聴あり)

つばめよ 高い空から教えてよ
地上の星を
つばめよ地上の星は
今 何処にあるのだろう
(『地上の星』より)

6~10位は、以下の通り。

  • 6位 『銀の龍の背に乗って』
  • 7位 『ヘッドライト・テールライト』
  • 8位 『歌姫』
  • 9位 『命の別名』
  • 10位 『荒野より』

クリス「え、『わかれうた』入ってないの?」
おかもと「私、『旅人のうた』とか入ってるかと思ってたのに」

『悪女』『浅い眠り』などのヒット曲が収まりきれないほど、中島みゆきが生み出した名曲は多いのだ。

坂崎幸之助が語る中島みゆき

続いて、坂崎幸之助からのビデオレター。
1994年、泉谷しげるが中心となって日本武道館で行われたコンサートで、吉田拓郎『ファイト!』を歌ったことについて触れている。

ギター1本で弾き語りされたその曲を、その場にいた多くの人が吉田拓郎の持ち歌だと思っていたらしい。
それほど、歌いまわしやメロディが中島みゆきとリンクしている印象が強いのだ。

⇒『ファイト!』(レコチョク試聴あり)

暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく
光ってるのは傷ついて はがれかけた鱗が揺れるから
いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね
やせこけて そんなにやせこけて 魚たちのぼってゆく
(『ファイト!』より)

ライブDVD/Blu-ray『歌旅 -中島みゆきコンサートツアー2007-』収録映像が流れる。

吉田拓郎は、中島みゆきの憧れる存在であり、アマチュア時代には拓郎の追っかけをやっていたという。

⇒『ファイト!』の記事はコチラ

中島みゆきが番組に登場

ここで、郵便屋さんに扮した中島みゆきが登場。
一同、唖然。
マスターのビビる大木に書留郵便を渡し、「ここサインお願いします」と促す。

みゆき「あのお、力うどんは天カス抜きでお願いします」

こう言い残して去って行った。
一同、騒然。
実は、中島みゆきが登場することはビビる以外には伝えられていなかったのだ。

クリス「あれは本当にご本人なんですか?」
おかもと「そっくりさんかもしれない」
クリス「え、これだけ?」
茂木「脳科学的にいうと神様ってのは一瞬来て一瞬で帰るんです」

工藤静香が語る中島みゆき

中島みゆきが、ビビる大木に渡した書留を見ると、差出人が「工藤静香」になっている。
中身を読んでみよう。

私がみゆきさんの曲の中で一番印象に残っているものはと問われても、決められないです。
歌い手・中島みゆきが大好きなものですから…無理です。
が、その中でも思い出があるのをどうしても選ぶなら『あたいの夏休み』『やまねこ』『あした』『歌姫』『見返り美人』

『あたいの夏休み』『やまねこ』は高校生の時に音楽室で爆音で聞いていて、恥ずかしいのですが、先生に叱られ怒鳴られても聞こえませんでした。
その頃から中島みゆきさんの歌に惹かれて行きました。
歌の中に登場する、ちょっとスレた強い女性像に憧れていたのを覚えています。

今でもコンサートに行って歌声を聴くのが楽しみです。
あー久しぶりに会いたいし、歌声が聞きたいです。

工藤静香

その工藤静香のリクエスト曲、『見返り美人』のMV映像が流れる。

⇒『見返り美人』(レコチョク試聴あり)

アヴェ・マリアでも呟きながら
私 別人 変わってあげる
見まごうばかり 変わってあげる
だって さみしくて 見返りの美人
泣き濡れて八方美人
(『見返り美人』より)

こちらのMVは、DVD『THE FILM of Nakajima Miyuki』に収録されている。

⇒『見返り美人』の記事はコチラ

ビビる大木のリクエスト曲

さて、ここでビビる大木がリクエストする曲は、『宙船(そらふね)』
TOKIOへの提供曲で、後に中島みゆきがセルフカバーしている。

⇒『宙船(そらふね)』(レコチョク試聴あり)

その船を漕いでゆけ
お前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶ者に
お前のオールをまかせるな
(『宙船(そらふね)』より)

ライブDVD/Blu-ray『歌旅 -中島みゆきコンサートツアー2007-』収録映像が流れる。

フィナーレ

いよいよ閉店の時間だ。
クリス松村は、生の中島みゆきを目の当たりにした余韻を引きずっている。

茂木「なんか生き方に興味出てきちゃったね。普段どういう人生送ってんだろうって。それがあるからあの楽曲が生まれるんだろうなって納得しましたね」
クリス「でも、中島みゆきさんの私生活って追っちゃいけないのよ」
先崎「でも僕、中島みゆきさんの私生活とか性格には興味ないかな」
おかもと「私も好きな人できると、もっとプライベートなこと知りたいと思うんですけど、中島みゆきさんの場合は、正面で提供してもらっているので、その曲だけですごい大満足というか」
クリス「与えられるだけで民は充分なのよ。もう一生の謎としておく」

ラストは、DVD/Blu-ray『中島みゆきライヴ! Live at Sony Pictures Studios in L.A.』から『銀の龍の背に乗って』のライブ映像。

⇒『銀の龍の背に乗って』(レコチョク試聴あり)

銀の龍の背に乗って
届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って
運んで行こう 雨雲の渦を
(『銀の龍の背に乗って』より)

⇒『銀の龍の背に乗って』の記事はコチラ

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