2006年の中島みゆきのアルバム曲『あのさよならにさよならを』
華原朋美のオファにより、中島みゆきが書き下ろした曲だ。
華原は、中島みゆきという存在を初めて知った日のことや、提供された曲についての感想について、コンサートの中で語っている。
この記事は、
- 『あのさよならにさよならを』は華原朋美に提供された曲
- 華原朋美が中島みゆきを知ったきっかけと、曲依頼しようと思ったきっかけ
- 『あのさよならにさよならを』は華原朋美がモデル?
について書いてます。
中島みゆき『あのさよならにさよなら』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
華原朋美に提供された曲
⇒華原朋美『あのさよならにさよならを』(レコチョク試聴あり)
時代劇ドラマの主題歌に起用
『あのさよならにさよならを』は華原朋美へ提供された曲だ。
2006年7月5日にシングルリリースされ、週間オリコンチャート46位、USEN総合チャートで7位を記録。
2006年放送の時代劇「次郎長 背負い富士」(NHK)の主題歌に起用されている。
華原朋美
1990年代に小室哲哉のプロデュースにより多くのヒット曲を生み出した歌手。
『I BELIEVE』『I’m proud』は、ミリオンセラーを記録。
1996年には紅白歌合戦に初出場を果たしている。
中島みゆきを知ったきっかけ
華原朋美が中島みゆきという存在を初めて知ったのは、高校の頃だった。
カラオケで大好きな工藤静香の曲を入れてよく歌っていた華原は、ある時、画面に表示された「中島みゆき」という名前に気づく。
やがてこう思うようになった。
「いつかデビューしたら自分もこの人に曲を書いてもらいたい」
中島みゆきへオファした経緯
歌手デビューした華原朋美は、1990年代は小室哲哉のプロデュース曲を歌い続けていた。
きっかけは2005年5月7日放送の「MUSIC FAIR 21」(フジテレビ)の中島みゆき特集に華原が出演したことだ。
そこで『かもめはかもめ』『時代』を歌った華原は、中島みゆきが織りなす世界観にすっかり魅了されていた。
そこから約1年、華原は中島みゆきへラブコールを送り続け、曲を書いてもらう運びとなった。
華原朋美がモデルの曲?
「中島みゆきリスペクトライブ2017 歌縁」に出演した華原朋美は、『あのさよならにさよなら』を歌った後、この曲について語っている。
「30歳くらいの時にいただいた曲なんですけど、みなさんもご存知の通り、20代はハチャメチャでして、大変苦労した恋愛をしてきたんですよ(笑)」
華原は、小室哲哉と破局した後、ガス中毒事件や薬物依存がマスコミによって報じられ、確かに波乱に富んだ20代だったようだ。
「なかなか私の人生にとって大恋愛っていうのは大きな出来事でしたので、なかなかサヨナラできない自分がいたのをきっと中島みゆきさんご存知だったのかなって思いながら、曲が来ました時に、『あのさよならにさよならを』っていうタイトルでしたので、「はやくサヨナラしなさいよ」っていうメッセージだったのかなって勝手に思いまして」
今からの日々のため
あのさよならに
さよならを送りましょう
嘆いてる時間などないから
(『あのさよならにさよならを』より)
華原は、この曲を歌うことで前向きになることができたと語っている。
中島みゆきに会ったことがない華原朋美にとって、曲が出来た経緯など推測の域でしかない。
だが、華原の恋愛事情を下敷きにして曲を書いた可能性は考えられる。
例えば、中島美嘉に『愛詞(あいことば)』という曲を提供した際も、中島みゆきは中島美嘉について書かれた雑誌の記事を読み、それを着想の種にした。
華原朋美版も中島みゆき版も瀬尾一三がアレンジ
華原朋美版の編曲は、中島みゆき版と同様に瀬尾一三が担当している。
「ラジオ瀬尾さん」の中で瀬尾は、レコーディング時に華原とは会っておらず、渡された華原と同じキーの声のデモテープをもとに音がつけられたと語っている。
『あのさよならにさよならを』はこんな曲
未来に対しての迷いは、過去の失敗がまた繰り返されるのではないかと思うからだ。
ならば、そんな過去と決別した方が、前途は拓けてくるはず。
立ちすくむ私たちには
あらすじもなく予告篇もない
思いつかなくていい
心配や疑いが 私たちを傷つける
(『あのさよならにさよならを』より)
『あのさよならにさよならを』のみんなの感想
音楽でいうと中島みゆきさんを聴くことが多いんだけど『あのさよならにさよならを』っていう曲はタイトルだけで惚れてしまう
— はっぱ (@happa_lang) August 31, 2019
「約束を交わしましょう 今からの日々のため あのさよならにさよならを 贈りましょう 嘆いてる時間などないから」中島みゆき『あのさよならにさよならを』。この曲を華原朋美に提供するみゆきさんには愛を感じるなぁ。それとも凄さ?聴くと特定の男女を思い浮かべてしまうけど、実は普遍的な唄だ。
— きのした (@sadahanshin) June 30, 2011
何気なくで辿り着いた華原朋美と中島みゆきのタッグ曲がハンパない件‐あのさよならにさよならを
— 堀田克久/kachi (@drivingbasskh) August 20, 2010
『あのさよならにさよなら』をフルで聴く方法
単品購入
収録アルバム
『ララバイSINGER』
2006年リリースのオリジナルアルバム。
- 岩崎宏美へ提供した『ただ・愛のためにだけ』
- TOKIOへ提供した『宙船(そらふね)』
- 華原朋美へ提供した『あのさよならにさよならを』
- 工藤静香へ提供した『Clāvis -鍵-』
- 幼少期の自分を歌った『とろ』
- デビューシングル『アザミ嬢のララバイ』へのオマージュ曲『ララバイSINGER』
を含む全12曲。
【収録曲】
『桜らららら』『ただ・愛のためにだけ』『宙船(そらふね)』『あのさよならにさよならを』『Clāvis -鍵-』『水』『あなたでなければ』『五月の陽ざし』『とろ』『お月さまほしい』『重き荷を負いて』『ララバイSINGER』
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