1984年6月11日放送の「中島みゆきのオールナイトニッポン」に明石家さんまがゲスト出演している。
明石家さんまは、当時すでに有名であったが、お笑いに疎い中島みゆきは、彼のギャグはおろかどんな人間なのかもよく分かっていなかったようだ。
なかなか嚙み合わない会話に、明石家さんまもタジタジ。
貴重な放送回となった。
2人の対談をみていこう。
(※部分的に編集しています)
この記事は、
- 明石家さんまを知らない中島みゆき
- 明石家さんまが買った中島みゆきのレコードとは?
- 明石家さんまが街中で見かけた中島みゆきとは?
について書いてます!
はじめましての中島みゆきと明石家さんま
みゆき「いらっしゃいませ~」
さんま「ども……初めまして」
明るく迎え入れる中島みゆきに対し、緊張なのか照れなのかぎこちない喋り方の明石家さんま。
さんま「粗相がないように言われているんで。粗相があったら言ってくださいね」
大人しい理由がちゃんとあった。
明石家さんまを撃とうとする中島みゆき
中島みゆきは、ニッポン放送の玄関を入る時に水鉄砲を渡されていた。
「明石家さんまが近寄ったらいつでも撃て」という御守りとして用意されたものらしい。
さんま「水鉄砲くらいではダメです、僕」
みゆき「あの、撃ってもいい?」
さんま「ハ?」
みゆき「撃ってもいい?」
さんま「かけていいですけど、条件があって、曲を1曲作ってもらえませんか?」
みゆき「アハハハハ!」
さんま「それなら何杯でも水かぶります」
「ナンデスカマン」を知らない中島みゆき
話題は、明石家さんまの持ちギャグである「ナンデスカマン」へと移るが、
みゆき「ナンデスカマンって何ですか?」
さんま「ハ?」
「ナンデスカマン」とは、当時、明石家さんまがバラエティ番組「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)の「タケちゃんマン」のコーナーで演じていた敵キャラのこと。
人間の耳をモチーフにした怪人で、額にクエスチョンマーク、耳の形をした手、胸には「WHAT DO YOU SAY」という文字が刻まれている。
全身で人の言葉に耳を傾けようとする怪人だ。
当時、一世風靡した「ナンデスカマン」を中島みゆきが知らないことに、明石家さんまも驚愕する。
「ナンデスカマン」が登場したバラエティ番組「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)は、平均視聴率17.8%、最高視聴率29.1%を誇るお化け番組だった。
明石家さんまを知らない中島みゆき
さんま「明石家さんまは御存じですよね?」
みゆき「はあ。スターの人でしょ? 大阪に行ったら、さんまさんってのが有名ってのは聞いてる」
さんま「あの、ブラックデビルってのは御存じですか?」
みゆき「え?」
さんま「え? あの……土曜の夜8時にやってる「オレたちひょうきん族」ってのは御存じですよね?」
みゆき「あれ、それ、昼やってんじゃなかったの? 友達の輪ってヤツ」
さんま「それ、「いいとも」です」
「オレたちひょうきん族」と「いいとも!」の区別がついていないほど、中島みゆきはテレビに疎いのだった。
試しに、明石家さんまが「ウィウィ」とブラックデビルの鳴き声をしてみせる。
ついでに、アミダばばあの「見たな~」という名セリフも披露。
みゆき「すご~い、間近でみると怖いねぇ」
笑い抜きの冷静なコメントに明石家さんまもタジタジだ。
いちお、ナンデスカマンの名セリフも、
さんま「何か質問してもらっていいですか?」
みゆき「男ですか? 女ですか?」
さんま「(決めセリフ)ナンデスカ~」
みゆき「ああ……」
ここでも笑いなしで、さらに冷静な質問を続ける中島みゆき、
みゆき「これ、夜8時にやってんですか?」
ここから、中島みゆきの中で明石家さんまの定義が分からなくなってしまう。
というのも、当時、明石家さんまは、シングルレコード5枚、LPを1枚リリースしており、中島みゆきにとって歌手としての印象が強かったからだ。
みゆき「所ジョージみたいな人?」
みゆき「落語やる人?」
迷走が止まらない中島みゆきに、さんまもとうとう匙を投げた、
さんま「テレビに出てる兄ちゃんでいいです」
明石家さんまが買った中島みゆきのレコード
明石家さんまは、中島みゆきのレコードをこれまでに3枚買ったことを話す。
さんま「『傾斜』も歌いました」
おそらく明石家さんまが買ったレコードは、『傾斜』が収録されたアルバム『寒水魚』だろう。
さんま「普通のレコード会社ならくれるんですけど」
みゆき「ウチも発売日には自分で買うんですよ? どっかレコード店で会うかもしれませんね」
さんま「いや、今日で最後です」
みゆき「アハハハ!」
明石家さんまが街中で見かけた中島みゆき
みゆき「昔、いちどお会いしているんですって?」
中島みゆきは全く身に覚えがないが、明石家さんまはしっかりと記憶している。
どこかのお店のレジで中島みゆきが会計をしているのに出くわし、明石家さんまは会釈だけしている。
さんま「朝の5時っていう時間でしたから、中島みゆきさんって牛乳配達してはるかんなあって思って」
明石家さんまの歌を聴いて
最後は、松山千春に書いてもらったという明石家さんまの持ち歌『ビックリ箱のうた』を聴いてお別れ。
曲を聴いた中島みゆきが感想を述べる、
みゆき「声のつぶれ加減がロックだねすごく。あ、でもつぶれてんじゃないんだよね。ゴメンね」
さんま「……」
最後までタジタジの明石家さんまだった。
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