2023年の中島みゆきのオリジナルアルバム『世界が違って見える日』
オリジナルアルバムとしては2020年以来、3年ぶりのリリース。
ドラマの主題歌や、工藤静香やクミコへ提供した曲のセルフカバー、そして、吉田拓郎がギターとコーラスで参加した曲など、全10曲。
この記事は、
- 『世界が違って見える日』の特徴
- 『世界が違って見える日』の曲解説&みんなの感想
について書いてます!
中島みゆき『世界が違って見える日』
2023年リリースのオリジナルアルバム。
・ドラマ「PICU 小児集中治療室」の主題歌『俱(とも)に』
・工藤静香へ提供した『島より』
・クミコへ提供した『十年』
・吉田拓郎参加曲『体温』
を含む全10曲。
【収録曲】
『俱(とも)に』『島より』『十年』『乱世』『体温』『童話』『噤(つぐみ)』『心月(つき)』『天女の話』『夢の京(みやこ)』
『世界が違って見える日』の特徴
オリコン週間デジタルチャート1位
『世界が違って見える日』は、2023年3月1日にリリースされ、オリコン週間デジタルアルバムチャート1位を記録。
オリコン週間アルバムチャートでは3位を記録している。
激動の時代にリリースされたアルバム
2020年リリースの前作のアルバム『CONTRALTO』から3年ぶりにリリースされたアルバム。
この3年の間、コロナ感染症のパンデミックやウクライナ侵攻によって世界が大きく揺れた。
まるで、そんな様変わりした世界を意識したようなタイトルだ。
あとがき
歌詞カードにはタイトルにちなんだ、中島みゆきによる「あとがき」が記されている。
心次第で、世界は良いようにも悪いようにも見えてくるという旨の内容で、以下の祈りが書き添えられている。
ときには世界が180°絶望方向へ見えてしまうような出来事もあるけれど。
それでも、きっと次の瞬間には、世界が180°希望方向へ見えて来るような出来事が、あなたにも、ありますように。
このあとがきは、2023年3月2日放送の「SONGS」(NHK)の番組内で、中島みゆきの声のメッセージとして朗読された。
『世界が違って見える日』曲解説&みんなの感想
『俱(とも)に』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
2022年のドラマ「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ系)主題歌。
もともとは本アルバムのために作られた曲だが、ドラマ主題歌のオファがあり、この曲が起用された。
ドラマ制作サイドが、アルバムの中からこの1曲を選んだという。
ドラマは、重篤な小児患者を受け入れるために北海道に新設された小児集中治療室(PICU)が舞台。
若い医師の主人公が、消えつつある小さな命と向き合う姿とリンクしていて、まるでこのドラマのために書かれた曲のように感じられる。
俱に走りだそう 俱に走り継ごう
風前の灯火だとしても 消えるまできっちり点っていたい
(『俱(とも)に』より)
#PICU #中島みゆき #俱に
中島みゆきさんのエンディングテーマ、本当にこのドラマに合ってたなぁ— キキ📻(黄色いお化け) (@kiiroi_kirin) December 19, 2022
俱に、中島みゆきさん。
最初はいかにも笑顔で穏やかに、サビは力強く盛大に歌い上げる…みゆきさんの壮大な表現力が表れてますね♪素晴らしい曲!(^o^) #キュウオン— うえのっち (@uenocchikmc) December 8, 2022
『島より』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
「今の静香ちゃんにぜひ歌って欲しい」と中島みゆきが2022年に工藤静香のために書き下ろした曲。
手紙に、自分の居場所を明かそうとしないところに女の決心が滲み出ている。
今の工藤静香だから歌える大人のラブソングなのだろう。
島よりとだけしか明かさぬ文は
それゆえ明かすでしょう 心の綾を
(『島より』より)
島よりっていい歌だな…
中島みゆきさんが作詞作曲をしたからだろうけどそれが工藤静香さんの歌声とマッチしてるの良い。— 183 (@tacowasa183) February 23, 2023
中島みゆきニューアルバム
島よりと天女の話
会えない友達を思いだし…— だんじょん (@gogo_DANJONs) February 28, 2023
『十年』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
2007年に中島みゆきがクミコのために書き下ろした曲。
クミコが得意としているシャンソン風のアレンジになっている。
10年も誰かを思い続けられるのは、恋する者にとってどうってことない時間だからだ。
ちなみに、クミコへ提供した歌詞は「想いだけが ただ咲いていた」と過去形になっている。
執念深い女にしたくなかったという狙いがあったようだ。
十年は長い月日か 十年は短い日々か
恋する者には 無きにひとしい
想いだけが ただ咲いている
(『十年』より)
「十年」ですが、クミコさんバージョンは最後まで
「想いだけが ただ咲いていた」
だけど、中島みゆきバージョンは、3番と最後だけ
「想いだけが ただ咲いている」
と現在進行系とも取れる歌詞で歌っていますね。— おこた (@kotatsu1977) March 1, 2023
何で、何回聴いても泣けるんだろう?#クミコ #十年 #中島みゆき #フォーク村 #momoclo
— おっちゃんモノノフ(黄色い箱推し) (@ottyannmononohu) October 14, 2021
『乱世(らんせ)』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三 中村哲
様々な感情が入り乱れたような構成。
今、乱世にいるということを自分に言い聞かせているように取れる。
DNAに問う 何処まで遠く運べというの
DNAに告ぐ 突然変異に気をつけるんだね
僕は乱世に生まれ 乱世に育つ
驚くほどのことじゃない
(『乱世(らんせ)』より)
ロックだなぁ。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。
— あまねうす🎈🚢φ(・ェ・o) (@amaneusBalloon) March 1, 2023
中島みゆきの新譜「世界が違って見える日」素晴らしい名盤‼️中でも「乱世」にしびれまくっている‼️‼️曲もみゆきのボーカルも最高だ★カッコイイのだ★👍
— Rockeiton (@Rockeiton) March 1, 2023
『体温』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
吉田拓郎がギターとコーラスで参加。
瀬尾一三からのオファにより、実現した。
吉田拓郎は、2022年を以って音楽活動から引退したため、もう二度とお目にかかることのできない貴重なコラボだ。
「すごいわかりやすいシンプルな、面白い詞歌ってんなって思って」と、この曲の感想を述べている。
あてにできない世の中で、唯一、頼りなのが自分の体温。
中島みゆきならではの、ユニークな視点を持つ1曲。
生きてるだけでも奇跡でしょ
こんなに危ない世の中で
体温があるだけで 拾いもんでしょってね
(『体温』より)
中島みゆきさんのニューアルバム
拓郎さんのバックコーラスの声がバッチリ聞こえてくる!
バックコーラスっていうより拓郎さんの声がメインみたい。#中島みゆき#ニューアルバム#体温#吉田拓郎#バックコーラス— Takuro- (@Takuro906575941) March 1, 2023
新アルバム聞いてるんだけどすごいわ。
PICUの「倶に」からはじまってゆっくりアップテンポにシフトしていって拓郎さんがコーラスで入った「体温」で小休止させていろんな曲調見せてくれる感じ。
なんかストーリー性というか1つの芝居を見ているような感覚が今までのアルバムよりも強い#中島みゆき— R.Nちくなしん@皆でシェアラジオ! (@JunMasahiro) February 28, 2023
『童話』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
「童話」というのどかな響きの中に、厳しい現実が潜んでいる。
不条理な世の中を子供たちにどのように教えてやればいいのか。
難しい時代を反映したような1曲。
目を醒まして見るのは 片付かない結末
どうして 善い人が まだ泣いているの
童話は童話 世界は世界
子供たちに何んと言えばいいのだろうか
(『童話』より)
ニューアルバム収録の『童話』
radiko📻でほぼフル聴けました。ギンギンの🎸サウンドでめっちゃカッコ良かった。(ネタバレかな😅)明日が楽しみです。#中島みゆき#世界が違って見える日— P-HR2000GT (@pooh2000gt) February 27, 2023
中島みゆきさんの詩の世界
すごいな…童話は童話、世界は世界
子供達に何て言えばいいのだろうか…考えさせられるよね
— deme0413 (@deme04131) February 8, 2023
『噤(つぐみ)』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
噤む(つぐむ)と鳥の鶫(つぐみ)を掛けているのか。
解釈を聴き手へ委ねた1曲だ。
この曲は、次の『心月(つき)』へ繋げるためのイントロとしての位置づけであることをインタビューで答えている。
東の大地から 明日が降ってくる
西の町の底へ 昨日が沈む
いつまで続ければ こんな旅は終わるのか
噤みながら逐われゆく 悲しみは終わる
(『噤(つぐみ)』より)
『心月(つき)』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
仏教用語で、心月(しんげつ)とは、澄んだ月のように心が澄みきった状態のことを言う。
だが、中島みゆきは、「仏性」と解釈していることを歌詞カードの注釈に記している。
心月よ照らせ 深く潜んで
心月を捜してる 夜もすがら
遮られながら 夜もすがら
(『心月(つき)』より)
中島みゆきの新譜『世界が違って見える日』先ほどは、「乱世」にしびれまくり〜と呟いたけど、「童話」「心月」も良いな〜、私好みの「男前な中島みゆき」を感じる。カッコイイボーカル‼️…って言うか、このアルバムは聴くほどに、どの曲も全て惹き込まれていく。つまりは最高👍😍いやー幸せです💖
— Rockeiton (@Rockeiton) March 1, 2023
「心月(つき)」めちゃくちゃ中島みゆきさんらしい曲構成で今作一番好きな曲かもしれん。
— ゆうき@まどかちゃんからもらい泣き(さえぴなめるまど窈迷) (@M_SaePina_Y_313) February 28, 2023
『天女の話』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
「えみちゃん」「心斎橋」という固有名詞から、中島みゆきとゆかりのある人物かと思ってしまう。
いずれにしろ、世話焼きのえみちゃんの人柄の良さが滲み出ていて、ほっこりする1曲。
えみちゃんは涙こぼし鼻水こぼして いきどおる
あんたあんな嘘いわせて ほっといてええのんかって
えみちゃんのパフェはとうに でろでろに溶けてしまった
(『天女の話』より)
中島みゆきの新譜が届いたので聴きながら仕事してたら泣いてしまいそうであった 天女の話なにこれこんなもん泣くだろ
— クマ (@MvDqx) February 28, 2023
✨中島みゆき✨
ニューアルバム
【#世界が違って見える日】から【天女の話】
うわ、あったかいなぁ。
これ好きだな😢😢😢
早く歌詞カードを読みながら、聞きたい😭😭😭— 北国のくまきち🐻3/1発売★中島みゆき【世界が違って見える日】 (@kuma_kichi003) February 23, 2023
『夢の京(みやこ)』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三
ウクライナ侵攻によって国を追われた人々と重ねてこの曲を聴く人もいるかもしれない。
だが、国籍や世代に関わりなく、万人の心に普遍性をもって迫ってくる。
世界と調和しながら生きている樹々や鳥などの自然への畏敬と、それができない人間の愚かさ、そして救い。
中島みゆきが全人類と対話しているような1曲だ。
樹々は歌う 水は歌う なのに人は なのに人は
欲の 轍(わだち)に轍を重ね 自らを埋めてゆくの
夢の京へ帰ろう もう無い国へ帰ろう
時は戻らない 夢は戻れる 怖れることはない
怖れることはない
(『夢の京(みやこ)』より)
中島みゆきさんの世界が違ってみえる日は、もう何枚目かの中島みゆきさんの名盤決定だ!
倶よ、がアルバムのラスト曲になるかと思いきや、夢の京がラストで、この歌で多くの人が救われると思う— あらま☆🦖🌹🌙💎ことなり (@miara0511) March 1, 2023
夢の京
ここ3年の自分が暮らす国のことのような
遠くの国で起きてる争いごとのような誰もがそれぞれ想いを馳せることができる一曲だと思う。
またどうしようもなく好きな曲に出会えた。#中島みゆき #世界が違って見える日— 杏仁豆腐-R- (@ANNIN_R) February 28, 2023
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(※1975年版『時代』、映画主題歌バージョン『瞬きもせず』は含まない)
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