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中島みゆきは自分の曲に満足していない?|中島みゆきの音楽への向き合い方

常にJPOPの第一線を走り続けてきた中島みゆき。
数多くのヒット曲を生み出し、紅白出場、紫綬褒章を受章するなど、多くの人々に愛されてきたことはここに述べるまでもない。
一方で、中島みゆき本人は、自分の曲をどう思っているのだろうか?
これまでのインタビューを基に、探っていこう。

この記事は、

  • 「曲を出した時」と「今」の中島みゆきの気持ちのズレ
  • 失恋ソングは中島みゆきの現在進行形の気持ちを歌っている
  • 中島みゆきの音楽への向き合い方

について書いてます!

夢おじ子
夢おじ子
中島みゆきの曲を全て聴いてきたファン歴30年以上の夢おじ子が解説!

「曲を出した時」と「今」の気持ちのズレ

2011年10月22日放送の「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル 魂のラジオ」にゲスト出演した中島みゆきは、こんな風に言った。

「いったん出した曲を引っ込めたいときがある」

曲を作った時と、長い時間を経た後の気持ちの間に、凄まじい乖離があり、読み返した時に、自分で書いたはずの歌詞に共感できないことがあるというのだ。

「歌詞を変えたくなる時もありますよね?」という福山の問いには、「あるある!」と強く共感している。

⇒福山雅治と中島みゆきの対談

リリース前から落ち込む

自分の曲に満足できないことは、1983年「GB」5月号でのインタビューの中でも語られている。
この頃の中島みゆきは、アルバムが出る前から落ち込んでいた。

「もう、取り返しつかないもん。ああすりゃよかったなあ、あれやらなきゃよかったなあ、とか思うわけ。もう間に合わないから」

レコーディングに入る前には、「こうしよう」「ああしよう」と展望が膨らみ胸を高鳴らせるのだが、いざ完成してみると、意図していたものとの大きなギャップを思い知るのだ。

「アルバムに点数をつけるのか?」という問いには、以下のように答えている。

「レコード発表直前っていうのは、ほとんど0点気分だな」

当時は、アルバム『予感』をリリースしたばかりの頃。
『予感』は、名曲『ファイト!』が収録された名盤で、週間オリコンチャート1位を記録している。
一方、シングルでは、1981年『悪女』以降、『誘惑』『横恋慕』『あの娘』と週間チャートでトップ10入りするヒット曲を立て続けに発表。

セールス面でいえばノリにノッた黄金期だ。
そんな状況でも、アルバムの出来に落ち込むというのだから、いかに自分の音楽にシビアだったかが窺える。

発信側と受け手側の温度差

音楽活動をやってきて中島みゆきは不思議に思うことがあった。
例えば、コンサートで舞い上がってトチったときに、後で、「今日は落ち着いてたじゃない」と意外な感想をもらったりする。
自分と観客側の受け取り方が大きく違うことが、往々にしてあった。
これは曲の解釈についても同じ。
1983年「GB」5月号でのインタビューでは、以下のように答えている。

「こっちから提供しようと思わないところで、あんがい100%バッと受け取られている瞬間もあると思うの」

その逆もある。
100%を出して伝えようとしていたものが、全く受け取ってもらえなかったりもする。
この現象を中島みゆきは面白がっている。
こちらの意図したものがまるで違う解釈で受け取られたとしても、それを曲を作った側が打ち消せる訳ではないし、その必要もない。

「人間と会うことのおもしろ味みたいなもんだと思うのね」

中島みゆきにとって音楽は、1人1人と対話するためのツールなのかもしれない。

失恋ソングは現在進行形の気持ちを歌っている

「この曲は、実体験が基になっているのか?」

中島みゆきの曲を聴けば、自ずと、その辺に想像力を膨らませてしまう。

かつて、詩人の谷川俊太郎は、「中島みゆきは虚構の中で表現している」と言った。
そして、中島みゆき本人も、恋愛と歌の関係について、「実体験と歌の距離を1つ離すようにしている」と1991年「月刊カドカワ」11月号の中で語っている。
実体験をそのまま加工せずに歌にするということはないようだ。

1983年「GB」5月号の中で、インタビュアが興味深い質問を投げかけている。

「落ち込む曲書く時って、その時も落ち込んでるの?」

中島みゆきの答えはこうだ。

「そう。曲にもよるけど、大体ね。思い出してまで書かないよ」

過去の恋を振り返るのでなく、現在進行形の心境を曲に反映させているのだ。
これが、多くの人が中島みゆきの歌の中にリアリティを感じるゆえんだろう。

歌うことは必ずしも楽しいことではない

JPOPや歌謡曲の第一線で活躍してきた中島みゆき。
「ド」がつくほど音楽バカなのかと思いきや、そこまでどっぷり浸かっている感じでもないようだ。
漫画家・一条ゆかりとの対談では、「たまにコンサートをサボりたくなる」と本音をもらしている。
1983年「GB」5月号のインタビューでも、「自分にとって歌は必要か?」という問いに対し、以下のように答えている。

「そこまで考えてないね。私は歌うために生まれてきたのよ、とも思わないしね(笑)」
「歌うことが楽しいだけかっていったら、楽しいだけでもないからまた楽しいんだろうね」

1994年1月10日放送の「中島みゆき3days~もっとみゆきと深い仲」(NHK衛星第2)で紹介された中島みゆき語録。
それには、中島みゆきの音楽へのスタンスが窺える。

「本気でケンカできる人でなきゃ一緒に仕事はできないですよ」(1986年)
「あたしはね、”自分に出会うため”に歌ってるんです。”もう一人のあたし”がいるみたいな気がするんですね」(1975年)

⇒「中島みゆき3days~もっとみゆきと深い仲」の記事はコチラ

音楽の可能性を模索

1980年代半ばから、中島みゆきは、日本のミュージックシーンに合わせて音楽の方向性を模索するいわゆる「御乱心の時代」へと突入していく。

試行錯誤を経て、ようやく1988年、瀬尾一三という理想の音を作ってくれるアレンジャーと出会う
また、1989年には言葉の実験劇場である「夜会」をスタートさせた

言葉の可能性を追究し、また、このステージのおかげで声の音域が広がり、中島みゆきの表現力はますます豊かになっていったのである。

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