ラジオ

中島みゆきと谷山浩子の対談|「谷山浩子のオールナイトニッポン」(1984年9月20日&1983年2月10日放送ぶん)

すいか

1984年9月20日&1983年2月10日放送の「谷山浩子のオールナイトニッポン」に中島みゆきがゲスト出演しているので、その模様をまとめてみた。

1984年9月20日放送分

谷山浩子と中島みゆきの関係

みゆき「こんばんわ~」

番組の途中で突然入ってきた中島みゆき。

DJの谷山浩子は、中島みゆきと古くからの友人で、その後、2000年には『夜会VOL.11 ウィンター・ガーデン』で共演したり、2007年には中島みゆき作詞による『雪虫 Whisper』(作曲:谷山浩子)を曲提供している。

コンサートのサブタイトルについて

中島みゆきを交えてリスナーからのハガキを読む谷山浩子。

「今度中島みゆきのコンサート『月光の宴』がありますが、いつもみゆきさんのコンサートにはカッコいいサブタイトルがつくのに、どうして浩子さんのコンサートにはつかないのか?
しょうもないサブタイトルなのはやっぱり「そんなもんつけてもどうせ…」って考えがあるんでしょうか?」

ちなみにその一例を比較してみる。

中島みゆき『明日を撃て』
谷山浩子『ネパールを見ながら』

谷山浩子がネパール行って帰ってきたときに誰かによってつけられたタイトルだという。

浩子「みゆきのコンサートっていつも誰がつけてんだ?」

みゆき「遊びから帰ってくるとスタッフがつけてくれてるのよ、もちろん(笑)」

浩子「私もスタッフほしい」

武道館のコンサート

谷山浩子は武道館でコンサートをやろうといつも希望しているのだが、そのたびにスタッフが難色を示すらしい。

中島みゆきもまた、武道館でやる難しさを感じている。

みゆき「武道館やるならやっぱり食い込んだの穿かなきゃなんないでしょー。
あんだけの人に見せんなら、お尻のほっぺたがベロリ」

観客の視線を考えて着る衣装にはかなり気を遣わなければならない。

谷山浩子は、中島みゆきのコンサートを観たことがあるらしい。

その時は、5回ほどの衣装替えがあったという。

みゆき「時々脱ぎ損ねて前のが残ってたってのがあったけどね(笑)」

休憩なしの長丁場だとこういうハプニングもあるようだ。

みゆき「武道館っていつもどっかステージにしてそこの後ろの座席つぶしてるの、あれもったいないよね?
真ん中ステージにして周りで360度観てもらえばいいのに」

『りばいばる』の写真について

つづいてのリスナーからのハガキ。

「ニッポン放送のラジオ番組表というのはどうすれば手に入るのですか?
私もみゆきさんの小さい頃の写真を見てみたいと思うので、送ってください」

どうやらこの時のニッポン放送のラジオ番組表には中島みゆきの幼い頃の写真が掲載されているようだ。

その写真というのが、シングル『りばいばる』のジャケットに使われたものらしいのだが。

それを初めて知った中島みゆきは、

みゆき「あれだったら、まあなんとか。
ちゃんとパンツも穿いてるし(笑)」

谷山浩子は、幼少期の中島みゆきの写真が乏しいだけに、何か色々妄想してしまうと言う。

みゆき「ハッキリいって私ちいさい時の写真ないの。
小さい時頃悩んだの、「私ってもらわれっこかしら?」って」

1983年2月10日放送分

中島みゆきが現れた理由

谷山「北海道って寒いとこですねぇ」

この回の放送は、北海道からお送りしている。

谷山浩子曰く掘っ立て小屋のような隙間風が吹き込んでくるようなスタジオでの生放送ということで、そのせいなのか、音声が途中途切れるなどの軽い事故が起きている。

さて、この番組の途中、

浩子「ところでですね、突然ですけど、中島みゆきが来てるんですね」

最初、谷山浩子はどこのオバサンなのだろうと思っていたが、よく見るとそれは中島みゆきであった。

中島みゆきは2月のこの真冬という時に、毛皮のコート姿で差し入れにスイカもって現れたのである。

そう言ってるうちに、「こんばんわ」と不気味に本人が登場。

浩子「ちょっと怖いから(笑)
もう深夜も深夜だから、聴いてる人が怖くて眠れなくなっちゃうから(笑)」

みゆき「そう?(笑)」

浩子「どうしたんですか突然のように」

中島みゆきが前触れもなく現れた理由を訊く。

みゆき「寝そびれたんです」

夕べは徹夜してい中島みゆきだが、昼間に寝るつもりだったのを寝そびれてしまい、夜になったら寝れると思いきや、夜は中島みゆきにとって通常起きる時間であったので、目が冴えて、暇つぶしにつけたラジオから谷山浩子の声が聞こえてきたというワケである。

差し入れのスイカ

さて、その差し入れのスイカ、谷山浩子は3センチほどにスライスしたものを食べたようで、

みゆき「あれ1口で食うかと思ってたけどけっこう何口かで食ってたね」

浩子「ほら私上品で口がちっちゃいじゃない」

みゆき「え」

浩子「ん?」

みゆき「ん?」

それはさておき、谷山浩子は北海道にスイカがあることがあまり頭の中で結びつかないようだ。

浩子「北海道の人には珍しいんでしょうね、スイカって」

みゆき「いや、普通ですよ」

浩子「あるの? 普通に果物屋さんの店頭に飾ってあるわけ?」

みゆき「北海道では魚屋の店頭で売ってんのか?(笑)」

谷山浩子は、こんな寒い雪国では普通の売り方はしないだろうと思っているらしく、セロハンかけて何かに包んで1個1000円くらいで販売しているのかなど色んな妄想が広がる。

みゆき「今は何でもあるよね。
冬にスイカも買えるし、真夏に冬の魚など買えるだろ?」

構成作家のポチについて

放送作家のポチが不在であることに、中島みゆきは最近のポチへの愚痴をこぼす。

みゆき「ウチの打ち合わせにも来なかったんだよ。
私も延々待ってたのにさあ」

道が渋滞していたというポチの言い分もみんな信じない。

浩子「3週間も続けて来ないのよあの人」

谷山浩子も愚痴をこぼす。

中島みゆきによると、ポチは、コンサートの打ち合わせの時も5回のうち3~4回は来ないという。

ポチとはどんな人物なのか?

知らない方に説明すると、ポチの本名は寺崎要という。

毎日放送ラジオ「MBSヤングタウン」笑福亭鶴瓶の月曜日の構成を担当し、聴取率10%という驚異的な数を叩き出した功績を買われ、その後、番組全体のチーフ構成に昇格し、関西テレビの「さんまのまんま」を手掛けるようにもなった。

「オールナイトニッポン」では中島みゆきや谷山浩子などを担当し、放送以外のところでは、松任谷由実や中島みゆきのコンサート演出なども手掛けている。

多忙であるゆえに遅刻や欠席が多いのだろうか。

『春なのに』について

さて、ここで流れてきた曲が柏原芳恵『春なのに』

中島みゆきが作詞・作曲を手掛け提供した曲である。

みゆき「そっくりこのまんまの伴奏でさ、そっくり同じキーで私が歌ったレコード出したらどうだろうか?」

浩子「いま想像したもん。
不気味だなって思ったね一瞬」

だが、中島みゆきはこの6年後に、アルバム『回帰熱』『春なのに』をセルフカバーして歌っている。

みゆき「コンサートでそれやれって言うんだよねポチが」

浩子「観に行く。
口紅真っ赤に塗ってさ」

みゆき「違うのよ。
芳恵ちゃんこないだ来てくれたの。
「口紅は持ってないんです。
 でも薄く色のつくリップなら」
だってよ~(笑)」

中島みゆきも、内心これにあやかりたいのである。

この曲を流したことが今回の中島みゆきへのギャラらしい。

桜
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中島みゆきのお召し物

毛皮を着てやってきた中島みゆきだが、そのファッションについて谷山浩子が、

浩子「高そう。
印税の匂いがすごい」

みゆき「すごいでしょ?
スターって感じでしょ?
この下見る?
ホラ!」

バサッ。

浩子「キャ~!!」

中は振袖のTシャツ?だそうで、そのファッションセンスに圧倒された谷山浩子は、「MORE」「クロワッサン」などのファッション誌に掲載されそうだと絶賛。

そろそろ締めろというスタッフからの指示があるが、中島みゆきはこれに抗ってなおも喋り続けようとする。

谷山浩子がなんとか黙らせようとして、最後は

みゆき「柏原芳恵をよろしく~」

と曲の終わりとともに、中島みゆきのお喋りも終わる。

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