中島みゆきが研ナオコに提供した曲『LA-LA-LA』|中島みゆきが歌わなかった理由

夜汽車

中島みゆきが1976年に研ナオコに提供した
『LA-LA-LA』
をみていこう。

中島みゆき『LA-LA-LA』

作詞・作曲 中島みゆき

研ナオコに提供された曲

 

『LA-LA-LA』(レコチョク試聴あり)

中島みゆきが初めて楽曲を提供したアーティストは研ナオコである。

当時は、他の人に曲を書くということは中島みゆきや所属する事務所も想像すらしていなかったという。

中島みゆきが研ナオコに最初に提供した曲は、世間向けには『LA-LA-LA』となっている。

だが、実際、中島みゆきが一番最初に研ナオコへ差し出した曲は『あばよ』だった。

『LA-LA-LA』の方が『あばよ』に先駆けてリリースされたのは、その前にリリースしていた『愚図』の後に『あばよ』を持ってくるとどうしても重たくなってしまうから。

そんなセールス的な戦略が背景にあったという。

あばよ
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カップリング曲

『LA-LA-LA』のカップリング曲は、こちらも中島みゆきが作詞・作曲を手掛けた『雨が空を捨てる日は』

こちらの曲は、『LA-LA-LA』がシングルリリースされた4か月後の1976年10月25日に発売された中島みゆきのセカンドアルバム『みんな去ってしまった』でセルフカバーされている。

なぜ『LA-LA-LA』を提供したのか?

2004年11月12日放送のラジオ番組「K’s Transmission」に出演した中島みゆきは、『LA-LA-LA』を提供したいきさつについて語っている。

当時、中島みゆきはまだ駆け出しのシンガーソングライターで、歌手としてのカラーを打ち出していくためにあれもこれも歌うわけにはいかなかった。

当分自分は歌わないだろうという理由で、持ち歌の中から『LA-LA-LA』を選び、渡したのである。

だが、当分は歌わないだろうと言いながらも、1976~1977年のコンサートや1991年の「夜会」など内々では披露されている。

社長の前で歌わされた中島みゆき

2004年11月12日放送のラジオ番組「K’s Transmission」に出演した中島みゆきは、曲の依頼を受け、研ナオコの事務所の社長に会った日のことを語っている。

研ナオコの所属する田辺エージェンシーの社長は、会議室みたいなとこに中島みゆきを通し、ラジカセを置き、流れる伴奏に合わせてその場で中島みゆきに歌わせたのである。

歌い終えた中島みゆきに社長は、

「ハイお疲れさんでした、じゃレコーディングすることにしましょ」

と言い、中島みゆきはなんて話が早いことかと思ったという。

中島みゆきが歌う『LA-LA-LA』の幻の音源

「自分は当分は歌わないだろう」と言って研ナオコに差し出した『LA-LA-LA』ではあるが、研ナオコがリリースした1976年から1977年にかけてのコンサートで、中島みゆきはこの曲を歌っている。

また、研ナオコのリリースよりも前に中島みゆきの『LA-LA-LA』を耳にしている人物がいる。

それが、ALFEE坂崎幸之助高見沢俊彦である。

2021年3月14日BSテレ東で放送された「あの年この歌2時間SP~ニッポンを元気にした希望の歌!~」の中で、高見沢が語っている。

当時、高見沢は研ナオコのバックバンドとしていっしょに活動していた。

ある日、研ナオコの車の中で「これ今度やるんだよ~」と聴かせてくれたのが中島みゆきが歌う『LA-LA-LA』のデモテープだったのだ。

研ナオコの紅白出場曲

研ナオコはこの『LA-LA-LA』で、1976年の「第27回NHK紅白歌合戦」へ紅白初出場を果たしている。

本人映像

『夜会VOL.3 KAN(邯鄲)TAN』

残念ながら中島みゆきが歌う『LA-LA-LA』はこれまでにレコード化されていない。

しかし、1991年に上演された『夜会VOL.3 KAN(邯鄲)TAN』の中でこの曲が歌われ映像として残っている。

クリスマスの夜に孤独な女が、タクシーの車内で眠りに落ち、幼少から老婆までの一生を夢の中で体験するというストーリー。

目覚まし時計のベルから目を覚ましたカジュアルなパジャマ姿の中島みゆきが、「イライライライラ~!!」というセリフの繋がりで『LA-LA-LA』を歌っている。

その歌い方はコミカルで、『わかれうた』を歌っていたときの初期の中島みゆきのイメージからはだいぶかけ離れている。

「当分自分は歌わないから」と言ったのも、なるほど、頷ける。

『夜会工場VOL.2』

2018年に上演された「夜会」の総集編ともいうべき『夜会工場』の第2弾。

『夜会VOL.3 KAN(邯鄲)TAN』で歌われた時のセットと衣装に限りなく近い形で歌われている。

27年ぶりに歌われた『LA-LA-LA』はまた違う味わいがある。

歌詞解釈

放浪癖があるのか、女は、男と向き合えず夜汽車に乗って隣町へと姿を消していく。

女には信じていた男がいたが、代わりにその男から学んだものは「愛を信じるな」ということだった。

「遠い昔は こんなあたしでも
 あいつの話は 信じ込んだ
 そのお返しにあいつは愛を
 信じるなと教え込んだ」

『LA-LA-LA』のみんなの感想

『LA-LA-LA』はこんな時に聴こう

過去の苦い恋を明るく打ち明けたいときに『LA-LA-LA』を歌おう。

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中島みゆきが好きで、人よりちょっと詳しいだけが取り柄の人間やってます。