アルバム

中島みゆき『短篇集』の曲解説&みんなの感想【試聴あり】|『地上の星』『夢の通り道を僕は歩いている』『ヘッドライト・テールライト』を収録したアルバム

短篇集

2000年の中島みゆきのオリジナルアルバム『短篇集』

中島みゆきがヤマハミュージックコミュニケーションズに移籍した後に、初めてリリースしたアルバムだ。

1曲ずつみていこう。

この記事は、

  • 『短篇集』の特徴
  • 『短篇集』の曲解説&みんなの感想

について書いてます!

夢おじ子
夢おじ子
中島みゆきの曲を全て聴いてきたファン歴30年以上の夢おじ子が解説!

中島みゆき『短篇集』

2000年リリースのオリジナルアルバム。

  • NHK「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の主題歌『地上の星』
  • 由紀さおり・安田祥子に提供した『帰省』
  • フジテレビ系「めざにゅ~」のオープニング曲『夢の通り道を僕は歩いている』
  • NHK「真剣10代しゃべり場」で流されていた『Tell Me, Sister』
  • NHK「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」のエンディング曲『ヘッドライト・テールライト』

を含む全11曲。

【収録曲】
『地上の星』『帰省』『夢の帰り道を僕は歩いている』『後悔』『MERRY-GO-ROUND』『天使の階段』『過ぎゆく夏』『粉雪は忘れ薬』『Tell Me, Sister』『ヘッドライト・テールライト』

⇒レコチョクで購入(試聴あり)

音楽
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『短篇集』の特徴

移籍第一弾アルバム&紅白効果

『短篇集』は、中島みゆきがヤマハミュージックコミュニケーションズへ移籍後、初めてリリースしたオリジナルアルバムだ。
2000年11月15日にリリースされた本作は、週間オリコンチャート7位を記録。
2002年に、中島みゆきが紅白歌合戦に出場し『地上の星』を歌うと、この曲が収録された本アルバムが再びセールスを伸ばしていき、CDショップの在庫切れが続出した。

意匠問題により発売延期

文庫本の表紙を模したアルバムジャケットが、「岩波文庫」のデザインと酷似していたため、デザインを変更し、そのため予定より遅れてのリリースとなった。

ジャケット内で、中島みゆきと一緒に写っている犬は、ボルゾイという犬種。
名前は「シャロン」ちゃんという。

リリースより10年前に作った曲も収録

2000年「日経エンタテイメント!」のインタビュー記事によると、このアルバムの中にはリリースより10年も前に作った曲も含まれているという。
一方、収録曲の中で一番新しく作られたものは、『地上の星』だ。

前作の反動で出来あがったアルバム

1999年にリリースした前作のアルバム『日-WINGS』『月-WINGS』は、「夜会」の曲を収録した2枚組CDだ。
大掛かりだったため、本作では、その逆を行き、短篇というコンパクトな形式をとったという。
1曲ずつ色の違う短篇は、それぞれの曲の中で完結しているため、アルバム全体の統合性は意識しなかったと語っている。

『短篇集』曲解説&みんなの感想

『地上の星』

⇒『地上の星』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

2000~2005年に放送されたドキュメンタリー番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」(NHK)の主題歌
リリースから130週目にして、週間オリコンチャート1位を獲得した異色のヒット曲。
この曲で、中島みゆきにとって初となる紅白出場を果たしている。

無名の功労者を星に例え、こちらから光をあてなくとも、彼ら自身が光を放っているという歌詞に、多くのサラリーマンが涙した。

つばめよ 高い空から教えてよ
地上の星を
つばめよ 地上の星は
今 何処にあるのだろう
(『地上の星』より)

⇒『地上の星』の記事はコチラ

『帰省』

⇒『帰省』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

由紀さおり・安田祥子への提供曲。

帰省中の人々の心の動きに目が向けられている。
故郷へ帰る人の心は自ずと穏やかになり、次の帰省までなんとか頑張ろうという心持になれる。

けれど年に2回 8月と1月
人は はにかんで道を譲る 故郷からの帰り
束の間 人を信じたら
もう半年がんばれる
(『帰省』より)

『夢の通り道を僕は歩いている』

⇒『夢の通り道を僕は歩いている』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

2003~2004年に放送された情報番組「めざにゅ~」(フジテレビ系)のテーマソングに起用された
この番組宛てに、中島みゆきの声のメッセージが届けられた。
アルバムの片隅にあった曲をたくさんの人に聴いてもらえる機会を与えてくれたと、感謝の意を述べている。

夢に向かって歩いている途中に覚える戸惑いや葛藤を、柔らかく歌っている。

夢の通り道を僕は歩いている
たった1人だけで僕は歩いている
それは必ずしも 運命のゆくえと同じとは限らず
僕は足をとめる
(『夢の通り道を僕は歩いている』より)

『後悔』

⇒『後悔』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

気持ちを伝えないまま相手を見送ってしまう未練を描いた曲。
皮肉にも、後悔は別れを告げた後に、時間をかけて重くのしかかってくるものだ。

なにごともないかのように淹れるコーヒーが こぼれている
窓のサフランに これで良かったと何回言いきかせているの
どうしてどうして素直に
貴方に心を伝えなかったか 後悔してる
(『後悔』より)

『MERRY-GO-ROUND』

⇒『MERRY-GO-ROUND』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

恋の三角関係を、メリーゴーランドになぞらえた曲。
3人が3人とも、相手の背中を追いかけるばかりで、永遠に向き合うことのない悲しい構図だ。

MERRY-GO-ROUND,MERRY-GO-ROUND 後ろ姿と涙たち
MERRY-GO-ROUND,MERRY-GO-ROUND いついつまでも
(『MERRY-GO-ROUND』より)

『天使の階段』

⇒『天使の階段』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

「夜会VOL.11 ウィンター・ガーデン」のために書かれた曲。

「天使の階段」とは、雲の切れ間から太陽光が地上へ差し込む現象をいう。
その天使が舞い降りてきそうな神々しい雰囲気をサウンドと歌と詞で紡ぎあげている。

眺めに行かないか 天使の階段
寒い野原を駆けて
重い雲の傷口から 金の糸がしたたり落ちる
風も雪も話しやめる
(『天使の階段』より)

『過ぎゆく夏』

⇒『過ぎゆく夏』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

儚い夏だから、この瞬間に思いを遂げようとする。
潔いのか、若気の至りか、若さが滲み出た1曲だ。

過ぎゆく夏のまぶしさに
君を好きだと告げようか
みんなみんな幻かもしれないから
いいじゃないか 夏だったでいいじゃないか
(『過ぎゆく夏』より)

『結婚』

⇒『結婚』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

レコーディングの際、L.A.のミュージシャンたちに大好評だったという曲。

小さな男の子が「決闘」を「結婚」と言い間違え、慌てて母親がたしなめるという一幕を描いている。
「決闘」も「結婚」も、むしろ似たようなことであると結論づけている。

小さな男の子が もっと小さな男の子に
僕はおまえと結婚するぞと言った
男の子の母親は驚いて
それはできないことなのよとさえぎった
(『結婚』より)

『粉雪は忘れ薬』

⇒『粉雪は忘れ薬』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三 David Campbell

「夜会VOL.11 ウィンター・ガーデン」のために書かれた曲。
ラストのシーンでは、犬役の中島みゆきが主を思いながらこの曲を歌っている。

この曲を、ステージから切り離されたところで聴くと、失恋の曲にも捉えられる。
傷ついた心を治すには、時間が必要。
その時間は、この場合、「粉雪」という名の「忘れ薬」なのだ。

粉雪は忘れ薬
寂しい心の上に積もるよ
粉雪は忘れ薬
すべての心の上に積もるよ
(『粉雪は忘れ薬』より)

『Tell Me, Sister』

⇒『Tell Me, Sister』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

2000~2006年まで放送されていた討論番組「真剣10代しゃべり場」(NHK)の中で毎回流れていた曲だ。
10人くらいの10代の若者が決められたテーマに沿って意見をぶつけあうこの番組。
10代によくありがちなコンプレックスを歌ったこの曲は、若者の悩みがよく議題に上るこの番組とマッチしている。

自分の外見にコンプレックスを持っていたこの曲の主人公は、自分とは正反対のカンペキな女と出会う。
だが、そんな女にも抱えているものがあった。

Tell Me,Sister 真似させておくれよ
Tell Me,Sister 追いつこうとしても
Tell Me,Sister そんなふうになれない
「そのままでいいのに」と彼女は微笑むだけだった
(『Tell Me, Sister』より)

『ヘッドライト・テールライト』

⇒『ヘッドライト・テールライト』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

2000~2005年に放送されたドキュメンタリー番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」(NHK)のエンディング曲

無名の功労者が成し遂げた偉業は、辿ってきた過去の集積であり、その後の未来をも照らしていく。
テールライトとヘッドライトの放つ光が1本の直線を描くように、延々と続いていくのだ。

行く先を照らすのは
まだ咲かぬ見果てぬ夢
遥か後ろを照らすのは
あどけない夢
ヘッドライト・テールライト
旅はまだ終らない
(『ヘッドライト・テールライト』より)

⇒『ヘッドライト・テールライト』の記事はコチラ

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