中島みゆき『店の名はライフ』【試聴あり】|中島みゆきも常連だった実在の店がモデル

喫茶店

1977年の中島みゆきのアルバム曲『店の名はライフ』

この曲は、中島みゆきが学生時代によく利用していた喫茶店がモデルになっている。
曲に登場する「二枚目マスター」も実在の人物で、コンサートのMCでは、店の中の様子や「おかみさん」らしき人についても語られている。

歌詞と照らし合わせながら「ライフ」の実態に迫っていこう。

この記事は、

  • 『店の名はライフ』の店の構造
  • 『店の名はライフ』のマスターとおかみさん
  • 中島みゆきはどんな客だったのか?

について書いてます!

夢おじ子
夢おじ子
中島みゆきの曲を全て聴いてきたファン歴30年以上の夢おじ子が解説!

中島みゆき『店の名はライフ』


作詞・作曲 中島みゆき

編曲 吉野金次 福井峻

「ライフ」は中島みゆき行きつけの喫茶店

中島みゆきは優しい客だった

「ライフ」は、北海道大学正門前に実在した喫茶店だ。

店の名はライフ 自転車屋のとなり
どんなに酔っても たどりつける
(『店の名はライフ』より)

この歌詞の通り、店の隣には実際に自転車屋が存在していた。

当時、藤女子大の学生だった中島みゆきは、北海道大学のフォーク研究会に出入りして音楽活動をしていた。
そのついでに、よく立ち寄っていたのがこの店なのだ。

1999年「北海道新聞」5月3日付の中で、店員(おかみさん?)が、当時の中島みゆきの印象をこう語っている。

「普段は化粧っけもなく地味だけど、店が混むとさりげなく手伝ってくれる優しい子」

もしかしたら、この曲は、お手伝いをする中で生まれたのかもしれない。

この頃、フォーク研究会で中島みゆきがいっしょにグループを組んでいたのは前田重和
後に、『ミルク32』のマスターとして登場する人物だ。
いかにこの頃の日常が、その後の楽曲に反映されているかが分かる。

⇒『ミルク32』の記事はコチラ

中島みゆきが語る「おかみさん」

店の名はライフ おかみさんと娘
母娘で よく似て 見事な胸
(『店の名はライフ』より)

「1978年・秋のツアー」のMCの中で、中島みゆきは、喫茶店「ライフ」について語っている。
おそらく歌の中に登場する「おかみさん」のことだと思うが、店のおばちゃんの人柄についても触れている。

おばちゃんは、ちょっと乱暴な印象だったが、中島みゆきがアルバイトで生活費を稼いでいた頃、実入りが悪くひもじい時はスパゲティを作って出してくれていた。
勘定をもらうのを忘れるフリをしてくれる優しい人だったようだ。

中島みゆきは、アマチュア時代に様々なアルバイトを経験している。
この「1978年・秋のツアー」のMCの中で、特に面白かったアルバイトにデモンストレーションガールを挙げている。
いわゆるマネキンで、デパ地下で味の素のほんだしかつおやらカリフォルニアレーズンなどを売っていたことを明かしている。

恋愛論が行われていた「二階」とは?

二階では徹夜で続く恋愛論
抜け道は左 安梯子
(『店の名はライフ』より)

「ライフ」は建物の2階で営業されていたようだ。
なので、ここでいう「恋愛論」は、店内で、若い客たちが恋バナに夢中になっている光景なのだ。

中島みゆきが語る「三階は屋根裏」

店の名はライフ 三階は屋根裏
あやしげな運命論の 行きどまり
(『店の名はライフ』より)

「1978年・秋のツアー」のMCの中で、この「屋根裏」について語られている。

「昼間は喫茶店だけど、日が暮れると屋根裏部屋に布団が敷かれるという、いかがわしいったら(笑)」

ここで思いつくのがこの歌詞、

最終電車を 逃したと言っては
たむろする 一文無したち
(『店の名はライフ』より)

この一文無しの彼らに、寝床を貸していたのだろう。

「ライフ」は今は存在しない

店の名はライフ いまや純喫茶
頭のきれそな 二枚目マスター
(『店の名はライフ』より)

この「二枚目マスター」のモデルになったのが東昇という人物。

東は、1974年に店主から喫茶店を任され、その後、店名を「ニューライフ」と変えて経営を続けていた。
だが、大学周辺に飲食店が増え始めていくと、次第に経営が圧迫されていき、1991年にやむなく店を畳んだ。

かつて「ライフ」があった場所は、現在、マンションやホテルなどが立ち並んでいる。

「ライフ」を畳んだ東は、1992年に札幌駅南口から近い地下1階の飲食店街に「味処あずま」という看板を掲げ、再出発する。
うどんがメインの店だが、人気メニューは豚丼。
これは、「ライフ」にいた頃に東が加えたメニューだ。

もしかしたら、中島みゆきもこの豚丼を食べていたかもしれない。

『店の名はライフ』はこんな曲

どこかノスタルジーを感じさせる垢抜けない店の描写。
そして、店の中も人物をユニークに描くことで、独特な物語性を帯びてくる。

壁の階段は ぬり込めてしまった
真直ぐな足のむすめ 銀のお盆を抱えて
「いらっしゃいませ」…
(『店の名はライフ』より)

『店の名はライフ』のみんなの感想

『店の名はライフ』をフルで聴く方法

単品購入

⇒『店の名はライフ』(レコチョク試聴あり)

収録アルバム

『あ・り・が・と・う』

1977年リリースのオリジナルアルバム。

  • 亡き父親がモチーフになった『まつりばやし』
  • 吉行淳之介との対談から生まれた『女なんてものに』
  • 名曲『ホームにて』

を含む全9曲。

【収録曲】
『遍路』『店の名はライフ』『まつりばやし』『女なんてものに』『朝焼け』『ホームにて』『勝手にしやがれ』『サーチライト』『時は流れて』

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⇒『あ・り・が・と・う』の解説&みんなの感想

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