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中島みゆき『ここにいるよ』の曲解説&みんなの感想【試聴あり】|2020年のベストアルバム

ここにいるよ

2020年の中島みゆきのベストアルバム『ここにいるよ』

コロナ感染予防のために全国ツアーが中止されたことにより、急遽、企画されたアルバムである。
「エール」をコンセプトに集められた珠玉の26曲は、疲れた現代人の心を癒し、元気にしてくれる。

1曲ずつみていこう。

この記事は、

  • 『ここにいるよ』の特徴
  • 『ここにいるよ』の曲解説&みんなの感想

について書いてます!

夢おじ子
夢おじ子
中島みゆきの曲を全て聴いてきたファン歴30年以上の夢おじ子が解説!

中島みゆき『ここにいるよ』

2020年にリリースされたコンセプトベストアルバム。
「エール」をテーマに集められた珠玉の26曲。

【収録曲】
《エール盤》
『空と君のあいだに』『旅人のうた』『宙船 (そらふね)』『糸』『ファイト!』『ひまわり“SUNWARD”』『瞬きもせず』『泣いてもいいんだよ』『負けんもんね』『時代』『ホームにて』『空がある限り』『地上の星』
《寄り添い盤》
『アザミ嬢のララバイ』『泣きたい夜に』『愛だけを残せ』『悪女』『あした』『タクシードライバー』『with』『最後の女神』『慕情』『帰省』『たかが愛』『風の笛』『誕生』

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音楽
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『ここにいるよ』の特徴

コロナ禍に生まれたアルバム

『ここにいるよ』は、コロナウィルスの拡大で全国ツアーが中止になったことにより、急遽企画されたアルバム。
コロナ禍のステイホーム週間の頃からSNSでは、中島みゆきの歌を求める声が多く上がっていた。

中止された全国ツアー「結果オーライ」は、ラストツアーとあって、ファンにとっては特別なものだった。
2020年1月12日東京新宿文化センター大ホールを皮切りにスタートしたが、24公演中8公演をこなしたところで中止に追い込まれた。

「ここにいるよ」は歌詞からの引用

「ここにいるよ」というタイトルは中島みゆきのヒット曲『空と君のあいだに』の歌詞から引用したもの。

2つのテーマ

『ここにいるよ』には、「エール」をコンセプトに集められた26曲が収録されている。
2枚組CDとなっていて、それぞれに以下のテーマを持つ。

  • エール盤…背中を押し、生きる勇気を鼓舞するエール
  • 寄り添い盤…一緒に悲しみ、一緒に悩み、一緒に前を向く、心に寄り添うエール

「寄り添い」といえば、中島みゆきは関東弁護士連合会の対談で、自分の作った曲について以下のように述べている。

「寒いならお隣にいて体温だけでも差し上げましょうか、くらいのね、そういう気持ちで寄り添いたい」

まさにそんな思いを反映したようなアルバムとなっている。

幅広い年代で楽しめる

曲のラインナップを見ると、どの世代からも楽しめる構成になっていることが分かる。

  • 1970年代…4曲
  • 1980年代…4曲
  • 1990年代…9曲
  • 2000年代…4曲
  • 2010年代…5曲

『ここにいるよ』(エール盤)曲解説&みんなの感想

エール盤に収録されている曲は13曲。
全体的にアップテンポな曲が多く、気持ちを奮い立たせたい朝に聴くのがオススメ。

『空と君のあいだに』

⇒『空と君のあいだに』(レコチョク試聴あり)

1994年のシングル曲。
ドラマ「家なき子」(日本テレビ系)の主題歌で144万枚のセールスを記録した中島みゆき最大のヒット曲。
ドラマに出演した犬の視点で描かれた歌詞だが、普遍的なラブソングとして捉えることもできる。

「空と君とのあいだには
 今日も冷たい雨が降る
 君が笑ってくれるなら
 僕は悪にでもなる」
(『空と君のあいだに』より)

⇒『空と君のあいだに』の記事はコチラ

『旅人のうた』

⇒『旅人のうた』(レコチョク試聴あり)

1995年のシングル曲。
ドラマ「家なき子2」(日本テレビ系)の主題歌で103万枚のセールスを記録した。

「あの日々は消えても
 まだ夢は消えない
 君よ歌ってくれ 僕に歌ってくれ
 忘れない 忘れない
 ものもここにあるよと」
(『旅人のうた』より)

⇒『旅人のうた』の記事はコチラ

『宙船(そらふね)』

⇒『宙船(そらふね)』(レコチョク試聴あり)

2006年のアルバム曲。
中島みゆきがTOKIOに提供した曲で、ドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」の主題歌となった。
週間オリコンチャートで1位を獲得し、TOKIOのシングルとしては2番目のセールスを記録。
応援歌として愛されるこの曲は、センバツ高校野球の行進曲にも採用された。

「その船を漕いでゆけ
 お前の手で漕いでゆけ
 お前が消えて喜ぶ者に
 お前のオールをまかせるな」
(『宙船(そらふね)』より)

⇒『宙船(そらふね)』の記事はコチラ

『糸』

⇒『糸』(レコチョク試聴あり)

人との縁がもたらす可能性を歌ったこの曲は、結婚式など人生の節目などでよく歌われる。
また、この曲をモチーフにした映画「糸」の主演を務めた菅田将暉小松菜奈が結婚したことから、縁結びの曲としての色彩を強めた。
中島みゆきの曲の中で最もアーティストにカバーされた曲で、多くの人に愛される代表曲となった。

「縦の糸はあなた
 横の糸は私
 織りなす布は
 いつか誰かを
 暖めうるかもしれない」
(『糸』より)

⇒『糸』の記事はコチラ

『ファイト!』

⇒『ファイト!』(レコチョク試聴あり)

1983年のアルバム曲。
最初に発表された当時はさほど話題にならなかった曲だが、11年後に住友生命のCMソングに起用され、シングルカットされるとたちまちに流行歌となった。
多くのアーティストにカバーされるだけでなく、複数のCMに起用されるなど、未だに聴く機会の多い曲だ。

「ファイト! 闘う君の唄を
 闘わない奴等が笑うだろう
 ファイト! 冷たい水の中を
 ふるえながらのぼってゆけ」
(『ファイト!』より)

⇒『ファイト!』の記事はコチラ

『ひまわり“SUNWARD”』

⇒『ひまわり“SUNWARD”』(レコチョク試聴あり)

1994年のアルバム曲。
この曲は、人種や国籍で人を区別することがいかにナンセンスであるかを訴える。
1995年の全国ツアーでは、返還前の香港公演でのみ、この曲が歌われた。

「たとえ どんな名前で
 呼ばれるときも
 花は香り続けるだろう
 たとえ どんな名前の人の庭でも
 花は香り続けるだろう」
(『ひまわり“SUNWARD”』より)

⇒『ひまわり“SUNWARD”』の記事はコチラ

『瞬きもせず』

⇒『瞬きもせず』(レコチョク試聴あり)

1998年のシングル曲。
山田洋次監督の映画「学校Ⅲ」の主題歌として書き下ろされた。
弱い者を褒め称えるこの応援歌に、ゴールデンボンバー鬼龍院翔や俳優の安田顕も励まされたという。

「瞬きひとつのあいだの一生
 僕たちはみんな一瞬の星
 瞬きもせずに
 息をすることさえ 惜しむかのように求めあう」
(『瞬きもせず』より)

⇒『瞬きもせず』の記事はコチラ

『泣いてもいいんだよ』

⇒『泣いてもいいんだよ』(レコチョク試聴あり)

2014年のシングル曲。
『麦の唄』のB面に収録されている。
ももいろクローバーZに提供され、ももクロ初のオリコン1位へ導いた。

「全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか
 全然今なら 泣いてもいいんだよ
 そりゃ全然泣けなくて 苦しいのは誰ですか
 全然今なら 泣いてもいいんだよ」
(『泣いてもいいんだよ』より)

⇒『泣いてもいいんだよ』の記事はコチラ

『負けんもんね』

⇒『負けんもんね』(レコチョク試聴あり)

2010年のアルバム曲。
方言を交えた応援歌で、さんざん打ちのめされても立ち上がろうとする力強さが描かれている。

「負けんもんね 負けんもんね
 涙ははらはら流れても
 負けんもんね 負けんもんね
 あの人がいるから 負けんもんね」
(『負けんもんね』より)

『時代』

⇒『時代』(レコチョク試聴あり)

卒業式など人生の節目に歌われる中島みゆきの代表曲。
1975年の「第6回世界歌謡祭」で、中島みゆきはこの曲を歌い、見事グランプリを射止めた。
1975年に2ndシングルとしてリリースされる。

その後、長く人々に愛され続け、サウンドが時代とそぐわなくなったため、1993年に瀬尾一三のアレンジによりセルフリメイクされた。
今、我々がよく耳にする『時代』はこの1993年のバージョンで、本アルバムもこれを採用している。

「まわるまわるよ 時代はまわる
 喜び悲しみくり返し
 今日は別れた恋人たちも
 生まれ変わって めぐりあうよ」
(『時代』より)

⇒『時代』の記事はコチラ

『ホームにて』

⇒『ホームにて』(レコチョク試聴あり)

1977年のアルバム曲。
後にシングルカットされ、『わかれうた』のB面曲に収録された。
最終列車を前に、故郷へ帰ることへの躊躇いを描いている。
地方出身者である芸人の有吉弘行や歌手の手嶌葵もまた、かつての自身をこの曲に重ねて聴いている。

「涙の数 ため息の数 溜ってゆく空色のキップ
 ネオンライトでは燃やせない
 ふるさと行きの乗車券」
(『ホームにて』より)

⇒『ホームにて』の記事はコチラ

『空がある限り』

⇒『空がある限り』(レコチョク試聴あり)

2015年のアルバム曲。
遠く離れていても空で繋がっていると歌っていて、コロナ禍で帰省できなかった人を慰めてくれる。

「空がある限り 私の暮らす町
 なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも
 あなたと私の町」
(『空がある限り』より)

『地上の星』

⇒『地上の星』(レコチョク試聴あり)

2000年のシングル曲。
「プロジェクトX~挑戦者たち~」(NHK)の主題歌として書き下ろされ、週間オリコンチャート1位を獲得。
ロングヒットとなり111万枚のセールスを記録した。

また、2002年には、この曲で紅白歌合戦へ初出場している。
多くの人の記憶に残った1曲であることは間違いない。

小さな存在に光をあてたこの曲は、サラリーマンの心を鷲掴みにし、また新たなファン層を開拓していった。

「つばめよ 高い空から教えてよ
 地上の星を
 つばめよ地上の星は
 今 何処にあるのだろう」
(『地上の星』より)

⇒『地上の星』の記事はコチラ

『ここにいるよ』(寄り添い盤)曲解説&みんなの感想

寄り添い盤に収録されている曲は13曲。
優しく語り掛けてくる曲が多く、不安な気持ちや疲れた時に聴くのがオススメ。

『アザミ嬢のララバイ』

⇒『アザミ嬢のララバイ』(レコチョク試聴あり)

1975年のデビューシングル曲。
歌手の研ナオコは、この曲の世界観に魅了され、曲を書いてくれないかと中島みゆきへオファした。

「ララバイ 一人で眠れない夜は
 ララバイ あたしを訪ねておいで
 ララバイ 一人で泣いてちゃ惨めよ
 ララバイ 今夜はどこからかけてるの」
(『アザミ嬢のララバイ』より)

⇒『アザミ嬢のララバイ』の記事はコチラ

『泣きたい夜に』

⇒『泣きたい夜に』(レコチョク試聴あり)

1980年のアルバム曲。
中島みゆきのライフワークである「夜会」はこの曲からスタートした。
芸人の鳥居みゆきも励まされていた1曲。

「泣きたい夜に一人でいるとなおさらに泣けてくる
 泣きたい夜に一人はいけない誰かのそばにおいで
 一人で泣くとなんだか自分だけいけなく見えすぎる
 冗談じゃないわ世の中誰も皆同じくらい悪い」
(『泣きたい夜に』より)

『愛だけを残せ』

⇒『愛だけを残せ』(レコチョク試聴あり)

2009年のシングル曲。
映画「ゼロの焦点」の主題歌のために書き下ろされた曲。
中島みゆきと松本清張の原作、映画脚本、この3点を結びつけたところ生まれてきたのが「愛」だったという。

「愛だけを残せ 壊れない愛を
 激流のような時の中で
 愛だけを残せ 名さえも残さず
 生命の証に愛だけを残せ」
(『愛だけを残せ』より)

⇒『愛だけを残せ』の記事はコチラ

『悪女』

⇒『悪女』(レコチョク試聴あり)

1981年のシングル曲。
週間オリコンチャート1位を獲得し、1982年度の年間オリコンチャートでは6位を記録した。
1980年代を代表する中島みゆきのヒット曲である。

「悪女になるなら 月夜はおよしよ
 素直になりすぎる
 隠しておいた言葉が ほろり
 こぼれてしまう「行かないで」」
(『悪女』より)

⇒『悪女』の記事はコチラ

『あした』

⇒『あした』(レコチョク試聴あり)

1989年のシングル曲。
KDD「001」のCM曲に起用された。
カラオケでも人気の曲。

「もしも明日 私たちが何もかも失くして
 ただの心しか持たない やせた猫になっても
 もしも明日 あなたのため何の得もなくても
 言えるならその時 愛を聞かせて」
(『あした』より)

⇒『あした』の記事はコチラ

『タクシードライバー』

⇒『タクシードライバー』(レコチョク試聴あり)

1979年のアルバム曲。
失恋した乗客とタクシードライバーのやり取りを描いた曲。
自分も似た経験があると話すのはタレントのマツコ・デラックス
この曲を聴くと、ほろ苦い恋の思い出が蘇ってくるようだ。

「タクシー・ドライバー 苦労人とみえて
 あたしの泣き顔 見て見ぬふり
 天気予報が 今夜もはずれた話と
 野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す」
(『タクシードライバー』より)

⇒『タクシードライバー』の記事はコチラ

『with』

⇒『with』(レコチョク試聴あり)

1990年のアルバム曲。
映画監督の山田洋次がこの曲の存在を聞きつけ、その頃制作していた映画「息子」のイメージソングに曲を使いたいとオファした。
これにより、急遽シングルカットし、リリースされた。

「with…そのあとへ君の名を綴っていいか
 with…淋しさと虚しさと疑いとのかわりに
 with…」
(『with』より)

⇒『with』の記事はコチラ

『最後の女神』

⇒『最後の女神』(レコチョク試聴あり)

1993年のシングル曲。
報道番組「筑紫哲也NEWS23」(TBS系)エンディング曲のために中島みゆきが書き下ろした。
ニュースになる出来事は、みんな人間の熱から生まれてくるもの。
その熱を歌にしたかったと筑紫哲也の対談で語っている。

「あぁ あれは最後の女神
 まぎれもなく君を待っている
 あぁ たとえ最後のロケットが
 君を残し 地球を捨てても」
(『最後の女神』より)

⇒『最後の女神』の記事はコチラ

『慕情』

⇒『慕情』(レコチョク試聴あり)

2017年のシングル曲。
倉本聰脚本のドラマ「やすらぎの郷」(テレビ朝日系)の主題歌として書き下ろされた。
シニア世代の生き方を描いたスケールの大きい曲だ。

「もいちどはじめから もしもあなたと歩きだせるなら
 もいちどはじめから ただあなたに尽くしたい」
(『慕情』より)

⇒『慕情』の記事はコチラ

『帰省』

⇒『帰省』(レコチョク試聴あり)

2000年のアルバム曲。
歌手の由紀さおり&安田祥子に提供された。
帰省客の人々の心に目を向けた曲。

「けれど年に2回 8月と1月
 人ははにかんで道を譲る 故郷(ふるさと)からの帰り
 束の間 人を信じたら
 もう半年がんばれる」
(『帰省』より)

『たかが愛』

⇒『たかが愛』(レコチョク試聴あり)

1996年のアルバム曲。
後に、ドラマ「はみだし刑事情熱系」(テレビ朝日系)主題歌に起用され、シングルカットされた。

「何故にたかが愛に
 迷いそしてたかが
 愛に立ちどまらされても
 捨ててしまえないものがまだあるの」
(『たかが愛』より)

⇒『たかが愛』の記事はコチラ

『風の笛』

⇒『風の笛』(レコチョク試聴あり)

2012年のアルバム曲。
本音を口に出せず内に溜め込んでいく人へ優しく語りかける曲だ。
最後のホイッスルの音色が印象的に響く。

「言葉に出せない思いのために
 お前に渡そう風の笛
 言葉に出せない思いの代りに
 ささやかに吹け風の笛」
(『風の笛』より)

⇒『風の笛』の記事はコチラ

『誕生』

⇒『誕生』(レコチョク試聴あり)

1992年のシングル曲
映画「奇跡の山 さよなら、名犬平治」の主題歌として書き下ろされた。
命の尊さを訴えたこの曲は、多くのアーティストがカバーしたり、国語の教科書に歌詞が掲載されるなどして認知度を高めていった。

「Remember 生まれた時だれでも言われた筈
 耳をすまして思い出して最初に聞いた Welcome」
(『誕生』より)

⇒『誕生』の記事はコチラ

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