ドラマ『やすらぎの郷』の主題歌『慕情』が出来上がるまで

2017年8月23日に発売されたシングル
『慕情』
についてみていこう。

中島みゆき『慕情』

 

『慕情』(レコチョク試聴あり)

作詞・作曲 中島みゆき
編曲 瀬尾一三

収録アルバム

『相聞』

『相聞』(レコチョク試聴あり)

中島みゆき曰く『慕情』を中心として作り上げたアルバムだそう。

タイトルを「慕情」とすると混乱が生じるために似た意味のコトバ「相聞」を使っている。

平原綾香への提供曲『アリア -Air-』やドラマ「やすらぎの郷」の挿入歌にもなった『人生の素人(しろうと)』など全10曲。

『慕情』はこのアルバムの最後を飾っている。

月
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ドラマ『やすらぎの郷』の主題歌

『慕情』倉本聰が脚本を手掛けるテレビ朝日系『やすらぎの郷』の主題歌として中島みゆきが書き下ろした曲。

産まれるまでに時間がかかった『慕情』

これまで倉本聰のドラマにはたびたび中島みゆきの曲が劇中歌として登場している。

だが、倉本聰のオファによりドラマのために中島みゆきが書き下ろしたのは今回が初。

公式に発表した中島みゆきのコメントには、

「倉本さんがね。ひと言ひと言を、命を削るようにして紡いでいらっしゃるんですから。
 そこへ徒あだや疎おろそかな歌詞など書いてはならない・・・・・・・」

とあり、だいぶプレッシャーを感じていたようだ。

2021年4月3日号の「週刊現代」では、最愛のパートナーに先立たれ1人生きることを余儀なくされたドラマの主人公に対してどんなメッセージを投げかけるべきか、歌詞が1行も進まない中島みゆきの苦悩が報じられている。

それに相まって『夜会VOL.19 橋の下のアルカディア』の準備に追われていた。

「もっと早くなりませんか?」と催促を受けつつもギリギリまで先延ばしにしていたんだとか。

レコーディングは『夜会』の後に行われ、コーラスと共に喉にムチうって歌い上げたのだ。

レコーディングはクリスマス

「ラジオ瀬尾さん」で編曲家の瀬尾一三が語るところによると、レコーディングは12
月25日のクリスマスに行われたという。

正月休みを挟むとテンションが落ちてしまうということで『夜会』を終えた直後の年内に渋谷のスタジオで収録された。

倉本聰の耳に届けられたのは翌年の2月。

スタジオに倉本聰が来て、中島みゆきと瀬尾一三立ち合いのもと初めて『慕情』を聴かせたところ、「スゴい!」と喜んだという。

台本に全て目を通して曲を作った

中島みゆきが曲作りに取り掛かるまえには、もうすでに倉本聰からドラマの台本が中島みゆきのもとに届いていた。

それも全話。

全話の台本が届くというのはめったにないことらしい。

倉本聰曰く、自分の寿命がいつ果てるかもしれない(べつに病気ではないのだが)から、周りに迷惑がかからないように急いで書き上げたとのこと。

上柳昌彦との対談で、中島は、積み重なった台本を「雪崩が起きてなんとかしてよってくらいの量」と表現している。

中島みゆきはこの全話の台本を曲を作る前にセリフを覚えるまで読み込んだという。

それを踏まえて出来上がったのがこの『慕情』なのだ。

どの回の誰が出てるシーンでもピッタリ合うような曲にするために、『慕情』だけで1年費やしてしまったのだ。

瀬尾一三のイメージ

『慕情』の編曲を手掛けた瀬尾一三は、老夫婦が手をつないで歩くようなシーンをイメージしてサウンドを作り上げていったと「ラジオ瀬尾さん」の中で語っている。

MVなんかも意識したというが、今のところ『慕情』のMVは作られていない。

中島みゆきも出演した『やすらぎの郷』

中島みゆきは、主題歌だけでなくドラマの中にカメオ出演している。

上柳昌彦との対談の中で倉本聰からメールで出演のオファが来て、第64話と70話に倉本聰と夫婦の役で映っている。

ちなみにセリフはない。

入居者たちが屋内で「やすらぎ体操」をしている前を車椅子に乗った倉本聰とそれを押す中島みゆきが通り過ぎる姿が映っている。

テレビ朝日系「グッド!モーニング」の中で、主演の石坂浩二がこのカメオ出演について触れていて、この夫婦が、「老舞台演出家」「紅白出場経験もある大物歌手」という作家倉本聰による設定が存在すると明かしている。

まんまという感じだが。

有線放送で首位

『慕情』は2017年10月18日集計分(10月6~12日)の有線J-POPリクエストランキングで1位を獲得した。

これは、2003年の『地上の星』以来の快挙で、他に有線1位を獲得した中島みゆきの楽曲は『悪女』『浅い眠り』しかない。

歌詞解釈

これまで歩いてきた歳月を振り返り、それを「慕情」と呼び、
また、

「生き残る歳月 ひとりで歩けるかな
 生き残らない歳月 ひとりで歩けるかな」

と、残りの目の前の人生にも目を向けている。

人間の一生を捉えた、ドラマの趣旨にピッタリの曲だ。

『慕情』のみんなの感想

『慕情』はこんな時に聴こう

これまでの人生これからの人生を考える時に『慕情』を聴こう!

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