1976年4月25日に発売された1作目のアルバムに収録されている
『ひとり遊び』
をみていこう。
中島みゆき『ひとり遊び』
作詞・作曲 中島みゆき
編曲 西崎進
収録アルバム
『私の声が聞こえますか』
1976年4月25日に発売された中島みゆきの1作目のオリジナルアルバム。
デビューシングル『アザミ嬢のララバイ』、セカンドシングル『時代』がアレンジを変えて収録されている。
まだ初期の初々しい歌声が特徴的な全12曲。
『ひとり遊び』は8曲目に収録されている。
ライブのMCで語られた『ひとり遊び』
1976年10月31日に行われた近畿大学工学部大学祭に出演した中島みゆきは、『ひとり遊び』を歌う前にMCで以下のように語っている。
「群れの中に入れる人と群れの中にいつまで経っても入れない人とそういう人って世の中に2通りいるんだと思う。
群れの中に入れる要領のいい人ってのはいつでも友達がたくさんいて、要領の悪い人ってのはいつまで経ってもひとり。
「私は群れの中にいるんだ」って思っててふと気づいたら、みんな誰もいなかったってことないですか?」
1994年1月10日にNHK衛星第2で放送された「中島みゆき3Daysもっとみゆきと深い仲 第一夜」の中でも似たような中島みゆき語録が引用されている。
「近所の子供たちみんなで、縄跳びをしているでしょ。それを見ていて、入りたいと思うの。
それでどうしたらいいか考えて、声をかけようと思ったときに縄跳びは終わっていたりするの。
そんなとき、自分に悔しかったけどね」
中島みゆきは、ずいぶんとマイペースな子供だったようだ。
周りから「とろ(「トロい」という意味)」というあだ名をつけられ、後にそれを歌にもしている。
周りのペースについていけず、1人取り残されてしまうというケースは多々あったと容易に想像できる。
「ひとり遊び」に甘んじるしかない幼い頃の中島みゆきがこの歌から透けて見える。


本人映像
『夜会VOL.3 KAN(邯鄲)TAN』
夢の中で少女から老婆までの一生を生きるストーリー。
1人放り出され途方に暮れている少女の立場で『ひとり遊び』が歌われている。
夕日が差す演出がまた孤独感をいっそう強めている。
歌詞解釈
夕暮れ時、地面に差す自分の影を相手に鬼ごっこをして遊ぶ。
誰もが一度はやったことであろう影との戯れの中に、中島みゆきは寂しさを見出している。
「日も暮れるころ あたしは追いかけるよ
独楽を抱えた 影のあとをね」
『ひとり遊び』のみんなの感想
中島みゆきの「ひとり遊び」って曲はじめて聴いたけど、ぞくっとした。怖すぎだろ
— (◎¥◎) (@moro_gimi) May 5, 2018
いま立ち寄ったコンビニで中島みゆきの『ひとり遊び』が流れてました…ふふ…最高…
— 五十鈴ねこ (@cloches_) November 25, 2015
中島みゆきの「ひとり遊び」絶賛リピート中。寂しいけど良い歌です。
— もぷ子/mopuko (@mopuing) November 5, 2011
なぜか頭の中で中島みゆきの「ひとり遊び」が流れる。大丈夫、まだがんばれる
— 出羽P (@anshifel) March 10, 2011
悲しい歌だな…
#NowPlaying ひとり遊び – 中島みゆき
— KlovesU (@koutulala) October 11, 2013
『ひとり遊び』はこんな時に口ずさもう
周りを見渡して、いるのが自分の影だけだった時は、『ひとり遊び』を口ずさもう。
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